僕の釣り物語【ゲームレビュー】

BTD STUDIOからリリースされた『僕の釣り物語』は、シンプルな操作ながらもダイナミックな駆け引きが楽しめる、爽快な釣りアクションだ。シンプルなだけに、中毒性のある面白さを秘めている。

ヌシを目指してひたすら釣りまくれ!

ゲームの舞台は、釣り人たちが集まるとある港。プレイヤーは新人の釣り人として、世界中のさまざまな釣り場に挑戦していく。

本作はステージクリア式になっていて、各釣り場で一定数の魚を釣るとヌシが出現。

手ごわいヌシを釣り上げれば、ステージクリアとなり次の釣り場に進めるようになる。

プレイヤーは案内人の「アクア」とともに、世界中のさまざまな海や川で釣りをしていく

プレイヤーのアバターは男女から選択でき、服装も自由に設定できる。ロックされているアイテムは、課金アイテムのブルーダイアで開放する仕組み。最初に設定した後も自由に変更が可能だ

直感的に操作しやすい!

操作は非常にシンプルで、まずルアーを投げ、着水したポイントから釣り開始。

タイミングよく投げるほど遠くまで飛ばすことができ、距離が遠いほどレアな魚が出やすくなる。

ルアーの投擲はタイミングが命。山状になった部分の頂点に近いほど、遠くまで飛ばすことができる。慣れれば、ほぼPERFECTを出すことも可能

遠くに投げるほど大物が出現しやすく、まれに「超大物」が現れることも

ルアーの着水後は、リールの操作画面に切り替わる。

画面タップでリールを巻き、画面を下にスライドすると、速く巻き取る。

しかし無理にリールを巻きすぎると、糸のテンションが上がって切れてしまう。

適度に指を離し、テンションを調整していくのが重要だ。

いろいろ表示があるが、基本操作は画面のタップ、下へのスライドのみ。糸のテンションを見て、適度に指を離そう

3秒ほどリールを連続で巻いていると、ゲージがたまる。この状態で画面を右にフリックすると、電気ショックが発動!

釣り上げた魚は、サイズに応じてランクが表示され、ランクが高いほどたくさんの経験値がもらえる。

「調べる」(解体してアイテムを入手)か「冷蔵庫」(保存して調理に使うかマーケットに出品できる)を選べるので、目的に応じて決定しよう。

また、ワールドベスト記録がどれくらいかも確認することができ、自分がベスト記録を出せれば全プレイヤーに自分の名を知らしめることも可能!

今回釣れたのは、平凡なサイズのタナゴ。ワールドレコードを取るには、相当遠くまでルアーを投げる必要がありそうだ

本作にはスタミナという概念がないのだが、釣りをするには1回につきルアーを1つ消費する。

このルアーは釣りショップで購入でき、入荷にはリアル時間の経過が必要。これがスタミナの代わりになっているという仕組みだ。

ルアーは淡水用と海水用があり、ステージによって必要な種類が異なる。

入荷時間もルアーによって違い、レアな魚が釣れるルアーは入荷に30分も掛かる。小まめに釣りショップをチェックして、もらさず購入しておこう。

ルアーには淡水用、海水用の区分が存在し、ルアーの種類によっても釣れる魚の種類が変わる。釣りを始める前によく確認しておこう

ヌシ出現ミッションを達成していこう

本作にはさまざまなステージが登場し、各ステージにはボスである「ヌシ」が待ち受けている。

ヌシは各ステージで決められた魚を一定数釣ると出現し、ヌシを釣り上げることができれば次のステージへ進むことができる。

「四季彩 日本ゾーン」からスタートし、「滋賀県 琵琶湖」でオオクチバスを釣れば次の「南の楽園ゾーン」に進むことができる

ヌシに挑戦するには、「ヌシ出現ミッション」を達成する必要がある。ルアーを確認して、目的の魚が釣れるかチェックしておこう

ヌシに挑戦するときは、1vs1のバトルになり、ほかの魚は出現しない。

しかしヌシは非常に手強く、しっかりステータスを強化していないとすぐに逃げられてしまう。

ショップでできる「特訓」で、テクニックを中心に上げておこう。

ヌシ出現時はアラートが鳴り、緊迫感あふれる戦いになる。一瞬でも気を抜くとすぐに逃げられてしまうので、集中して挑もう

琵琶湖のヌシであるブリは、5WAVEもあり長期戦になる。ブリに限らず、ヌシは全体的にWAVE数も多く設定されている

港でステータスを強化!

