手のひらサイズのゲームセンターNEOGEO mini
SNKブランドの40周年を記念して7月24日(火)に販売開始される「NEOGEO mini(ネオジオ ミニ)」。
1990年に誕生したゲームプラットフォーム「NEOGEO」の多彩なラインナップの中から、名作・傑作タイトル40作品を内蔵したファン待望のゲーム機だ。
本機は3.5インチの液晶ディスプレイを搭載しており、TVモニターに接続しなくても好きなゲームを楽しめる、アーケードゲーム好きにはたまらない製品となっている。
つや消しされた箱は、40周年にふさわしい高級感を醸し出す。思ったより小さく、軽い
箱の裏には収録タイトルも記載。『THE KING OF FIGHTERS』や『METAL SLUG』など、「ゲームセンターといえばこれ!」というタイトルがずらっと並ぶ
ミニスーファミ同等の小さなサイズ
ゲーム機本体は、108mm×135mm×162mm、重さは390g。“手のひらサイズのゲームセンター”をコンセプトとしている製品だけあり、片手でも簡単に持てる手軽さが魅力だ。
3.5インチの液晶画面と、スティック、4種のボタンが付いたコントローラーが一体になっている。サイズ感はミニスーファミと同じくらいだが、液晶がある分NEOGEO miniの方が若干重い
液晶画面上の絵柄は、シールによってカスタム可能。装飾用のシールは2枚が付属されているが、別途購入することも可能
コントローラーはスーファミのものよりさらに小さい。若干窮屈な印象だ
背面には電源ボタンと給電用のUSB(Type C)ポート、イヤホンジャック、モニター出力用のHDMI-Miniコネクタが搭載されている。HDMI、Micro Bコネクタ搭載のミニスーファミとは規格が異なるので注意
大画面プレイにはHDMI-Miniケーブルが必要
本機は、HDMIケーブルを利用することで、ゲーム画面をほかのモニター出力することができる。ただし、規格がHDMI-Miniとなっており、ケーブルは付属されていない。
大画面でプレイしたい場合は、別途用意する必要があるところには注意しておこう。
付属品一覧
- ゲーム機本体
- 装飾用シール4枚(ランダムで2種類付属)
- 給電用ケーブル(2m/Type C)
- 取扱説明書
給電用のType Cケーブルは付属されている。プレイできないということはないので安心しよう
モバイルバッテリーを使えば携帯プレイも!
本機は、給電用のケーブルをつなげた状態で電源ボタンを押下するとゲームが起動する。
液晶画面は小さいものの、見づらいということはまったくない。ゲームセンターの筐体がそのまま縮小されたような感覚と思っておこう。
最初にプレイしたいタイトルを選択していく。懐かしのNEOGEOロゴ、タイトル、デモ画面などが完全再現
すべてのタイトルで、3つまでプレイ状況をセーブ/ロードすることができる。格ゲーなら、負けたらバトル前にやり直すといったこともできる便利機能
設定画面から、日、中、韓、英の言語選択、明るさ、音量調整が可能。音量はかなり極端な調整しかできないようなので、周りを気にするならヘッドフォン推奨だ
なお、給電に必要な電流は強いものである必要はない。たとえば、PCに接続したUSBハブにつないだとしても問題なく起動できることは確認できた。
1Aのモバイルバッテリーからでも給電可能なので、NEOGEO miniを携帯して、出先でプレイすることも可能だ。
本体自体に充電機能はないが、給電のハードルは低い。デスク脇に置いて、ちょっとしたスキマ時間で手軽に遊べる
スティック操作には慣れが必要!置くべきか、持つべきか……
ここからは実際にプレイした所感をお伝えしていこう。
アケコンのように置いてプレイすることも、一般的なコントローラーのように持ってプレイすることも可能だが、かなり操作感が変わる。
まずは、本体を置いてのプレイ。
本体底面に滑り止めが6つもあるおかげで、プレイ中も本体は微動だにしない。
プレイすること自体にはなんの問題もないが、スティック操作が難しいという印象だ。
スティックが小さく、短いため、いわゆる「ワイン持ち」はかなり窮屈。つまんだり、かぶせたりした方がプレイしやすかった
続いて、本体を両手で持っての操作。
持ってプレイした場合は、完全に携帯ゲーム機のような感覚になる。出先でプレイしやすいのは圧倒的にこちら。
本体が小さいおかげで、まったく違和感なくプレイ可能。重さも気にならない。アケコンに慣れていない人はこちらがおすすめ
どちらの操作方法でも、やはりコントローラー部分が小さいところが気になった。格ゲーを普段プレイしない筆者は、技を出すことすら難しいレベルで、操作しにくいという印象に。
一方で、編集部内の熟練格ゲーマーに意見を聞いてみると、「意外とちゃんとしてる」という回答を得た。格ゲーマー目線での所感も紹介していこう。
編集部格ゲーマー(プロ並み)の所感
- 1周、半周させるようなコマンドは入力しやすい
- 同時押しが難しい(サムスピで大斬りが出にくい)
- 超必殺のような長いコマンドが出しにくい(波動拳コマンド×2のような)
- 一部のゲームにプラクティスモードがあるのが助かる
いつものアケコンとは感覚が異なったり、プレイするゲームによって入力時の判定が変わるようなので、やはり慣れは必要であるとのこと。
それでも、格闘ゲーム好きが満足できるだけの内容は備わっているということだ。
対人戦をするにはパッドが必要!
本機はプレイヤー同士で対戦することも可能。ただし、そのためには別売りの専用パッド(税別2,778円)が最低1つ必要となる。
仲間内でプレイする場合は、パッドを購入することも忘れないようにしよう。
本体の両側面に、パッド接続用のコネクタが搭載。こちらはType Cになっている
パッドを1つつなげた場合は本体とパッドで操作し、2つつなげた場合は本体の液晶を見つつそれぞれがパッドで操作をすることになる。
液晶画面は小さいので、モニターに出力した方が見やすく、ワイワイと楽しみやすいかもしれない。
各ショップの予約・取り扱い状況まとめ
最後に、各種オンラインストア、家電量販店の在庫状況をまとめてみた。
公式であるAmazonとSNKオンラインストアは、すでに8月発送分がほぼ完売状態。
楽天やYahooなどではまだ予約可能だが、定価よりかなり高値での取り扱いとなっている。
ビックカメラやヨドバシカメラといった大手家電量販店では、今のところネット、店頭ともに取り扱う予定はないとのこと。
- Amazon:在庫切れ、再入荷日時未定
- SNKオンラインストア:各セット8月発送分完売、アートリュックサックセット(税込み32,420円)のみ在庫あり
- 楽天:8月入荷分は在庫あり、ただし、定価より高額なショップが多い
- Yahoo:8月入荷分は在庫あり、ただし、定価より高額なショップが多い
- ビックカメラ:取り扱いなし
- ヨドバシカメラ:取り扱いなし
- ヤマダ電機:取り扱いなし
※取り扱いの状況は7月19日(木)現在のものです。
「NEOGEO mini」が当たる「KING OF CAMPAIGN」もお見逃しなく!
7月26日(木)にリリース予定のKOFシリーズをテーマにしたスマホ向けRPG『THE KING OF FIGHTERS ALLSTAR』では、「KING OF CAMPAIGN」と題したキャンペーンが開催中。
正式サービス開始までの間、特設サイト内のキャンペーンに参加し、5つあるキーワードを集め手応募することで、50名に「NEOGEO mini」が当たる内容となっている。
かなり品薄になる状況が予想されるので、ほしい方はお見逃しなく!
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