Skateboard Party 3 ft. Greg Lutzka【ゲームレビュー】

『Skateboard Party 3 ft. Greg Lutzka』は、人気スポーツゲーム『Skateboard Party』シリーズの第3弾となるタイトル。自分だけのボードにカスタマイズしたり、新しいトリックを学んだりしながら、スケーターとしての技術を磨いていこう。

リアルなスケートボードのスリルを体感できるスポーツゲーム

本作は、8つのロケーションで、それぞれに用意された目標を達成したり、世界のスケーターたちと対戦することが可能なスポーツゲーム。

プレイヤーは、「キャリアモード」「フリースケート」「対戦」の各コンテンツにてスケーターとしての腕を磨くことが目的となっている。

基本的な移動操作は、画面左側にあるバーチャルパッドで行い、右側にある4つのボタンと組み合わせることによって、出せるトリックも変わってくるといった仕様

また、連続してトリックを決めることでコンボとなり、獲得できる得点も多くなっていくが、操作しているキャラクターが転倒してしまうと、その得点が得られなくなってしまう。

「フリースケート」以外のコンテンツには制限時間が決まっているので、よくばって得点を稼ごうとはせず、いかに無駄なくトリックコンボを決められるかが重要となる。

タイムオーバーとなると、最終的なセッション結果が表示され、稼いだ得点や決めたトリック数によって、ボードや新しいキャラクターを解放するために必要なEXP(経験値ポイント)がもらえる

メインとなるキャリアモードでスケート経験を積もう

ゲームを始めてすぐに遊べるのは、「キャリアモード」と「フリースケート」のみ。

他プレイヤーとスケーターとしての腕を競い合う「対戦」や、滑れるロケーションなども8つあるうちの7つにはロックが掛っている。

これらをアンロックするためには、「キャリアモード」で制限時間内に一定以上の得点を獲得したり、ステージ内に隠されたアイテムを見つけるなどの目標を達成していかなければならない。

ただし、各ロケーションを開放するごとに目標の難易度もあがっていくため、一筋縄ではクリアできないものに関しては「フリースケート」で練習してから再び挑戦するといい。

次のロケーションを解放する条件は、前のステージで目標を4つクリアしておくか、溜まったEXPポイントを使ってすぐにアンロックするかの2パターンだ

解放されたばかりのロケーションがある場合は、フリースケートで挑戦し、高得点を狙えるポイントが見つけてからキャリアモードで目標にチャレンジしてみると、スムーズに進められるはずだ

お気に入りのキャラクターを好きなブランドでカスタマイズ

キャリアモードで目標を達成していると、EXPポイントがたまっていくはず。

滑るロケーションを決める際に、操作するスケーターやボードを選択する画面が表示されるのだが、ここでは溜まっているEXPポイントを使うことでカスタマイズすることができる。

16種類のキャラクターから選べるようになっており、1度アンロックしたものは服装と靴も変更可能。OsirisやOnnit、Nectarなどの有名なスケートブランドから好みのチョイスを見つけ出そう

操作するスケーターを選んだあとは、ボードやトラック、ホイールなどのカスタマイズ画面に。なお、これらの中にはEXPポイントで開放したあと、特定のロケーションで使用しないと正規にアンロックされないものもあるため、そこだけは注意が必要だ

ちなみに、上記のようなカスタマイズ画面とは別で「スケートショップ」という項目も存在し、スケーターをアップグレードしたり、EXPポイントを直接購入することなどが可能。

てっとり早くすべてのロケーションやスケーターをアンロックしたい方は、こちらの特別アイテムを活用してみるのも1つの手である。

アンロックが必要なコンテンツの中では、スケーターにもっともEXPポイントを消費することになるため、1,200円課金することですべて開放できるのはうれしいポイントだ

スケーターたちと自慢のトリックで競い合おう

スケーターとしての腕に自信がついてきたら、「対戦」でほかのプレイヤーたちとトリックの腕を競いあってみよう。

メニュー画面にある対戦の項目をタッチすると、スケーターやボードを選択したあとに、設定画面に切り替わる。

ここでは、ホストとしてゲーム設定を細かく決めた上で他のメンバーを募集したり、逆に募集している場所に参加するかなどを自由に選ぶことが可能。

プレイベートマッチは、ホストのプレイヤー名を直接入力してもらうことでスムーズなマッチングができるため、友人と遊ぶ際には活用するといい

ルールに関しては、いかにしてトリックコンボで得点を稼げるかが重要になるため、転倒が多かったりすると、その分だけ大きく差が開いてしまう。

さらに相手がプレイヤーになるため、確実な勝利を掴むのであれば、各ロケーションの特徴を理解しておき、稼げるポイントもなるべく把握しておきたい。

セッション結果はTwitterやメールで送ることができるので、いい結果が出た際には、スケーター仲間に自慢しよう

多彩なカスタマイズで本格的なスケートボードを楽しもう!

筆者もスケートボードを楽しめるタイトルで遊んだことがあるため、実のところ本作をレビューするのが非常に楽しみだったのだが、結論から述べると有料ならではのクオリティーとなっており、システムからゲーム性までのすべてが家庭用ゲーム機向けのスポーツゲームと大差ないように感じた。

ただし、1点だけ残念だったのが、対戦プレイ時に起こる大きなラグである。

ホスト側と参加側の両方でオンラインプレイを試してみたのが、ほかのプレイヤーの動きを見るとラグの影響か動きが遅れていたり、対戦相手のポイントが急に増加するなどの現象が多々見られた。

この点以外は、有料タイトルの中でもかなり高いクオリティーと自由なゲーム性を楽しめるはずなので、今後のアップデートに期待したい。

  • 使用した端末機種:iPhone SE
  • OSのバージョン:iOS 9.3
  • プレイ時間:約5時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0

(C) 2016 Ratrod Studio Inc.