ヌシはもちろんのこと、本作の魚は活きがよく、全体的に手強い。

港の施設でしっかりとステータスを強化しておこう。

港の構成もシンプル。何もないところをタップすると、「マイルーム」などのメニューが表示される

主な港の施設

  • 釣りショップ:プレイヤーの能力を上げる特訓や、ルアーの購入ができる
  • ビストロ:一定時間ごとにコインを回収できるほか、特定の魚を組み合わせて「調理」することで大量のコインが得られる
  • 釣り人協会:クエストを取り扱っている。また、「釣り人ランキング」で全国のランキングも確認できる
  • マーケット:他のプレイヤーが出品した魚を購入できる。自分で出品することも可能
  • マイルーム:装備や魚の管理、特訓ができる

このほかにも、プレイヤーレベル(=ランク)が上がることで開放される施設もある。

釣りショップとビストロはアップグレードすることができ、釣りショップは特訓で上げられるステータスの最大値、ビストロは1時間あたりの売上をアップさせられる。

両方とも重要なので、施設のグレードアップは優先してやっておこう。

なお、グレードアップする際にもリアル時間の経過が必要。これも、ブルーダイヤを使えば一瞬で完了できる。

特に、釣りショップのグレードアップは意識して進めよう。特訓は、テクニックを上げることで魚に逃げられにくくなる

マイルームでは、装備の変更ができる。本作では特にテクニックの数字が重要なので、装備品もテクニックがアップするものを中心に選んでいこう。

装備品は、主にガチャで入手するほか、魚を解体したときにもまれに手に入ることがある。

装備品について

  • ルアー:魚を引き寄せるためのルアー。海水用、淡水用の2種類があり、ルアーによって釣れる魚の種類が異なる
  • 釣りざお:装備するとパワーが上昇。釣り竿によっては素材ドロップ率アップなどの特殊効果があることも
  • リール:テクニックに影響。魚の釣れやすさにダイレクトに影響するため、優先して育てたい
  • アクセサリー:ステータスアップ効果があるオプション。3つまで装備できる

装備はルアー、釣りざお、リールを1つずつ、さらにアクセサリーを3つまで付けられる。テクニックが上がるアクセサリーをまとめて装備しておこう

マーケットはほかのプレイヤーが出品した魚の購入や、自分で釣った魚の出品ができる、市場のような場所。

主にビストロで必要な素材の確保に使うので、カジカやイワシなどの魚を出品しておくといいだろう。

出品の際は、自分で価格を設定することができ、誰かが買ってくれれば設定した額のコインを入手できる。

逆に、売れずに一定時間が経過してしまうと、その魚の最低出荷額分のコインだけがもらえる。

売れるだけでもうれしいので、なるべく安く、多く売りたいところだ。

試しにドジョウやスズキを出品してみたところ、全部ほかのプレイヤーが買ってくれた。買ってくれたプレイヤーに対しては、売買履歴から「ありがとう」を贈ることができる

気楽にずっと遊んでいられる!

釣りという誰でも知っているスポーツが題材で、ややこしい要素もないので、難しく考えず気楽に楽しめるのがうれしい。

釣りのシーンはダイナミックなアクションを味わうことができ、魚が釣れたときは爽快感満点。

シンプルだがわかりやすい面白さを持っているので、複雑なゲームに疲れた方はぜひ本作をまったりとプレイしてみてほしい。

  • 使用した端末機種:iPhone 6s
  • OSのバージョン:iOS 10.3.1
  • プレイ時間:約4時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.1
  • 課金総額:0円

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