モード切り替えによる高いパズル性とアクション性が魅力
『Adventures of Pip』は、全体的にはかわいらしいビジュアルデザインながらも、中身はかなりシビアなアクションゲーム。ファミコン時代を彷彿とさせる、やられながら覚えていくゲームデザインだ。
シビアなアクションと高いパズル性
見た目はファミコン時代のかわいらしいドット絵アクションゲームのようなのだが、難易度は非常にシビア。特に、地形がパズルのように構成されていて、壁に張りつけるドット絵状態と、狭い隙間を抜けられるピクセル状態を使い分けねばならず、高い反射神経と判断力が求められる。1章の後半から、すさまじい「地形ゲー」ぶりを発揮してきて、初見ではまず突破できないようなステージばかりとなっている。
やられてしまうと、ステージ各所にあるチェックポイントまで戻されてしまうので、やられた後の無敵時間を使ってゴリ押し……のようなこともできない。あくまで、知識と技術で突破することが求められるのだ。
やられながら地形を覚えよう
ぜひ見直してほしい操作性まわり
いろいろよくできているゲームではあるのだが、残念なのが操作性。App Storeのダウンロードページには、「FULL CONTROLLER SUPPORT!」とあるため、コントロールパッドでのプレイを前提としているのかもしれないが、iPhone上だとジャンプ・変身ボタンが小さく、非常に操作ミスが起きやすい。
難易度が高いゲームであるため、やられる回数も多いのだが、操作ミスでやられてしまうのはストレスが大きい。ステージギミックがよくできているだけに、非常に損をしてしまっているように感じる。せめて、セッティングからもう少し細かく変更できるとよかったのだが。
指が太い人は人差し指でプレイ
ジャンプ・変身ボタンがかなり小さいため、指が太い人は親指で押そうとすると特に操作ミスが起きやすい。思うように操作ができない場合は、面積の小さい人差し指でボタンを押してみてはいかがだろうか。
じっくりアクションゲームが遊びたい人にはおすすめ
操作性に難はあるものの、全体的には非常に練って作られているアクションゲーム。昔ながらの、やられながら覚えていくゲームが好きな方にはかなりおすすめのタイトルだ。巨大なボス戦もあり、手ごたえは満点。骨太なアクションゲームを、ぜひご堪能あれ。
- 使用した端末機種:iPhone 6
- OSのバージョン:iOS8.3
- プレイ時間:約4時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0
- 課金総額:0円
(c) Tic Toc Games LLC