いわくつきの「事故物件」大集合!
本イベントは、事故物件公示サイト「大島てる」の管理人を務める大島てる氏により、さまざまな逸話を持った事故物件を紹介していくというもの。
そもそも事故物件というものがあまり聞き慣れない言葉であるが、(明確な定義はないものの)過去に何らかの原因で以前の居住者が死亡している土地・建物などのことを指す。
今回は、事故物件を渡り住むピン芸人の松原タニシ氏と、大島てる氏が出演し、珍妙エピソードを持つ厳選の事故物件が紹介された。
MCを務めるピン芸人の松原タニシ氏(左)と事故物件公示サイト管理人の大島てる氏(右)
最初に事故物件について軽く説明されたあと、事故物件公示サイト「大島てる」の解説へ。
こちらのサイトは、世界中のあらゆる事故物件情報が集められており、簡単に事故物件の情報を知ることができる。
東京近郊の様子。炎で燃えているのが事故物件を示しており、数字は事故物件の件数を示している。拡大していくと、事件内容と住所が確認できる
超会議会場の幕張メッセは、事故物件ではないことが判明。しかし、周辺にはけっこうな数の炎が確認できる
大島てるは、大島氏自身が情報を集めて公開しているほか、ユーザーからの投稿も受け付けている。場合によっては、事件の裁判を傍聴して、住所や事故内容を確認にし行くこともあるという。
地図を右クリックすると、すぐに事故物件の情報が登録可能。住所と事件内容、事件が起きた日付を記入していく
続いては、大島氏厳選の事故物件紹介へ。
5件が紹介されたのだが、うち3件はゲイカップルの痴情のもつれによるものだった。ゲイのカップルは社会的に複雑な事情を抱えていることが多く、調べている大島氏も事件内容に衝撃を受けることが多いらしい……。
たとえば、この大阪府某所にあるマンションでは、ゲイカップルが起こした殺人事件に加えて、同日に別の部屋でゲイの方が自殺をしていたらしい。それにより、警察の捜査が難航したとか
また、高齢者が住んでいる物件に関しては、事件後に荒れ放題になっていることもあるとか。
大島氏が紹介した物件ではきれいになっていたが、Googleのストリートビューで現在の状況を見てみると、だいぶ荒れているとのこと。
こちらの老夫婦が住んでいた家は、夫の浮気に怒った妻がティーカップで夫を殺害(!)し、妻は刑務所へ。写真でもだいぶ雑草が生えているが、現在はさらに荒れている
ゲイカップル関連がやたら多かったのが気になるところだが、次は事故物件を渡り住んでいるタニシ氏が住んでいた物件紹介へ。
タニシ氏は、北野誠氏が団長を務める超常現象探索プロジェクト「北野誠のおまえら行くな。」に参画しており、その企画の一環でさまざまな事故物件に住んでいる。
心霊現象が起きていないか、監視カメラで室内を24時間撮影しているという。
こちらの物件は、人が亡くなっているそうなのだが、どの部屋でなくなったかがわからないためとりあえずすべての部屋に花を捧げているらしい……
首吊り自殺があったというこの物件は、付近に理容師の学校があり、捨てられていた練習用のマネキンを飾ってみたとか。事故物件というのを抜きにしても、何かを呼び寄せてしまいそうである
大島氏とタニシ氏は個人的にも交流があり、タニシ氏の自宅に大島氏を呼ぶこともあるという。事故物件ということで、はじめは家に入るのを嫌がっていた大島氏だが、最近ではすっかり慣れて、リラックスしているとのこと。
寝そべりながらお菓子を食べている大島氏。こちらも当然事故物件なのだが、自宅のようなくつろぎぶりである
タニシ氏によると、事故物件と言っても悪いことばかりではないという。家に帰りたくないので外出することが多くなり、もともと暗かった性格が社交的になっていった、とのこと。
いいのか悪いのか判断が難しいところだが、友人からは「明るくなった」と言われているらしい……。
数々の事故物件を制してきた(?)タニシ氏。次はどんな逸話を抱えた事故物件を見つけるのか、気になるところだ
放送の様子は、こちらからタイムシフトで確認できる。
事故物件の逸話が気になる方はチェックしてみよう!
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