ハチハチ【ゲームレビュー】

  • YU
  • 2016年02月26日

『ハチハチ』は、Asia Indie Prize Awardにおいて「ベストオーディオ」および「ベストゲームデザイン」にノミネートされた、新機軸のリアルタイム対戦型リズムゲーム。2016年3月3日までの期間限定で、『Mighty No. 9』とのコラボイベントも実施中!

より正確にリズムを刻んだ方が勝者! リアルタイム対戦が楽しいリズムゲーム

リズムに合わせて画面をタップしたりスワイプしたりといった、シンプルかつ直感的な操作が楽しめる音楽ゲーム。本作『ハチハチ』はその中でも珍しい対戦モードをメインコンテンツの1つとして導入しており、リアルタイムで世界各国のプレイヤーとの対戦が楽しめる。

世界各国のプレイヤーとスコアを競い、ランキング1位を目指そう

操作はタップ、ホールド、スライドの3種類。難易度が高くなると、3、4カ所の同時押しなどが出てくる譜面もあり、親指のみのプレイにはあまり向いていない。判定ポイントは円形に8カ所が存在し、難易度が高くなるとこれがぐるりと回転して移動することもある。ライフゲージは存在しないため、失敗続きでも最後までプレイすることが可能だ。またリザルトの画面では、操作の正確さがパーセンテージで評価される。

チュートリアルで3種類の操作を覚えたら、いよいよ楽曲に挑戦

アリーナでは1週間の期間でランキングバトル

主なゲームモードは「カジュアル」と「アリーナ」の2種類。カジュアルでは、好きな楽曲と難易度を選択してプレイすることができる。ちなみに対戦相手が見つからない場合は、マッチング画面でスキップボタンを押すことでシングルプレイも可能となっている。

インターフェースのビジュアルは独特だが、日本人でもなじみやすいポップな色調になっている

アリーナは、1週間ごとの期間で区切られるランキングの順位を競うモード。プレイするには、プレイヤーレベルが20以上、かつアリーナチケットをコインで購入する必要がある。期間中に12試合をプレイすることができ、その結果によって新たな楽曲や限定アバターを獲得できる。

対戦時には、リザルトのパーセンテージの高い方が勝利となる。ちなみに、ゲームプレイ中に表示されているコンボの色が青色の場合は優勢、赤色の場合は劣性という風に判断することが可能だ。さらに、対戦の勝敗によってバトルポイントが変動。この数値でランキング順位が決定する。

ゲームプレイ中に表示されるイラストも、日本のアニメ、ゲームファンを意識したものになっている

ちなみに、どうしても対戦がしたい場合は、選択画面で左上のヘッドホンをタップすることで、フリーマッチングを狙うことができる。とはいえ、自分が遊べる楽曲&難易度を選択している相手のみ検索する仕組みのため、まずはプレイできる楽曲の数を増やしておいたほうがマッチングしやすくなっている。

ガチャを回して新たな楽曲をアンロック

それぞれの楽曲の難易度はEASY、NORMAL、HARD、EXTREMEの4段階。EASYを70%以上でクリアするとNORMAL、NORMALを70%以上でクリアするとHARDが開放される。さらにEXTREMEは、その楽曲のアンロックバーを満タンにすることでプレイ可能となる。

アンロックバーは、その楽曲をプレイしたり、プレゼントを開けたりすることでゲージが増加する

なお、追加楽曲は基本的に、レベルアップで入手できる「楽曲トークン」や「コイン」でガチャを回して入手する。すでに持っている楽曲を入手した場合は、その楽曲のアンロックバーのゲージが増加する。

20人以上のアーティストが楽曲を提供。さまざまなジャンルの曲がふんだんに収録されている

アバターをカスタマイズして対戦時に自分の個性をアピール

プレイヤーの分身となるアバターは、「アバター」「ヘッドギア」「カード」の3つの項目で自由にカスタマイズすることができる。各パーツはコインで購入したり、レベルアップすることで入手したりできるので、こだわりのコーディネートで対戦時に自分の個性をアピールしよう。

顔と飾り、背景だけのカスタマイズと侮ることなかれ。魔女の帽子や鳥の巣(?)など、バリエーションに富んだパーツで自分を主張することができる

『Mighty No. 9』とのコラボイベントも

2016年2月現在、期待のアクションゲーム『Mighty No. 9』とのコラボレーションにより、限定のアバターアイテムや楽曲が入手できるイベントが開催中だ。イベントで使えるポイントは、楽曲をプレイしたり、時間経過で画面左上に表示されるプレゼントを開けたりすることで獲得できる。

『Mighty No. 9』は、『ロックマン』シリーズを手掛けたゲームクリエイター稲船敬二氏の新作3D横スクロールアクション。さまざまなプラットフォームで2016年春にリリース予定となっている

なお、楽曲をプレイする際には、画面左下に表示されている充電のゲージを1つ消費することになるが、序盤はサクサクレベルが上がるため、スタミナ切れで連続してプレイできないというストレスを感じることはなかった。また日本語の楽曲も多く、リズムに乗りやすい楽曲が多いのも好印象。

難点としては、全体的に説明が足りないことが挙げられる。また、フリーマッチングでは難易度が指定できないため、高い難易度の譜面が開放されていると、クリアが厳しい楽曲が選択されてしまうこともあった。

さらに、Android版ではゲームプレイ中の判定音が存在しないため、リズムゲームのファンとしてはオプションでSE(効果音)を付けられるようにしてほしいと感じた(ただしiOS版では判定音があるので、いずれ修正される可能性も)。

対戦の緊張感によって、リズムゲームに挑むときの気分はさらに高揚! リズムゲームファンは1度試してみてはいかが?

  • 使用した端末機種:AQUOS EVER SH-04G
  • OSのバージョン:Android 5.0.2
  • プレイ時間:約6時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.6.5
  • 課金総額:0円

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