頭脳とテクニックを駆使してウサギを救え!
本作は、かわいいウサギを操作して仲間を救う、一見メルヘンな世界観のアクションパズルゲーム。
トラップをかいくぐり、助けを求めているウサギのもとへたどり着ければステージクリア。たくさんあるステージをコツコツ攻略していくのがクセになる。
ステージが変わると、本当に同じゲームなのか疑いたくなるほど、トラップや敵の構成が変わり、よく考えないとクリアは困難。非常に歯ごたえのあるパズルゲームだ。
操作はフリックして主人公を動かすだけの、ごくシンプルなもの。簡単操作といえば聞こえはいいが、ゲーム自体が簡単なわけではない。
さまざまなトラップと敵が行く手を阻む
各ステージでは、凶悪なトラップや敵が主人公の行く手を阻む。これらをかいくぐり、ときには利用することでゴールにたどり着くことが可能となっている。
今回のプレイでは、以下のトラップが確認できた。種類がとても多く、初見では、どう動けば突破できるか戸惑うことも多い。
- 爆弾
- 大砲
- 針の山
- 沈む地面
- クモの巣
- 移動床
- 燃える床
- 木箱
- TNT爆弾
- ワープホール
- 回転ノコギリ
- カギ付きの箱
- 何かが起きるスイッチ
また、トラップほどではないが、敵キャラクターも登場。鎌でぶった切ってきたり、毒を吐いてくるなど、どれもやっかいな存在。何度もプレイして、動きの法則性を見つけ出すことが攻略の第一歩だ。
敵の数だけ死に様がある
筆者がプレイしていて、特に印象に残ったのは、主人公の死に様。
ノコギリに巻き込まれたり、毒を浴びて全身が溶けたり、おぼれたり、燃えたり……。ごていねいに血まで吹き出る始末だ。
かわいいウサギなので、なるべく死なせたくはないのだが、そうはさせない難易度となっているのが本作の魅力の1つと言えるだろう。
ちなみに血を見るのが苦手な人のため(?)に、オプションで血が出ないようにすることも可能。ただし、それでも、残酷な死に方をすることには変わりないことを肝に銘じておこう。
膨大なステージ数で長く楽しめる
ステージ1つ1つは、数分でクリアできるものが多いが、特筆すべきはその数。
遊べるステージ数は、執筆時点でなんと96ステージ。さらに、今後新しいステージが追加されるようなので、かなりのボリュームとなる。
ただ単純に数が多いだけでなく、各ステージのトラップの種類や数、配置がバラエティに富んだ内容となっている。
ステージの数だけ、解き方が変わってくるので、飽きにくいように感じた。
ステージ開放にはコインが必要
各ステージには、3枚のコインが隠されていて、3枚とも拾ってクリアすると、そのステージは完全クリアしたということになる。
このコイン、実はただのやり込み要素ではなく、ステージの開放に必要な重要アイテム。
16ステージで1章という構造になっていて、次の章に進むには、一定数のコインを集めることが条件となっている。
コインは木箱の中や水面にあったり、はたまた敵が隠し持っていることも。なるべく取りこぼしのないように進めることをおすすめする。
アクション性が高い難関ステージも
筆者がつまずいた中で、特に紹介しておきたいのが、ステージ3-16。
このステージは、それまでとは一風変わって、フリックのタイミングや細かな操作が要求される、アクション性の高いステージとなっている。
繰り返しプレイしてトラップの配置を覚えても、一瞬の判断ミスで、主人公が回転ノコギリの餌食になってしまうのだ。何度ウサギの血が流れたことだろうか……。
スキマ時間のお供としておすすめ
今回紹介したとおり、さまざまなトラップが詰め込まれていて、やり応えはかなりあるゲームだ。
しかし、各ステージは、スキマ時間にサッと遊べる程度のボリューム。ちょっとした休憩時間をつぶすのにもってこいとなっている。
主人公のかわいい見た目ながらもあっけなく散っていく姿は、ちょっとグロテスクでシュール。独特な雰囲気を持つゲームなので、人は選ぶかもしれないが、アクションとパズルの両方の要素がバランスよく散りばめられた作品であることは間違いない。
- 使用した端末機種:iPhone 6s
- OSのバージョン:iOS 9.0.2
- プレイ時間:約4時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
(c)2016 RareSloth Games