ディズニー タッチタッチ【ゲームレビュー】

『ディズニー タッチタッチ』は、ディズニー作品の名シーンを使ったまちがい探しゲーム。直感的で誰でもわかるシンプルな内容ながら、時間を忘れて遊んでしまうようなテンポのよさと、大人でも楽しめる歯ごたえのある難易度が特徴だ。

アナ雪や美女と野獣などディズニーの名シーンが勢ぞろい

2枚のよく似た絵から、違っている部分を探し出す「まちがい探し」は、子どもから大人までが一度は触れたことがあるパズルだろう。

本作は、一世を風靡した『アナと雪の女王』や、日本でも実写映画が公開されたばかりの『美女と野獣』など、名作ディズニー映画のワンシーンを切り取った絵を使って、まちがい探しをするというゲームだ。

幼児向けという印象が強いまちがい探しだが、サクサクと進められるテンポのよさと絶妙な難易度で、大人まで楽しめる作品となっている。

オーソドックスなステージクリア型のゲームになっており、ステージをクリアしていくことでMAPに城や花などの線が描かれ、色が付いていく。ステージが進むにつれてクリアの難易度が上がっていく

あらすじ

図書館を襲った謎の嵐によって、ミッキーマウスのお気に入りの本がおかしくなってしまった。

プレイヤーはミッキーマウスとともに、魔法のえんぴつを使って本を元の姿に戻していくことになる。

謎の嵐が、ディズニーの名作を描いた本を巻き込んでいく

オープニングではミッキーマウスがフルボイスでしゃべる!

収録されているディズニー作品

  • ミッキー、ドナルド、グーフィーの三銃士
  • アナと雪の女王
  • リロ&スティッチ
  • 美女と野獣
  • ズートピア
  • リトル・マーメイド
  • 塔の上のラプンツェル
  • モアナと伝説の海

用意された多彩なパズル

本作には、ただのまちがい探しだけではなく、10種類のタイプのパズルが用意されている。

  • ノーマル:2枚の絵の違っている部分を見つける、普通のまちがい探し
  • ピース:バラバラになった左右の絵のピースから、同じ部分のものをタッチする
  • スクラッチ:右の絵を隠しているスクラッチシールをこすり取ってから、まちがい探しをする
  • ミラー:鏡のように左右で反転した2枚の絵からまちがいを探す
  • スピード:一定時間で切り替わる絵からまちがいを見つける
  • ネクスト:絵の中に隠されたまちがいをすべて見つけ、「NEXT」をタップして次の絵に進む。まちがいが残っていた場合はペナルティが発生する
  • ズーム:左に拡大されて表示された絵の一部分が、右の絵のどの部分のものか当てる
  • スクロール:上から流れていく絵のまちがいを見つけていく
  • ターン:バラバラになった絵を、タッチで回転させて正しい形に直す
  • セレクト:右に表示された4つの絵の中から、左の絵と同じものを選ぶ

「スクロール」のステージでは、連続してまちがいを見つけることで、まちがいの部分が点滅して見つけやすくなるフィーバータイムが発生する

筆者が特に難しいと感じたのは「ズーム」。雲ひとつない空を拡大されても……と思ったが、ときどき拡大率が変わってくれるので、待っていると少しわかることも

ゲームを進めていくと、「ピース+ミラー」のように複数のゲームタイプが混ざっているステージも出てくる

もし難しい問題に当たってしまい、行き詰まってしまったときにうれしいのが、えんぴつのスキル。

問題を解いてゲージをためていくことで、以下のような効果のスキルを使用できるようになる。

  • HINT:問題の中のまちがいを教えてくれる
  • STOP:一定時間、タイムの進行を止める
  • SKIP:問題をスキップして次の絵に進む

スキルは3秒以内に選択しなければならない

そのほかにも、問題が長時間解けない状態が続いていると、えんぴつが自動的にまちがいをひとつ見つけてくれるヘルプ機能が発動する。

ヘルプ機能が発動すると、まちがいのある場所がキラキラと光る。どうしても解けなくて、手も足も出ないときにうれしい

キャラクターのえんぴつをコレクション!

