“いったん落としてスペースに出す”がプレイヤーの意図どおりにできる!
キューブ型アバター「キュービー」を操る最先端デジタルサッカーの監督として、最強クラブの育成を目指していく『カルチョファンタジスタ』。
どこかで見覚えがある、という方はおそらくゲームボーイアドバンスや3DSで発売された、『カルチョビット』シリーズをプレイしたことがあるのではないだろうか。
本作の試合にはそのゲームエンジンが搭載されており、ポジションや攻守の切り替えなど、状況によって選手それぞれが独自に動いてくれる。
そのため、選手の見た目自体はユニークだが、動きは非常にリアル。現実のサッカーを観戦しているような感覚を味わえるのだ。
チームとして局面を打開する面白さ
基本的には、11人のキャラクターをデッキとして編成し、「ツアー」モードでNPCのチームに1つ1つ勝利していくことがメインの遊び方になる。
ルール自体は現実のサッカーと変わらず、前後半で行われる試合をこなし、終了時点で得点の多いチームの勝利となる。
選択するモードにもよるが、だいたい5分程度で1試合を消化可能だ。
本作の醍醐味はチャンスモードの戦術性の高さ。画面内にいる複数の選手に、どう動くかを事細かく指示することができる。
パスのコースや質(浮かすか転がすか)の選択に加え、選手をどこに走らせるか、どこでシュートを打たせるかなど、その内容はかなり具体的だ。
選手たちは指示した内容を実践しようとするのだが、能力が低かったり、無茶な指示だったりすると相手に防がれ、得点にはつながらない。
選手、チーム状況を把握した適切な指示を行えるかが、プレイヤーの監督としての腕が問われるところだ。
老若男女なんでもあり!多彩な選手でチームを編成
登場する選手(キャラクター)はとにかく多彩。
銀行員、ホスト、女子高生、主婦、老紳士など、さまざまなキャラクターでチームを編成することができる。
キャラクターには、「シュート」「パス」「スタミナ」といった能力値以外に、得意なポジションが設定されており、フォーメーション内の該当するところに編成するとより力を発揮してくれる。
適材適所の編成を行うことが、勝利をつかむ第一歩といえるだろう。
また、キャラクターの中には、特定の場面で発動するスキルを所持したものも存在している。
スキルを発動すれば、対局を有利に展開できるので、チーム力だけではなく、個の力を磨き上げることも、最強を目指すためには必要だ。
こだわりのユニフォームで自分だけのクラブに
クラブの名前やユニフォーム、エンブレムは自由にカスタマイズすることができる。
デザインやカラーのバリエーションも豊富なので、納得がいくものに作り上げることが可能だ。
実際にあるサッカークラブを真似るもよし、唯一無二のものにするもよし、自分だけのクラブを作っていく楽しさを味わえるはずだ。
こう動けばいいのに……を実現できるゲーム
ほかのサッカーゲームにも重要な局面で指示を出せるようなものはあるのだが、多くはドリブル、パス、シュートなどの選択をボールを持っている選手のみで行うものが多いように感じる。
そういった意味では、ボールを持っていない複数の選手にも細かく指示できる本作は、筆者にはかなり斬新に映った。
キュービーのカジュアルな見た目や、バラエティー豊かなキャラクターに目がいきがちになるが、かなり濃い戦術的なサッカーが味わえる本作。
サッカー観戦中によく感じる「こう動けばいいのに」を自分の手で実現させるような、不思議な感覚を楽しむことができた。
今後は独特な世界観やキャラクターを堪能できるストーリーや、プレイヤー同士のリアルタイム対戦といったところにも期待してきたい。
※本記事は開発中の内容を含みます。
※内容は予告なく変更する場合があります。
※最新の情報は『カルチョファンタジスタ』公式サイトでご確認ください。
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