『RaveStreet』を先行プレイ! 車のカスタマイズが超多彩なレースゲーム【ゲームプレビュー】

HAUTECOUTURE(オートクチュール)の新作『RaveStreet』は、車の多彩なカスタマイズと、レースシーンの独特な操作が特徴のレースゲーム。車のパーツは細部までチューニング可能で、車好きにはたまらないタイトルとなっている。今回は、Androidの先行配信版でのレビューをお届けしていこう。

愛車を好きなだけいじれる斬新レースゲーム!

『RaveStreet』は、犯罪が渦巻く危険な近未来を舞台に、世界最速を目指してひたすら1対1のレースをしていくタイトルだ。

見た目はオーソドックスなレーシングゲームだが、コーナリングのシーンの操作が独特で、インパクト満点!

また、車のホイール幅や角度、車高など細かい部分までチューニングすることができ、スマホのレースゲームでここまでいじれるのはそうそうない。

車好きのツボを押さえた、作り手の意気込みが感じられる作品である。

直線のシーンは、画面タップでアクセルとシンプル。直線に関しては実にわかりやすいのだが……

コーナーに入るとシーンが切り替わり、リズムゲームのような形式に。矢印の向きに合わせて、ひたすら画面をフリックしていく

先行配信版では、「チノ」や「メテオ」など5種類の車を最初から使うことができる

スマホ向けに大胆な工夫がされたレースシーン

本作のレースは、直線とコーナーで画面が切り替わるのが特徴的。

直線は、画面をタップするとアクセルを踏むというわかりやすい形式だが、コーナーに入ると、出てきた矢印に合わせて画面をフリックするというミニゲーム的なシーンに突入する。

最初は戸惑うかもしれないが、慣れてくると音ゲーのような感じで爽快にステアリングできるようになる。

コーナーでは、正確にたくさんフリックできれば、スピーディーなコーナリングが可能。「BOOST+++」が出ると気持ちいい!

スタートシーン

スタートと直線のシーンは、シンプルでわかりやすい。

スタート時は、画面にタコメーターが現れ、アクセルを踏む(画面タップ)と目盛りが上がっていくので、カウントゼロのときに「Perfect」になるようタイミングを合わせる。

タイミングが合っていれば、「ロケットスタート」になり大きく加速できる。

タコメーターの「Perfect」の幅は車ごとに異なる。こちらの「ビッグバード」は幅が狭く、かなり上級者向けだ

うまくPerfectに合わせることができれば、ロケットスタートが発動!

直線シーン

直線は、画面をタップしたままにしてアクセルを踏み続ければいい……のだが、本作は「発熱量」という概念があり、これが100%になるとマシンがオーバーヒートを起こしてしまう。

レア度が低いエンジンだと特に起きやすいので、発熱量を確認して逐次アクセルを離す必要があるわけだ。

アクセルを踏んでいる間は、少しずつ発熱量も上がっていく。100%にならないよう調整していこう

オーバーヒートすると、冷却が終わるまでほぼ加速できない。致命的なタイムロスになってしまう

コーナーシーン

コーナーの付近に突入すると画面が切り替わり、一定時間方向を示す矢印が出てくる。

これに合わせて画面をフリックするとドリフトゲージがたまっていき、ゲージ量が多いほどスピーディーにコーナーを抜けられるという仕組みだ。

ゲージを満タンにできれば、ほぼ減速せずにコーナリングすることができる。

フリックする時は、タイミングなどに制限はなく、方向さえ合っていればOK。とにかく正確にフリックして、たくさんゲージをためていこう

フリックの向きが合っていれば「PERFECT!!」と表示され、ドリフトゲージが増加。写真のように満タンになっていれば、華麗なコーナリングを決められる!

愛車を好きなだけチューニング!

トップ画面の「CUSTOMIZE」からは、車のさまざまなセッティングができる。

パーツを交換してパワーアップするだけでなく、ボディのペイントやホイールの細かい調整まで自由自在。

愛車を心ゆくまでいじり倒すことができるのだ。

こちらはカスタマイズ画面トップ。視点を変更して、好きな角度から愛車を眺めることができる

「パフォーマンス変更」からは、エンジン、タイヤなどのパーツを変更する。

各パーツはガチャで入手するほか、レースに勝ったときに報酬でもらえることもある。

先行配信版で見た限りでは、基本的にレア度の高いパーツを装備しておけばOKなようだった。

レア度が高いパーツはステータスが軒並みアップするため、かなり強力。全部位を星3以上のパーツで固めると、超高性能なマシンになった

外見の変更やパーツの微調整は、「エクステリア変更」から行う。

  • ボディ:ヘッドライトやボンネットにパーツの取り付けを行う
  • ビジュアル:カラーの変更やステッカーの取り外しができる
  • セッティング:ホイール幅や角度の調整、ブレーキ径の変更などができる

特に驚いたのが「セッティング」の項目で、あまりの設定の細かさに、コアなカーマニアではない筆者は度肝を抜かれてしまった。

ビジュアルでは、カラーなどが自由に変更できる。スポーツカーを女性的なカラーにしてしまう、ということも可能である

セッティングからホイール深度やブレーキ径もいじれるのだが、正直レースにどのように影響してくるかわからない……!

