毒には毒を、モンスターにはモンスターで対抗!
本作の舞台は、突如、現れたモンスターによって壊滅した地球。
既存の武器が効かないモンスターに、ただ滅びるのを待つのみだった人類だったが、1人のDNA工学博士が対抗する手段を発見する。
それはモンスターのDNAから、人類の味方となるモンスターを生み出すことだった。
疾走感のあるタイトル画面。プレイヤーは工学博士となり、世界中にいるモンスターを倒すのが本作の目的だ。ちなみに横にいる女性は、博士の助手
チュートリアルでは、レア度の高いモンスターを使い、ゲームのシステムを学ぶことができる
キャラクターが若干アメコミ調なので、人によって好き嫌いがありそうな印象。ただ、モンスターは頭身が低くコミカルに描かれているので、ゲーム初心者でも取っつきやすいだろう。
チュートリアルの最後で、強力なモンスターが出現し、自分のモンスターが壊滅してしまう。レア度の高いモンスターは全滅し、また1からスタートすることに
普通のモンスターとヒーローを使い分けて戦う
本作のシステムは、画面上に自分のモンスターを召喚し、敵のポータルを破壊すれば勝利となる、普通のタワーディフェンスゲームでよく見られるシンプルなルール。
もちろん、敵に自分のポータルを破壊されると、敗北となる。
自分は画面左、敵は画面右のポータルからスタート。画面上にあるHPが0になったほうが敗北だ
召喚するモンスターには、ノーマルモンスターとヒーローの2種類ある。
ノーマルの方は、一定数以内なら、特に制限なく召喚できる。それほど強くはないが、数で敵を圧倒したり、足止めなどに有効だ。
ヒーローは、召喚にMPが必要で、さらに同じヒーローは画面上に1体しか召喚できない。一般モンスターより強く、特殊なスキルを持っているのが特徴だ。
バトルの基本は、ノーマルモンスターで敵を足止めしつつ、ヒーローで倒す方法。なお、ヒーローの召喚に必要なMPは、時間で回復する
また、モンスターには属性とタイプがあり、それぞれ以下のような関係になっている。
属性は、火<水<木<火という関係。なお、無属性には得意とする属性はない
タイプは人間<野獣<巨人<ドラゴン<人間という関係。人間タイプはドラゴンタイプを優先して攻撃し、野獣タイプは他のタイプを無視して、人間タイプを攻撃するという特性を持つ。
出撃前に敵のタイプと属性がわかるので、それらに有利なチームに編成していけば、スムーズに戦うことができる
ヒーローのスキルを有効活用し、バトルを勝ち抜け!
ヒーローはアクティブスキルとパッシブスキルを持っている。この2つがバトルの勝敗に大きく関わってくる。
パッシブスキル:ヒーロー自身だけではなく、複数の味方の性能も上昇させる。そのため、いるだけでチームの戦力を高めることができる。
アクティブスキル:ダメージを与える以外に、敵を吹き飛ばしたり、防御力を下げるなどの効果もある。
ヒーローは1体しか召喚できないが、スキルがあるため、ノーマルモンスターの何倍もの働きをする。特にアクティブスキルは、その効果をしっかりと把握しておこう
最初からいるパンパンは、敵モンスターを後ろに押し出すスキルを持つ。敵に自分のポータル近くまで攻め込まれたときは、これで押し返すことができる
弓で遠距離攻撃を行うサンシャインのスキルは、敵全員にダメージを与え、さらに防御力まで下げてくれる。大量の敵が出現するステージで、本領を発揮するスキルだ
DNAを組み合わせて、強力なモンスターを生み出せ
本作でモンスターを入手する方法は以下の3つ。
- ステージクリア報酬
- ガチャ
- DNAを掛け合わせた研究
ステージクリア報酬とガチャでは、モンスターの属性やタイプは、入手するまでわからないが、研究の場合、掛け合わせるDNAの種類で、ある程度操作することができるというメリットがある。
掛け合わせるDNAにも、属性やタイプがあり、それによって生み出されるモンスターが異なる
スキルDNAがあれば、スキルを習得させることも可能。ただし、どのスキルを覚えるかはランダム
DNAさえあれば、いつでも研究が可能だが、レア度が高いモンスターの場合、研究から入手まで、実に10時間以上かかることもある。
寝る前に研究しておくなどして、できるだけ待ち時間を減らすようにしたい。
課金通貨のダイヤを使えば、すぐに研究を完成させることが可能。ただ、ダイヤはガチャにも使えるので、無課金でプレイするなら温存しておきたい
モンスターはバトルと合成で強化
モンスターは、バトル以外に、他のモンスターを掛け合わせる「強化」でも経験値を獲得できる。
バトルでの獲得経験値はそれほど多くないので、特に育成したいモンスターは、集中的に強化していこう。
同じ属性のモンスターを掛け合わせると、獲得経験値が1.5倍になり、効率よく育成できる
TDとしては多彩なゲームモードと戦術の幅
本作では、ただポータルを破壊するだけではなく、時間制限のあるタイムアタックや防衛に徹する防衛戦、一定数の敵を倒したら勝ちとなる殲滅戦など、さまざまなモードが楽しめる。
また、他のプレイヤーのチームと戦える、アリーナもあり、マンネリになりやすいタワーディフェンスゲームで、飽きがこないようにさまざまな工夫をしている。
アリーナでは、ノーマルモンスターの召喚数に制限をするなどして、1ゲームのサイクルを早めている
ゲーム自体も、ただ召喚するだけでは勝てず、属性やタイプに合わせたチーム編成やスキルの使用タイミングなど、戦術の幅もかなり広く感じた。
コアなプレイヤーでも楽しめる秀作なので、タワーディフェンス好きなら一度はプレイしてほしい。
- 使用した端末機種:iPhone 6s Plus
- OSのバージョン:iOS 9.3.1
- プレイ時間:約5時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.147
- 課金総額:0円
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