本作の大きな要素として、ゲーム中にスコアや制限時間にボーナスを受けられる「魔法のえんぴつ」がある。

魔法のえんぴつは、さまざまなスキルを持ったキャラクターえんぴつに変身できる。Magic Roomでコインと引き換えにランダムで、ミッキーマウスやドナルドダックなど、ディズニー作品のキャラクターえんぴつに変身できるシールを入手できるようになっている。

それぞれにレベルとスキルがあり、レベルは高くなるほどクリア時のスコアにボーナスが得られるようになっている。

スキルはキャラクターえんぴつごとに異なり、ゲームタイプによってスコアにボーナスを得られたり、制限時間が延長されたりするなどの恩恵を受けられる。

例えばミッキーマウスのえんぴつなら、「スクロール」のステージをクリアした時のスコアにボーナスが得られるほか、制限時間が伸びる

また、キャラクターえんぴつは元となったキャラクターが登場する本のステージでしか使用できず、キャラクターえんぴつを入手すると、そのキャラクターが登場する作品のまちがい探しを遊ぶことができる。

キャラクターえんぴつがない場合も、ゲームを進めていくと順次新しい本を遊ぶことができるようになる。

筆者はさっそく事前登録特典のダイヤをコインに交換し、エルサのえんぴつをゲット! これで『アナと雪の女王』のステージが遊べるようになった

まちがい探しに役立つチェックポイント

ある程度進んでくると、隠されたまちがいも細かい内容となってくるため、なかなか見つけ出すのがむずかしくなってくる。

そんなときのために、最初からプレイできる「ミッキー、ドナルド、グーフィーの三銃士」を例に、筆者がまちがいを探す際にチェックしているポイントを紹介しよう。

ステップ1:まちがいが頻出するのはキャラクターの表情や衣装

本にもよるが、まちがいが出やすいポイントはある程度決まっている。

まず大きくわかりやすいのは、キャラクターの表情や服装。絵を見た瞬間に、以下のようなポイントは真っ先にチェックしておこう。

  • キャラクターのまぶた
  • キャラクターの口元
  • キャラクターの衣装の模様

目をつむっていたり、口の開け方が違ったりと表情が違うパターンは多いので、まずはここからチェックするといい

ステップ2:違和感なく描き足されているものに注目

キャラクターの表情や衣装に注目したら、次は絵の中にある物に注目しよう。

絵の中に出てくる花や蝶々などは、元の絵に描き足されたものである可能性が高い。これらは、違和感なく溶け込んでいることが多いため、うっかり見逃しがち。

これはほかの本のステージでも言えることなので、世界観にマッチしすぎている物が出てきたときは疑ってかかるようにしよう。

蝶々など、一見して違和感のないものには注意が必要だ

例えば『アナと雪の女王』のステージに出てくる雪の結晶などにも要注意

ステップ3:背景の模様や窓の格子に注目

まちがい探しで見つけるのが特に難しいのが、微妙な背景の違い。背景に描きこまれた線や模様の有無などは、注意して探さないとなかなか見つからない。

背景の違いは、意外と見落としがち。HINTやヘルプ機能を使ってようやく気付くなんてことも少なくない

そこで、ステップ2までチェックしたうえで、まちがいが見つからないという場合は、背景の以下のような場所を確認してみよう。

  • 窓の格子
  • 絨毯の模様
  • 雲や月、星の位置
  • 木の形や位置
  • 建物の高さ

この順番でチェックしていけば、まちがい探しのスピードが大幅に上がるだろう。

じゅうたんの模様などはうっかり見落としがち。どこか欠けている場所がないか確認しておこう

ウィークリーカップに挑戦して腕試し

ウィークリーカップは毎週月~日曜日の7日間で開催される、各日のベストスコアの合計を競うイベントだ。

ゲームタイプは、月曜日と日曜日はノーマルタイプである以外は日替わりとなっている。

報酬として、称号として名前の横に表示できるクリップや、Magic Roomでえんぴつを引けるコインが入手できる。

日替わりのボーナスチャレンジもあるので、毎日プレイして報酬を集めていこう

ハイスコアを出すためには、まちがい探しのスピードだけでなく、えんぴつのレベルも不可欠。根気強くレベルを上げる必要があるだろう。

かなり歯ごたえのあるまちがい探し

本作は問題の難易度がかなり絶妙で、ゲームをプレイする際に必要なハートがなくなり、ダイヤで交換してしまうなど、すっかりハマってしまった。

ステージによっては最高評価の星3でクリアするとダイヤなどが手に入るのだが、なかなか星3まで届かず、とても悔しい!

また、ディズニー作品の世界を思い出させてくれるのも楽しいポイント。

そこまでディズニーファンというわけではない筆者だったが、本作をプレイした今、実写版の『美女と野獣』を観に行こうかなんて考えてしまっている。

子どもから大人まで、年齢を問わないゲーム性がまちがい探しの魅力。大人では気づかないようなまちがいを小さな子どもが見つけることもあるだろう。

一緒に協力しながら、本作を遊んでみるのもいいかもしれない。

  • 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
  • OSのバージョン:Android 6.0.1
  • プレイ時間:約2時間半
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.16
  • 課金総額:0円

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