カントリーフレンズ【ゲームレビュー】

畑野とまと
2015年12月20日

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誰でも気軽に遊べるカジュアルゲームから本格的なアクションやシミュレーションまで、さまざまなタイトルを展開しているゲームロフトから、新感覚の農園ゲームがリリースされた。その名も『カントリーフレンズ』。シミュレーション系の開拓ゲームでありながら、波乱に富んだストーリーが用意されているのが特徴だ。個性あふれるキャラクターたちとの出会いや、友だち同士のコミュニケーションが楽しめる作品となっている。

あこがれのカントリーライフで農園経営にチャレンジ

『カントリーフレンズ』は、ソーシャルゲームの中でも人気で数多くのタイトルがリリースされて激戦区となっている農園ゲームの新作だ。カートゥーンのようなキャラクターが印象的なタイトルで、他のプレイヤーとの共同作業といったコミュニケーションの要素もセールスポイントの1つとなっている。

農園経営シミュレーションとしては珍しく、本作にはしっかりとしたストーリーが用意されている。公害をふりまくスモッグ社に対抗して農場をどんどん発展させ、農業の大切さを思い知らせるのだ！

畑で農作物を収穫するのが農場運営の基本

最初はチュートリアルに従って畑で作物を育てよう。作物は、畑に植えることでそのまま苗にもなる。全体の所持数が少ない段階では出荷せずに、苗として活用しながら数を増やしていくといい。また、作物を収穫すると、経験値も獲得できる。一定の経験値を獲得するとレベルが上がり、新たな作物や施設などが開放される。

収穫した作物は、サイロに貯蔵される。サイロがいっぱいになると、収穫ができなくなることもあるので注意が必要だ。

販売や生産などで必要となる作物を優先して植えて、サイロに寝かせる作物が増えないように気をつけよう

酪農でミルクや卵を生産

プレイヤーのレベルが上がると、動物たちのための飼育スペース（放牧場）が開放され、牛やニワトリを飼うことができるようになる。また、エサ生産施設が開放されると、畑で収穫したトウモロコシやオーツ麦を加工して牛やニワトリの餌が作れるようになる。エサを食べる仕草などがとてもカワイイので、心が癒されること間違いなし。

放牧場で飼っている牛やニワトリに、生産したエサを与えよう。さらに一定時間が経過すると、ミルクや卵が収穫できる

収益向上のために注文掲示板をチェック

プレイを進めていくと、小鳥が管理している注文掲示板に、色々な作物や生産物の注文がやってくる。注文の品物を所持している場合は注文掲示板が光るので、タップして内容を確認してみよう。ここで「納品」をタップすると品物が依頼者に出荷され、コインと経験値を受け取ることができる。

生産が間に合わない商品の注文が続く場合は、ゴミ箱の部分をタップすることで注文を破棄できる。注文を破棄して一定時間が経つと、新たな注文が発生する仕組みだ。

納品すると、鳥たちが品物を運んで代金を受け取ってきてくれる

コミュニティ農場で力を合わせて生産

レベル8で開放される「コミュニティ農場」は、本作の最大の特徴とも言えるシステムだ。8人のプレイヤーで1つの農場を共同管理するという仕組みで、主にリンゴやオレンジなどの果物の生産をここで行うことになる。最初はランダムで選ばれたコミュニティ農場へ参加する形式だが、新たなコミュニティ農場を作ってフレンドを招待し、いっしょにプレイすることも可能だ。

コミュニティ農場では、作物の水やり装置や働きモグラを使って生産時間を短縮できる。他の仲間が育てている作物への水やりなども可能で、みんなで力を合わせながら農場管理を行うことができる

コミュニティ農場の船着き場にいるクジラのブラッドレーをタップすると、コミュニティ専用の注文掲示板をチェックできる。力を合わせてすべての注文をクリアすれば、さらなる報酬が受け取れるという仕組みだ

フレンドとのやりとりが楽しい

農園経営シミュレーションとしては珍しく、本作にはチャット機能が搭載されていてフレンド登録もしやすくなっている。また、自分の住んでいる近くのプレイヤーを探す機能などもあり、コミュニティツールとしての役割も狙っている感じだ。

フレンド登録した相手には、一定時間ごとにペット用のエサをプレゼントできる。ペットのエサは生産できないので、フレンドとのやり取りが必須だ。またFacebookログインすると、ペットのかわいいネコがもらえるのもうれしい。マイ農場の周辺を確認してみると、今後追加される新たな施設がいくつも存在するようなので、今後のさらなる進化にも期待したい！