手を伸ばせば、手が届く? 美少女だらけのVR対応RPG
本作は、美少女が登場するRPGというありがちなコンセプトに加え、VRに対応しているということで、事前登録数21万件を達成した注目作だ。
VRゴーグルを付けた男性が、美少女キャラクターに手を伸ばす公式PVが話題となり、どんなVR体験ができるのか気になっている人も多いのではないだろうか。
プレイヤーは、夜獣(ナイトビースト)と戦う宿命を背負った少女「オルタナ」たちのキャプテンに就任し、吸血鬼事件の謎に迫っていくストーリーを通し、12人のオルタナと交流を重ねていくことが可能だ。
序盤は少女たちとの明るい生活を軸としながら、ところどころ事件の匂いが感じられる、どこか重い雰囲気を感じるストーリーが展開される。
バトルとストーリーを交互にプレイしていく、最近のスマホRPGではおなじみのスタイルで進行していき、限定キャラクターなどが手に入るイベントも随時開催されていくようだ。
コマンド選択式のスタンダードなバトル
本作のバトルは、すばやさ順に行動するコマンド選択式となっている。キャラクターごとにさまざまなスキルを持っていて、その場面に応じた選択が攻略のコツとなる。
キャラクター自体のレベルとは別に、スキルごとのレベルも存在し、威力の増加やクールタイムの減少などの強化をすることが可能だ。
また、リーダースキルを持つキャラクターをリーダーに設定すれば、チーム全体のパワーアップが見込める。
属性やリーダースキルの組み合わせを考えて強力なチームを編成することが、高難易度ステージに求められるはずだ。
他プレイヤーと戦うPvPモードも搭載
ストーリーを楽しむことができるクエストの他に、PvPモード「特訓場」も実装されている。
これは、他プレイヤーのチームと対戦して勝利すると、特別なガチャを引くアイテム「メダル」を集められるモードとなっている。
特訓場ガチャでは、キャラクターに装備して強化するアイテム「チャームシール」やキャラクターのガチャチケットが手に入り、チームの戦力強化に有効だ。
豊富な育成要素で理想のチームを育て上げよう
キャラクターの育成については、レベルやスキルレベルとは別に、親密度が重要な役割を果たしている。
キャラクターをバトルで使用したり、トレーニングを行ったりすることで上昇していき、一定の親密度レベルに達すると、サブメンバーを設定することが可能になる。
サブメンバーの攻撃・防御・体力の30%がメインメンバーに引き継がれるため、大幅な戦力アップに期待できるだろう。
また、親密度以外にも、最大レベルをアップさせる限界突破や、キャラクターごとに装備してステータスを強化するチャームシールなど、育成する要素は盛りだくさん。RPGの育成が好きな人も満足できるボリュームだ。
VRモードで女の子がすぐそこに!?
ここまではRPGのゲーム部分をざっと紹介してきたが、やはり気になるのはVR体験ができるモードについてだろう。
本作でVR体験が楽しめるのは、キャラクターの親密度を上げたり、ガチャで新衣装を入手することで開放されるメンバーストーリーのみとなっている。
VRモードでストーリーを再生すると画面が2分割され、スマホをVRゴーグルに装着して覗けば、女の子がすぐそこにいるかのように感じられる。
また、VRゴーグルを持っていない人のため、ジャイロモードも搭載されている。こちらは、スマホを傾けることで360度の景色を見渡すことができるモードだ。
なお、メンバーストーリーのすべてがVRに対応しているわけではなく、一部のものに限定されている。がっつりVR体験をできると予想していたが、RPGのおまけにVRコンテンツが楽しめる程度だ。
VRモードを楽しむには?
VRモードを楽しむ際には、当然VRゴーグルが必要になる。2画面に分割されるため、購入する際は現在主流の2眼タイプのゴーグルから選択しよう。
VRゴーグルは、段ボール製やプラスチック製、ヘッドフォン一体型など、製品ごとによって特徴が大きく異なっている。どの製品を購入するか迷ってしまったら、下記の記事を参考にしてほしい。
また、利用しているスマホによっては、ジャイロセンサーが動作しないなど、VRに対応していない場合がある。
公式サイトにて、VRの推奨機種、非推奨機種のアナウンスが掲載されているので、自分のスマホの対応状況の確認や、次の機種選びの参考にしよう。
VRに過度な期待は禁物! 美少女RPGとして楽しもう
VR対応RPGと豪語する本作だが、一部のストーリーでVR映像が楽しめるというだけで、バトルシーンなどは普通のスマホゲーム同様、スマホの画面で楽しむようになっている。
ゲーム内のすべてをVRで遊ぶことができるわけではなく、むしろほんの一部がVRで楽しめるだけなので、正直なところがっかりしてしまった。
それでも、VRで楽しむストーリーは新鮮で、ここまで多数のキャラクターを楽しめるVRコンテンツは珍しい。
いわゆる萌え系のものは意外と少ないので、美少女系作品が好きな人にはおすすめのVRコンテンツといえるだろう。
また、「VRラウンジ」という要素が準備されている。詳細は明らかではないが、今後のVR要素の拡大に期待したいところだ。
VR以外の部分では、3Dで描かれた少女たちがよく動くのが特徴。スマホRPGとしては標準的なシステムとなっているので、やはり美少女好きなゲーマーにおすすめの作品となっている。
- 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
- OSのバージョン:Android 6.0.1
- プレイ時間:約5時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
- 課金総額:0円
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