育成要素があるクラシックな縦型STG

『Sky Force』シリーズはスマートフォンの前身であるPDA向けに開発された作品から始まる人気シューティングゲームシリーズで、本作『Sky Force Reloaded』は、2014年にiOS/Android向けに配信された『Sky Force 2014』の続編となる。

なお、過去に同名でPDA版をiOSに移植したタイトルが出ているが、本作は移植などではなく完全新作だ。

地上や四方から襲い来る敵を撃墜したり、地上に取り残された仲間の生存者を助けたりしながら進む縦スクロールのシューティングゲームで、『雷電』などのアーケードゲームを遊んだプレイヤーには懐かしさを感じさせてくれる

混じりっ気のないシューティングゲームシステム

操作はいたってシンプル。画面上に指を置いてスワイプさせると、指の位置に合わせて自機が移動する。攻撃は自動で、ボタンを押したり、複雑なコマンドを入れたりするようなことはない。

敵を倒すと出現するアイテムも、ゲーム内の通貨であるスター、HPを回復するハート、自分の攻撃の威力をアップするエンブレムなど、このジャンルのゲームの定番ともいえる内容でわかりやすい。

今作のステージは8まで用意されている。各ステージには、「敵軍の70％を撃墜」や「生存者を全員救助する」など4つのミッションが設定されており、それらをこなすことでクリア後のスコアが倍増するボーナスがゲットできる。

起動するといきなりゲームがスタートするが、チュートリアルなのであわてずに。操作は簡単なので、すぐにゲームに慣れるはずだ

生存者の周りで一定時間待機すると救助できる。敵の弾が飛んでこないタイミングを読んで回収していこう

自機が指で隠れて見にくく感じる人は、あとでオプションで、指を置いた位置が自機から離れていても操作できるように変更するといいだろう

敵に撃墜されてしまった場合、残機数が1減ってしまう。残機数は30分ごとに1回復する。ただし、集めたスターはそのままもらえるので安心してほしい

機体強化の楽しみも

ゲーム開始時の機体は、武装が主砲のみ。HPも少ないため、シューティングゲームの腕に自信があるプレイヤーでなければ、そのまま進めていくのは難しい。

これを補うために、敵を撃破すると入手できるスターを使って、自機を強化していくことになる。

最初は、HPと主砲の強化しかできないが、スターをためていけば新しい武装をつけることもでき、その他の条件を満たせば機体そのものの変更も可能だ。

すでにある武装を強化するか、新しい武装を装備するか、スターの使いどころで試行錯誤する様は、育成要素の醍醐味だ。

スターを使って新しい武装を手に入れたり、ショットの威力を上げたりHPを強化したりできる。強化完了までには時間がかかり、数分待たなければならない

筆者のおすすめ強化は自動追尾で敵を攻撃する「ミサイル」。1発の威力が高く、回避に専念しながら戦えるのがうれしい

前作『Sky Force 2014』をプレイしていると新しい機体「エンフォーサー」を入手できる。初期の機体より主砲の威力がアップするので、前作もダウンロードして入手しておこう

前作から高い評価を得ていたグラフィックの美しさはよりパワーアップしており、敵を撃墜したときの爆発のエフェクトなども圧巻。

その反面、機体を強化するたびに時間がかかったり、ステージの合間に広告を見なければならず、もどかしい部分もある。

しかし、機体を強化していけば、腕に自信がないプレイヤーでもクリア可能なので、何度も撃墜されながら敵の動きを覚えて進めるというシューティングゲームの基本を体験しつつ、スターを集めていくという過程は、シューティングゲーム初心者にうってつけともいえる。

程よいボリューム感でもあるので、本作でシューティングゲームの世界に足を踏み入れてみてはどうだろう。

課金することで広告を消したり、スターを大量に入手したりできるので、もどかしさは解消可能だ

最後にステージ1から3のボス戦を動画にした。シューティングが苦手なプレイヤーも機体を強化して、敵の動きを覚えればボスに勝てるので、動画を参考に何度もチャレンジしてほしい

• 使用した端末機種：iPhone 6
• OSのバージョン：iOS 9.3.2
• プレイ時間：約4時間
• 記事作成時のゲームのバージョン：1.00

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