最後までギリギリの攻防が楽しめる!電脳世界で繰り広げられる戦略カードゲーム
本作は、人気カードゲームの『WIXOSS(ウィクロス)』や『デュエル・マスターズ』を手掛けたタカラトミーとHobby JAPANの2社が生み出した超本格デジタルカードゲームとなっている。
登場するユニットカードは、すべてがフルボイス仕様。サウンドを聴きながら楽しみたいタイトルだ
ゲームの舞台となるのは、テクノロジーの発達したA.D.2091の仮想世界。
終わりなき戦争に疲弊した国々は「世界電子平和推進条約」を締結する。
そして到来する電子戦争時代。終わりなき戦争の勝敗は、「国連電子裁判所」による「模擬実験」に委ねられた。
それと同時に、謎の企業「Godbook Inc.」がデジタルカードゲーム『WAR OF BRAINS』を発表。
このゲームの勝敗が模擬実験に反映されるというウワサが世界中で駆け回り、優秀なプレイヤーは投資の対象になるなど、世界情勢をも握る可能性のあるカードゲームが流行していく。
国を挙げてぶつかり合うカードバトルの世界に踏み出そう!
逆転要素満載のバトルシステム
本作のカードバトルは、先にライフを0にしたほうが勝ちとなる、TCGではおなじみのもの。
「メモリー」と呼ばれるコストを消費して、さまざまな特長を持ったカードを使い、お互いのライフを削り合っていく。
カードの左上に書かれた数字が、そのカードをプレイするときの消費メモリーとなる。中にはコストなしで使用できるカードもある
先攻は3枚、後攻は4枚のカードを手札にしてゲームスタートだ。
最初にある「マリガンフェイズ」で、序盤に出しづらいカードは引き直せるため、ある程度の手札事故は回避することができる。
よほどのことがない限り、コスト5以上のカードはこの時点では交換しておいた方がよさそうだ
その後は先攻のメインフェイズに入り、ユニットカードを場に出したりスペルカードで攻撃したりと、プレイヤーの思うように行動できる時間が与えられる。
カードの能力やステータスをよく見て、戦況に応じたプレイをしよう
たとえ相手の場にユニットがいても、特殊な能力を持たない限りは相手にダイレクトアタックが可能。
2ターン目までは、デッキからカードを1枚引くドローフェイスと、1ずつ増えていくメモリーを使ったメインフェイズを順番に繰り返してバトルを展開していく。
リブートフェイズで広がる戦術
本作の大きな特長のひとつが、3ターン目からメインフェイズの前に加わる「リブートフェイズ」だ。
このフェイズでは、メモリーを増やす「MEMORY」か追加ドローを行う「HAND」のどちらかを選択できる。
このターンからはメモリー上限は自動では増えていかなくなるので、MEMORYを選択しない限りは、どれだけターンが経過しても、メモリーは2のままになる。
非常に重要な選択だ。
基本的にはMEMORYを選択して、後半に繰り出せるカードをより強力に数多くしていくのが基本の戦法となりそうだが、HANDを積極的に選び、低コストカードを序盤から出しまくって場を制圧するのも面白そうだ
これにより、手札や相手の状況によって大幅に戦法をガラリと変えることができ、かなり自由度が高いカードバトルが繰り広げられる仕上がりとなっている。
1試合に1回限りの大技! ソウルバースト
場に出した自身のユニットが破壊されると、「ソウル」が1つ獲得できる。
ソウルは最大で9までためられる
このソウルをためていくことで、超必殺技「ソウルバースト」が発動できる。
ソウルバーストの使用は、1試合に1回限り。ため具合によって効果が3段階レベルアップするので、ここだというタイミングを見計らって使おう。
ソウルバースト「レイジ」は、全味方ユニットのステータスをアップさせる大技だ
ハイリスクなバグ技!? オーバーヒート
ため具合が中途半端な状態で使うと、デメリットが発生してしまうこともあるソウルバースト。そして、それ以上に逆転を期待できる反面、副作用も大きいのが「オーバーヒート」だ。
こちらも1試合に1回しか使えず、そのターンに消費したメモリーを強制的に回復させて再度使用できるようにするというチート級の大技だ。
最大メモリーによっては、コスト8のユニットカードを召喚後、オーバーヒートでさらにもう一体コスト8のユニットを場に出すといった夢のような荒業も実現できる
しかし、無理やり使用したメモリーは破壊されてしまい、次ターンからは少ないメモリーで戦わないといけなくなるという、その性能に見合った欠陥がある。
さっきまで6あったメモリーが1に。使いどころを間違えると、ほぼ負けが確定してしまうほどのばくち技だ
とはいえ、2倍のメモリーを使えるのは非常に魅力的。うまく使いこなして勝ちを量産していこう。