カスタマイズの項目については、車好きの方々にも満足してもらえること請け合いだ。

プレイヤーをスキルでサポートする「エージェント」も登場!

本作にはプレイヤーをサポートする「エージェント」というキャラクターも登場する。

エージェントはパーツと同様、ガチャで入手することができ、レア度が高いエージェントほど高性能。

レース中のさまざまなシーンで発動する「スキル」を使って、プレイヤーを助けてくれる。

エージェントは、3人のチーム制。それぞれにステータスが設定されていて、チームに組み込んでいるとマシンのステータスが上昇する

スキルは、「レースの序盤」「カーブを抜けたあと」など発動タイミングが設定されている。こちらも、さまざまな組み合わせが考えられそうだ

4つのモードでボリューム満点!

本作は、メインとなる「STREET」を含め、全部で4つのモードがある。

  • STREET:ステージをクリアして、レイブストリートのトップを目指していく
  • SPECIAL:パーツや強化用アイテムが手に入るレースがプレイできる。レースは日替わりで変更
  • PvP RACE:ほかのプレイヤーの車とレースして、スコアを獲得していくモード。スコアに応じて豪華な報酬がもらえる
  • EVENT:期間限定のさまざまなイベントレースがプレイできる。先行配信版では準備中

「SPECIAL」はほかのゲームでいう曜日ダンジョン的な位置づけで、曜日ごとにエンジンが手に入るレースやタイヤが手に入るレースがプレイ可能。

「PvP RACE」は、PvPとは付いているものの、相手の車を操作するのはCPU。「短距離」「長距離」「ドリフト」の3種類のコースで対戦し、勝利すればスコアが獲得できる。

今回プレイした先行配信版では「EVENT」のレースは準備中だった。正式版に期待しよう。

メインになるのはSTREET。ひたすらステージをクリアして、トップを目指していこう

STREET

STREETの各ステージは5つのコースで構成されていて、コース1をクリアすると、コース2が出現する。1つずつ順番にクリアしていこう。

また、難易度が「EASY」「NORMAL」「HARD」「EXTRA」の4つもあり、ボリューム満点。難易度を上げるともらえるアイテムも豪華になるので、やり込み度も高い。

画面右下の枠をタップすると、難易度を切り替えられる。難易度を上げると、消費スタミナもアップする

SPECIAL

本来は日替わりでレースが入れ替わるのだが、先行配信版では特別に全コースがオープンしていた。

エンジンなどのパーツに加えて強化用の素材アイテムも手に入るので、マシンの育成には欠かせないだろう。

こちらも難易度によって入手できるアイテムが変わり、難易度が高いコースほど報酬で強力なアイテムがもらえる。

先行配信版では、豪華に全コース開放中。ガス(スタミナ)無償サービスも実施中なので、パーツ集めがはかどる

難易度ハードのコースをクリアしてみたところ、エンジンのパーツが3つもドロップ。先行配信版でのサービスかもしれないが、これはおいしい

PvP RACE

ほかのプレイヤーの車とレースをして、獲得スコアを競っていくモード。

レースに勝利すればスコアが獲得でき、達成スコアに応じて豪華な報酬がもらえる。

プレイするためには、「挑戦権」が必要で、挑戦権はガスと同様に時間で回復していく。

まずはプレイするコースを決める。コースによって消費する挑戦権の数が異なり、「ドリフト」は挑戦権が3つも必要だ

レースに勝つごとにスコアが獲得でき、一定のスコアに到達するごとに報酬がもらえる。課金アイテムのダイヤがもらえるため、やりごたえ満点だ

車好きには確実に刺さる良作レースゲーム

先行配信版ではチュートリアルがなかったため、はじめはコーナーでの操作がわからず戸惑ったものの、慣れればほぼ毎回「BOOST+++」が出せるようになった。

カスタマイズの奥深さ、パーツやエージェントの組み合わせによるやりこみ要素もあり、長く遊べそうな良作だ。

また、音楽もかなりこだわっているようで、ぜひ音ありでのプレイを推奨したい。

ホーム画面のメニューにある「ジュークボックス」から好きなだけBGMを聴くことができるので、しばらく聴き込んでみるのもおすすめだ。

ジュークボックスからは、重厚なメタルや軽快なテクノが流れる。知らないアーティストばかりだったが、聴き心地はなかなかよかった

Androidは先行配信版がプレイ可能!

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