ドッジボールの試合で戦う「戦略×ドッジボールシミュレーションRPG」
『コズミックボールGT』のバトルは一般的のスマホRPGとは違い、ドッジボール(作品中ではコズミックボールという名称)で戦う。1つの戦いは長くなってしまうが、その分内容の濃いコズミックボールバトルが繰り広げられる。
地方大会を勝ち抜き、銀河一のチームを目指せ
本作のストーリーは、超貧乏なコズミックボールクラブが地方大会から勝ち進み、銀河最強チームを目指す、というもの。徐々に仲間が集まってくる展開は熱いものがある。
ターン制で戦うドッジボールバトル
バトルは6対6のドッジボールで行われる。ただし、スポーツゲームのようなアクションではなく、攻撃と防御のターン制で進められる。
通常のドッジボールでは一度ボールがぶつかってキャッチできないとアウトとなり外野へ行くことになるが、このゲームでは少し異なる。ボールが当たることでダメージを受け、HPがゼロになると初めてアウトとなる。また、アウトとなった選手は外野へは行かず、退場となってしまう。相手チームの内野3人を全員アウトにすれば勝利だ。
味方同士でパスをつないで命中率を上げる
ボールは単純に敵に当てるだけではない。外野を含めてパスを回すことができ、その回した数によって命中率が上がってくる。ただし、投球やパスといった行動1つ1つにコスト(コズモ)が必要になるので、コスト管理にも注意が必要だ。
派手な技で豪快に勝利をつかみ取れ
より多くのコズモが必要になるが、各キャラクター固有の「技」も重要になってくる。技が発動するとキャラのカットインが入り、豪華な演出とともに大ダメージを与えられる。
防御フェーズは読みが重要
防御フェースでは、1人だけ位置を移動してボールを「避ける」ことができる。攻撃側は敵に狙いを定めてボールを投げるが、相手が元いた場所から移動してしまうと何もない場所に投げつけることになってしまう。
HPが少なくなってきたキャラなど、狙われやすいキャラは防御フェースで移動し、ボールを避けることが重要となる。避ければもちろんダメージはゼロだ。
移動するのにもコズモが消費されてしまうので、移動すべきか否か、どのキャラを移動させるかは相手との読み合いとなる。これに勝利してうまく避けられるとかなり気分がいい。
移動できる場所を減らすという戦略
攻撃時に相手に避けられてしまうことも、もちろんある。せっかく放った技がかわされてしまうと残念だが、その場合には「パネルブレイク」となり、技が当たったパネルに移動できなくなってしまう。これを利用して相手の移動できる範囲を狭めていく、という戦略も考えられるだろう。
チームの編成と配置が意外と重要
チームは内野3人+外野3人の6人で1つの編成となる。外野のキャラクターはダメージを受けることがなく、また内野との入れ替えもない。そういったルールを踏まえた上で編成する必要があるだろう。
また、キャラクターにはそれぞれ特性があり、「得意位置」というものもある。内野のキャラクターはこれらを考慮に入れつつ、初期配置を決めなければならない。
バトルの一戦が濃く、読みを働かせるシミュレーション要素が強いRPG
ステージごとのバトルを勝ち抜いていくスタイルは王道スマホRPGと変わらないが、その内容は濃い。単純なRPGというよりはシミュレーションRPGに近いシステムとなっているゲームだ。バトルが濃いからなのか、1回のバトルで消費するスタミナ量が多いとも感じるが、序盤はいいタイミングでランクが上がって回復するのでサクサク進めることができるだろう。
電車の中、片手で気軽にできるRPGとはいえないが、少し変わったRPGやシミュレーションRPGが好きな方には合うと思うので、ぜひプレイしてほしい。
- 使用した端末機種:iPhone 5
- OSのバージョン:iOS 8.3
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
- 課金総額:0円
(C)Xio, Inc.