おそ松さんキャラクターがドタバタ戦うタワーディフェンス
ゲームのジャンルとしては、ごく基本的なタワーディフェンスゲームにあたり、『にゃんこ大戦争』などをプレイしたことがあればすんなりとシステムを理解できるだろう。本作では、そのユニットがすべておそ松さんの登場人物となっており、守るべき拠点は六つ子の住む松野家となっている。
ストーリー
お金がない、でも働きたくはない。ではどうするか? そうだ、みんなから「へそくり」をもらえばいいじゃないか、と変わらぬクズっぷりを見せるおそ松。そんな、あるのかないのかわからないような理由でみんなのところへ押しかけ、へそくりを奪いに行くというのが本作のストーリーだ。
六つ子をじゃんじゃん呼び出して敵の陣地へと攻めこもう
ゲームのシステムはごく基本的な「タワーディフェンス」だ。時間経過とともにAPというポイントがたまるので、それを使って六つ子たちユニットを呼び出して戦わせる。ステージの両端には敵味方それぞれの拠点があり、最終的にそれを壊したほうが勝ちとなる。
例えば同じチョロ松でも、APが許せば何体でも同時に出撃が可能。また「チョロ松(パーカー)」や「チョロ松(つなぎ)」といったように、同じキャラでも複数のユニットが存在する。敵キャラもおそ松さんの登場人物であり、ハタ坊やデカパン、イヤミなどお馴染みの面々が登場する。
ラインを押し上げて常に優位を保つのがコツ
それぞれの拠点から出撃したユニットは直線的に相手陣地へと向かう。そして、接触した時点でお互いに攻撃し、ラインを押し合うことになる。こういったゲームではこのラインを押し上げて、なるべく敵拠点に近いところへ攻め込む事が大事になる。味方ユニットも足の早いもの遅いもの、盾役や遠距離攻撃などさまざまなので、展開に合わせてうまく使い分けたい。
六つ子それぞれの性格に合わせたユニット特性
ゲームスタート直後は、長男のおそ松のみをユニットとして使うことができる。ストーリーを進めたり、ガチャでほかの兄弟たちを入手可能となる。六つ子はそれぞれの性格にあわせたユニット特性となっており、例えばカラ松は打たれ強い盾役、トド松は離れた場所から攻撃する遠距離攻撃タイプだ。
ガチャでさまざまな表情の六つ子を手に入れよう
より多くのユニットを手に入れるには、ガチャが必須となる。ステージ10くらいになると明らかに手が足りなくなってくるので、ガチャを引いて新しいユニットを手に入れよう。ゲーム内のコインを集めることで無料でもガチャは引ける。まずは手数をある程度、そろえることが重要だ。
六つ子の1人1人に複数のユニットがあるので、例えば「カラ松のみ」といった自分の推し松だけでステージクリアすることも不可能ではない。ただし、キャラクターごとのユニット特性は変わらないので、実際にやろうとするとかなり辛い戦いになるだろう。
敵キャラクターはステージの地域に合わせた衣装で登場
敵キャラとして登場するのも「ハタ坊」や「デカパン」「トト子」などおなじみの面々だ。彼らはステージごとにその街に合わせた衣装に身を包み、襲いかかってくる。普段の衣装とは微妙に違った姿を楽しみたい。
おそ松さん好きならじゅうぶんに楽しめる
ゲームのシステムに特別な部分はないが、ごく基本的なタワーディフェンスゲームとしてよくできている。コインをためてじっくりとユニットを育てれば、どのステージもクリアしていけるだろう。ただし、体力の回復が3分に1ポイントの時間経過のみであり、1回の戦闘で体力を10消費するので、無課金で短い時間に何度も出撃するのは難しい。それでも、おそ松さんが好きな人であれば、ゲームをあまりやったことがなくてもじゅうぶんに楽しむことができるだろう。逆に、ろくにおそ松さんを知らないでプレイしても、単なるタワーディフェンスでしかないので、そういう人にはあまりおすすめしない。
リリース直後の現在はそのあまりの人気からか、頻繁に通信が途切れて「待ち」が発生してしまう。サーバーの強化なども行っているようだが、プレイするときはそういった部分で多少のストレスが出てしまうことを覚悟しておきたい。現在はAndroid版のみの配信だが、iOS版の配信までにその辺りが改善されていることを願う。
- 使用した端末機種:Xperia Z3 Compact SO-02G
- OSのバージョン:Android 5.0.2
- プレイ時間:約5時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.3
- 課金総額:0円
(C)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会
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