和の魅力にあふれた癒し系パズル
イギリスの開発スタジオが、日本の折り紙に魅了されて開発した本作。
タイトルのとおり「紙」を題材にした内容となっており、紙の質感や色彩などがリアルに表現されている。
パズルの盤面は小さな三角形が集まってできたもの。タップした場所が徐々に違う色に“めくれて”いく
最短の手数で紙を1色に染め上げていく
パズルのルールは単純明快。画面内の色紙を、できるだけ少ない手数で、1色に染め上げていくというものだ。
画面下の色をタップして選択し、画面内の1色に触れると、その部分が染まっていく。1回染めるたびに残り手数が減っていく
手数の制限は最短の数値が設定されているので、途中に無駄があるとクリアできなくなってしまう。先を見据えた最善の手を考える必要がある。
手数が0になった時点で1色になっていれば、ステージクリア。2色以上残っているとNGだ
100種類以上のステージで、さまざまな色に染まった盤面を1色にしていくのだが、クリア実績などのやり込み要素も存在する。
ステージが進むほど色の数や手数が増えていく。中には最短で10手以上かかるような難関も……
無料でどこまでも楽しめる!
シリーズ2作目となる本作。前作はステージをいくつかクリアすると、以降は課金が必要となっていたのだが、今回は無料でどこまでもプレイ可能。
自分でパズルの盤面を作成できるモードなども追加されており、遊びやすく進化したものとなっている。
課金要素はクリアへのヒント権を購入するという形式。それだけ歯ごたえのあるステージが待ち受けているのかもしれない
各色をブロックとして区切って考えよう
ステージクリアのポイントは、1手で染め上げられる範囲を1つのブロックとして区切って考えていくこと。
まずはブロック数の少ない色を優先的に染め、色の数を減らしていくのがいいだろう。
画像の場合は赤ブロックが3つ、緑ブロックが2つ、白ブロックが1つとして見る。白なら1手ですべて消すことができる
序盤はこれでクリアできるのだが、中盤以降は「その色を消すためにまずはここを染める」といった準備も必要となってくる。
消したい色に接地した場所が多いブロックに注目してみよう。
赤のブロックが3つと最も少ない。これを1手で消すために、まず青で囲んだ場所染めていく
パズルを自作して世界中に公開できる
編集モードでは、自分でパズルの盤面を作ることができる。少し角ばってしまうが、どんなものでも自由に描くことが可能だ。
「パズルエディター」で、思い思いのパズルを描いていく。使える色のセットは1つだがその種類はかなりのもの
パズルを作り終えたら、これをゲーム内で公開することもできる。
もともと海外のゲームなので、プレイヤーも多国籍。世界中に自慢の作品を共有してみよう。
もちろん、ほかのプレイヤーが作ったパズルを解くことも可能。すでに力作が並んでいる
海外の作品なのに和を感じられる
本作にはBGMなどは一切なく、唯一紙の擦れる音だけが聞こえる。
静寂に包まれたお寺の一室で折り紙をしているような、不思議な感覚になれるほどの雰囲気だ。
開発側の、和へのこだわりやリスペクト具合が伝わってくる内容で、海外より見たからこそわかる日本の魅力を感じることができた。
爽快感のなかに癒やしも感じられる作品。日常に疲れた方はぜひプレイしてみてほしい。
- 使用した端末機種:iPhone SE
- OSのバージョン:iOS 10.0.2
- プレイ時間:約2時間半
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.4
- 課金総額:0円
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