Ring Mania【ゲームレビュー】

1970~80年代にかけて大ヒットしたあのおもちゃがスマホゲームになって登場! 色鮮やかな水中世界に現れたリングを水流で飛ばして、ステージにある棒に引っ掛けよう。

水中のリングを飛ばす懐かしのおもちゃがスマホに登場!

『Ring Mania』は、水中に浮かんでいるリングにポンプで空気を送って輪投げをするカジュアルなアクションゲームだ。

見覚えのあるこのおもちゃは……!? 日本ではトミーから発売されていた「ウォーターゲーム 輪投げ」を思い出す方も多いだろう

懐かしいと感じた人も多そうなこのおもちゃは、かつてどの家庭にも1つはあったであろう「ウォーターゲーム」だ。筆者も遊んだことはあるが、正式名称は知らなかった。

遊び方はシンプルで、水中にあるリングに、ボタンを押すとポンプから発射される水流をぶつけて輪投げをするというもの。

この超有名なおもちゃをスマホで遊べるようにしてしまったのが、今回紹介するカジュアルゲーム『Ring Mania』だ。

幻想的な深海の世界で行なわれる輪投げは、海の中で実際に「ウォーターゲーム」を遊んでいるような感覚になる。驚きの再現率だ

制限時間内にリングを全部引っ掛けよう

本作は輪投げの水中版ということで、水中に漂っている「リング」を、画面内に立っている棒に引っ掛けるのが目標になる。

制限時間内にすべてのリングを棒に引っ掛けられるように、画面タップでポンプから水流を送ってリングの動きをコントロールしよう。

画面の下にあるボタンをタップすると、それぞれ左下と右下から水流が飛び出す。この水流をリングに当てて、棒のところまで運んでいこう

タップ以外にスマホの傾き操作にも対応

また、本作の面白いところは「スマホの傾き」でもリングを動かせるということ。

板の上に乗っかったリングを下に落としたい。もちろんタップで水を送っても落とせるが……

スマホを傾けると、板の上に載っていたリングが落ちてきた! 本物のウォーターゲームと同じように本体を動かすテクニックも使うことができる

水中世界に広がる50種類のステージをクリアしよう

用意されているステージは全部で50種類。ステージによって、ゴールとなる棒の位置や、リングの移動をじゃまする障害物の配置などが変化する。

また、特に注目したいのは各ステージのイメージテーマ。シンプルな操作のカジュアルゲームだが、水中の幻想的な世界を再現した背景はかなり作り込まれている。

ウミガメが泳ぐ色鮮やかな海底や、財宝が眠っていそうな沈没船など、ステージによって背景が大きく変化する

ウミガメや魚たちは、実際の海にいるかのようにスイスイと泳いでいるので、これを見るだけでもなかなか楽しめる。

一発でゲームオーバーの障害物に注意!

水中には、輪投げのリング以外に「木の板」や「ボール」などのゴミも漂っていて、これらはクリアをじゃまをする障害物として扱われる。

タップして水流を送ると、リングといっしょにゴミが飛んでいく。長い板が最悪のポジションに収まってしまった場合、じゃますぎて大変なことになる

基本的には、これらの障害物はじゃまなだけなので、うまく操作をしてどかせば問題ない。しかし中には一発でゲームオーバーになるやっかいな障害物もある。

引っ掛けた瞬間にゲームオーバー:ブラックリング

その名のとおり黒いリング。ほかのリングと同じように棒に引っ掛けてしまうと、問答無用でゲームオーバーになる。

黒いもやのようなものがブラックリング。絶妙な見えにくさがやっかいで、色付きのリングを引っ掛けるときに、いっしょに引っ掛かりそうになることが多い

リングを落としたらゲームオーバー:くぼみ

いわゆる落とし穴。ここにリングを落としてしまうとゲームオーバー。

スタート直後、いきなりリングがくぼみの真上にあることも。油断していると、そのまま穴の中にリングが落ちてしまう。この配置を考えた人は、なかなかいい性格をしている!

後半のステージには、リングを吸い込んでしまう「ブラックホール」も登場するのだが、残念ながら今回のプレイでは確認できなかった。

序盤からサクサク進むやさしめの難易度設定

本作の難易度は、ウォーターゲーム自体の対象年齢に合わせているのか、かなり低め。ステージをクリアすると次のステージに挑戦できるのだが、中盤あたりまではほぼすべて初見でクリアすることができた。

ステージによって制限時間はまちまちだが、落ち着いて操作すればかなり余裕をもってクリアできることが多い

完璧なコントロールでスピードクリアを目指せ

難易度自体は低めの本作だが、後半のステージに挑戦するためには、ある程度のやり込みも必要になる。

10ステージごとに掛かったロックを外すには、各ステージをスピードクリアするともらえる「星」を集めなければならない

時間経過で右上のゲージが減少していく。序盤のステージから星3でクリアするのはかなり難しいので、まずは星2でクリアすることを目指そう

たとえ低い評価でも、クリアさえすればスタミナを消費しないので、ある程度は好きなだけプレイを続けられる。とにかく何度も挑戦して、クリアタイムを少しずつ縮めていこう。

スピードクリアのカギは反則級のアイテム!?

難しいステージを素早くクリアするためには、リングをコントロールするテクニック以外に、もう1つ重要なものがある。それは、ゲーム中に使える「パワーアップアイテム」だ。

ステージに持っていけるアイテムの数は5個まで。同じアイテムを5個持っていくのもOKだ

画面の右にある「こぶし」のアイコンをタップすると、持っていったアイテムが表示されるので、使ってみよう

アイテムは全部で5種類。それぞれの効果は以下のとおりだ。

アイテム効果
フリーズ時間の経過を10秒間ストップさせる
リングドラッグリングを指で自由に動かせる
ブラックリングストップブラックリングが沈まなくなる
リングリカバリーブラックホールに吸い込まれたリングを取り戻す
ポンプストップポンプを止める

この中でも、時間を止めるフリーズはかなりの反則級アイテム。5つ持っていけば、最大で50秒も時間に余裕ができるので、どんなに難しいステージでも余裕で星3つゲットだ。

アイテムは、コインを使ってショップで購入することができる。ステージのクリア報酬でコインは集まるので、難しいステージは惜しまずアイテムを使ってクリアしていこう。

今では見かけることの少なくなった「ウォーターゲーム」をスマホで手軽に遊べてしまう『Ring Mania』は、このおもちゃで当時遊んでいた人も納得の完成度。

ボタンをタップするだけで遊べるので、当時を懐かしみながら、お子さんといっしょにプレイするのもおすすめだ。

  • 使用した端末機種:iPhone 5s
  • OSのバージョン:iOS 9.3.1
  • プレイ時間:3時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.1.8
  • 課金総額:0円

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