テニスとゲームの面白さが融合したハイブリッドアクション
本作は「Havok」という物理エンジンを通して作成されており、ボールの動き、ショットの飛び方などが、現実に近い挙動を再現するようになっている。
美麗なグラフィックで描かれたキャラクターのリアルさも相まって、本物さながらのテニスを楽しめるところが魅力だ。
試合中の操作は、画面下のバーチャルパッドをスワイプや長押しすることで行う。
慣れるまではなかなか大変だが、自由にテクニックを駆使できるようになれば、試合に没頭できるようになる。
スワイプしたままボールに近づくと、大きさの異なる2種類の円が表示されるようになる。
外側の水色の円が徐々に狭まってくるので、内側の円に重なったタイミングで指を離すとショットを打ち返すことができるようになる。
また、画面に触れている間は、内側の円の中の黄色いゲージが徐々に増えていく。ゲージがたまった状態で指を離すほど、強力なショットを打つことができる。
ただ打ち返すタイミングを逃すと、ボールを空振りしたり、変な方向に飛んでいってしまう。
まずは水色の円に注目して、適切に打ち返すことを目標にしてみよう。
3キャラクターを交代させながら1試合を戦う
ゲームモードはいくつかあるが、試合の形式はすべてワンゲームマッチ。最大3人のキャラクターを交代させながら、勝利を目指すことになる。
特徴的なのは、各キャラクターに「HP」というRPGのような概念があるところ。
これは選手のスタミナを表しており、ラリーをしているうちに徐々に減っていく。
HPが減るにつれて、移動速度やショットの精度などが下がってくるので、疲れている選手を交代させるタイミングも重要だ。
HPの減り具合が交代の基準にはなるが、スタミナのある選手で相手を削ったり、疲れている相手にサーブが得意な選手を出したりと、状況に応じて利用することも可能。
3人をどの場面で投入していくかという戦略も、勝敗を分けるポイントの1つといっていいだろう。
ちなみに、キャラクターやスキルを手に入れるためのコインが、本作における課金要素となっている。
勝負どころでスキル発動!
キャラクターにはスキルをいくつかセットすることができ、試合中にプレイヤーの任意で発動させることができる。
高速ショットや相手のHPを大幅に削れるショットが多いので、確実にポイントをものにしたい場面で使える、必殺技のような役割になっている。
コートの中央に陣取ろう
本物のテニス同様、ボールをいかにいい態勢で待ち構えるかは本作でも重要となる。
そのため、相手のショットを待つ位置は、さまざまなコースのショットに対応しやすいコートの中央であることが望ましい。
ボールを打ち返した後は、素早くコートの中央に移動することを心がけていこう。
ショット中は長押し状態になるため、移動時もスワイプしっぱなしになりがち。
意図した方向に動けないと感じたら、いったん指を離してみるといいかもしれない。
テニスらしさとゲームらしさが楽しめる
本作はグラフィックなどを見るとリアル志向なスポーツゲームに見えるのだが、HPやスキルがあることで、ゲームらしい楽しみ方も味わえる。
コースの打ち分けやフットワークといったテニス的な戦略と、交代やHPを削るといったゲーム的な戦略を合わせて戦うところが、非常に面白いと感じた。
手軽に操作できるUIとは言い難いが、慣れて意図どおりのコースへショットが打てたり、ここぞというタイミングでスキルを使うことができるようになると、かなり楽しめる。
ワールドワイドな作品でもあるので、日本人がまだ成しえていない、テニス界の頂点を狙ってみてはいかがだろうか。
- 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
- OSのバージョン:Android7.0
- プレイ時間:約2時間半
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.6.406
- 課金総額:0円
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