相手を蝕むウィルスも!? 多彩で美麗なカードたち
対戦で使うデッキは、初期実装された180種類のカードの中から40枚のカードを選んで構築する。
カードの種類は「ユニット」「スペル」「トラップ」「ウィルス」という4種類に大別され、いずれも特徴のある性能となっている。
ユニット
コスト分のメモリーを消費して、場に繰り出せるカード。
デッキの主軸となるカードで、このカード同士の殴り合いが主なダメージソースとなる。
特定の局面でのみ発動できる能力をうまく使い、そのユニットの真価を引き出そう
スペル
コスト分のメモリーを消費して、さまざまな効果を発揮するカード。
場に残らない使い捨てのカードのため、同コストのユニット以上に強力な効果を持っている。
強力ユニットを問答無用で破壊するなど、ピンチ時に頼れるカードばかりだ
トラップ
場に2枚まで、コストなしで設置できるカード。
その効果は、条件を満たしたときに自動で発動し、相手の行動を阻害する。
場には伏せられた状態で置かれるため、相手はどんなトラップが仕掛けられたのかわからない。発動条件は相手の召喚や攻撃などさまざまなので、けん制としても有効だ
ウィルス
使用コストが1のデメリットしかないカード。
カード能力により無理やり手札へと加えられ、使用するまで嫌らしい効果を発動し続ける。
本作ならではの面白い効果を持つカードだ。メモリーに余裕があるときに、どんどん使用して捨てていこう
ウィルスカードは、主に「ウィルス」能力を持つユニットに直接攻撃されることで付与される。この効果をもつユニットに要注意だ
所属国でさらに変わる戦略
カードは、特定の国に所属しなければ使えない物が大多数を占める。
現在選択できるのは「E・G UNION」「SHEDO」「LAPIS」「TAOSIN」「MAGNA」の5カ国。その国で使えるカードの色は国旗と同じ色になっているので、簡単にどの国のカードか見分けられる
国ごとにカードには特色があり、それは学問によって見分けられる。
カードの左下についたマークが、学問を示している。例えば、このマークは「生物学」を意味し、「ブースト」という能力を得意とするカードだ
国ごとに得意な学問が2つあるので、好きなカード能力の組み合わされた国に所属しよう。
国の得意学問
- LAPIS:生物学、機械工学
- TAOSIN:機械工学、文化学
- SHEDO:文化学、医学
- E・G UNION:化学、生物
- MAGNA:医学、化学
また、大技のソウルバーストも所属国によって変化する。自分に合った国を探し出そう。
例えば、医学と化学に秀でたMAGNAに所属すると、回復に特化したソウルバースト「ヒール」が使える
声優のサイン入りも! コレクションも楽しいカードゲーム
各カードのレアリティーは、「コモン」「レア」「スーパーレア」「ゲームチェンジャー」の4段階。
そのほかに最初から所持している「ベーシック」、事前登録特典でもらえる「プロモ」がある
また、パックから入手したカードには稀に変貌する「UNDER SIDE」カードがあり、カード性能は変わらないがデザインの違うカードを入手できることもあり、カードパック開封のワクワク感がたまらない。
カードをめくっていると、急にカードが紫色に! どうやら、カードの下にバツ印がついたのがUNDER SIDEカードのようだ
ゲームチェンジャーのUNDER SIDEカードは、なんと声優さんのサイン入り! 強力なだけでなく、場に出すだけで相手に敗北感を味合わせることのできそうなカードデザインだ
ゲームを彩る主な豪華声優陣(敬称略)
- 田村ゆかり
- 佐倉綾音
- 内田真礼
- 悠木碧
- 上坂すみれ
- 角本明日香
- 水瀬いのり
- 駒形友梨
- 早見沙織
超高度な対人戦が熱い作品
戦略性が高いのはカードゲームならもちろんのことだが、本作は数あるカードゲームの中でも、リブートフェイズやソウルバースト、オーバーヒートという逆転要素で、ひと味もふた味も違った高度な戦術戦を楽しめる作品となっていた。
カードゲームに不慣れな筆者は、なんとチュートリアルで敗北するという荒々しい洗礼を受けてしまった
2時間では、まだまだその特徴的なバトルシステムに慣れることはできなかったが、カードゲーム好きを満足させる出来栄えになっているように感じた。
脳がパンクしそうなほど考え込める本作。生ぬるい対人戦に飽き飽きしたというプレイヤーには、ぜひプレイしてみてほしい1本だ。
- 使用した端末機種:iPhone 6
- OSのバージョン:iOS 9.3.2
- プレイ時間:約2時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0
- 課金総額:0円
(C) TOMY