伝説の聖剣をめぐる王道シミュレーションRPG
アーサー王物語のように、伝説の聖剣アルカナスレイヤーを抜いてしまったことで、さまざまなことに巻き込まれていく主人公たちの物語を描いた本作。基本的な世界観は、多くの日本人が好む、剣と魔法が登場するファンタジーを描いた王道RPGだ。
<オープニングストーリー>
神から与えられた「聖剣」をめぐり、戦いが繰り広げられていた戦乱の時代。主人公が住む辺境の街には、「絶対に抜いてはいけない」と言い伝えられている聖剣「アルカナスレイヤー」が封じられていた。しかし、そんな辺境の街にも、戦火が迫ろうとしていた……。
基本的には「本編ストーリー」でメインクエストを進めていくことになるが、それ以外にも特定の条件を満たすことでサブシナリオも楽しむことができる。これらはホーム画面で自由に切り替えて遊ぶことが可能だ。
ユニットとキャラクターカードの組み合わせが無限の戦略を生む
ゲームのメインともいえる「セッションバトル」では、クエストごとに制限はあるものの、最大5種類のユニットを編成して出撃させることができる。ちなみに各ユニットには、最大3枚までキャラクターカードをセットでき、キャラクターカードの総合的な強さが、各ユニットの強さとなる。
ユニット同様、キャラクターカードにも職種があり、3枚すべてが一致している場合のみバトル中にスキルが発生する。職種ごとの特徴としては、「剣士」は接近戦の物理攻撃が得意。「騎士」は防御力に優れ、「魔術師」は範囲攻撃をすることができる。また、「弓使い」は遠方から物理攻撃ができ、「ヒーラー」は攻撃できないが味方を治癒することができるといった感じだ。
キャラクターカードや職業ごとに攻撃範囲も異なっているが、ユニットはセットしている全キャラクターカードの攻撃範囲が反映される。このとき、攻撃範囲が重なっている個所は、攻撃回数が多くなり、結果的に大ダメージを与えることができる。攻撃範囲が異なるカード同士をセットし、ユニットの攻撃範囲を広げるもよし、同じ攻撃範囲のカードをセットすることでダメージ量を底上げするもよし、自分が戦いやすい組み合わせを見つけていくというのも、本作の楽しみ方の1つだ。
続いて、戦闘システムについて解説する。本作では、10×10の盤上で行われる、ターン制バトルを採用。全ユニットを動かすか、ターン終了を行うと敵のターンへと移行し、敵全滅などの勝利条件を満たせば勝利となる。
キャラクターカードの強化でユニットも強くなる
ユニットを強くするのに欠かせないのが、キャラクターカードの強化だ。カードは、カード同士を組み合わせてレベルを上げる「強化合成」に、進化素材を使ってレア度を上げる「進化」、レベルMAXのカードに同じカードを掛け合わせる、ことでレベル上限を上げる「限界突破」の3つの方法で強くできる。
ちなみにユニットはレベルアップしないが、プレイヤーがレベルアップすることで、カードをセットできる総コスト量が増加し、結果的に戦力の底上げを図ることができる。いくら強力なカードを手に入れても、コストが足りないと宝の持ち腐れなので、積極的にクエストをこなしていこう。
ユーザビリティーの改善にも期待
王道ストーリーにシンプルなシミュレーションをマッチングさせた本作。昔プレイした『FE』を思い起こさせるが、キャラクターカードのセッティングで、攻撃方法から攻撃範囲までいろいろとカスタマイズできるのは面白いところ。メニューに戻るなど、画面移動する際に眺めのロードが入るのが気にかかるが、王道RPGが好きな人はじゅうぶん楽しめる作品となっている。
現在、Google Play版で先行リリース中の本作。iOS版も準備中なので、iPhoneユーザーは首を長くして待っていてほしい。リリースの際には、ぜひともロード時間など、ユーザビリティーの改善も期待したいところだ。
- 使用した端末機種:Xperia Z2
- OSのバージョン:Android 4.4.2
- プレイ時間:約5時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.2
- 課金総額:0円
Copyright 2015 MiMi Co.,Ltd. Developer:Bribser Co.,Ltd.