かわいい見た目だが中身は本格的競馬シム
『チキチキダービー』は、国内最大級の競馬ポータルサイト「netkeiba.com」を運営するネットドリーマーズが配信する競馬シミュレーションゲーム。
プレイヤーは競走馬の牧場主となって牧場を大きくしながら、競走馬を育ててGIを目指したり、ほかのプレイヤーとレースを楽しんだりできる。
3Dグラフィックの牧場で自分だけの愛馬を育成
ゲームを開始すると最初に1頭、仔馬がプレゼントされる。この仔馬は実在の名馬と同じ血統になっている。
今回もらったのは「ジャスタウェイ」! ほかにも「ゴールドシップ」や「キズナ」といった馬がいるようだ。
牧場では、馬ごとに出場するレースを決めたり、トレーニングをしたり、さまざまな効果がある「おやつ」をあたえたりできる。
また、レースやトレーニングを実行すると、ゲーム内時間が1週間進む。
レースの賞金として得たコインや、一定時間ごとに製材所で入手できる木材を使えば、牧場に新しい施設を建てられる。さらに、施設自体のレベルアップも可能だ。
施設が追加されれば、馬の育成が有利になる機能が開放されたり、すでに存在する施設の効果が高まったりする。
シングルとマルチの2種類のレース
肝心のレースは、1人プレイの「シングルレース」と、最大4人までのマルチプレイの「マルチレース」の2種類が用意されている。
なお、マルチレースは出場してもゲーム内時間の経過がないので、自分の馬の調子を確かめるのに利用してもいい。
レースは自動で進行し、「逃げ」や「差し」などの脚質に応じて、馬が自分で動いてくれる。愛馬を信じつつ固唾を飲んで見守るしかない。
競走馬「ゲームディーツオー」爆誕!
1頭目を育てて、ゲームのシステムが理解できたところで、次は自分でオリジナルに選んだ馬を育ててみることにした。
新たな馬は、父親となる馬と母親となる馬を結婚させることで入手できる。
父馬と母馬はコインや課金通貨のダイヤを使って購入、またはガチャに当たるルーレットを回して手に入れることに。
今回はサービス開始キャンペーンでもらったダイヤでルーレットを回し入手した、星4「デイラミ」と星4「カーリング」を結婚させることにした。
この2頭を選んだのは、デイラミもカーリングも祖父が「Mill Reef」という血統なので、「Mill Reefの3×3」の「インブリード」が狙えるからだ。
インブリードとは、強い馬の遺伝子を残すために同じ血を引く馬同士を掛け合わせること。『ダービースタリオン』などの競馬ゲームのファンにはおなじみのフレーズだ。
インブリードを行うことで生まれてくる仔馬の能力を大きく伸ばすことができるが、体質や気性に影響が出るリスクを伴うことに注意!
最初の段階では体重が重すぎたため、芝コースのトレーニングでスピードを伸ばしつつ、体重を絞っていった。
体重を無事落とすことができたら、いよいよデビュー戦。芝2,000mの新馬戦でデビュー。現実だと誕生からデビューまで2~3年待たされるが、ゲームの中ではサクサクと進むのがうれしい。
「気性」は、パートナーと併せるよりも1頭でトレーニングしたほうが上がりやすい
いよいよ、デビュー戦がスタート。追い込み馬であるゲームディーツオーは後方待機。レースは先頭の集団が引っ張る縦長の展開に。
最終コーナーを曲がった時点で、先頭ははるか先。ダメかと思った瞬間、ここからゲームディーツオーがスパート。あっという間に他馬をぶっちぎり、見事トップでゴールした!
本作は、かわいらしい見た目でありながら、実在の馬が登場したり、インブリードや相性のいい父母を組み合わせる「ニックス」など、配合を考える本格競馬ゲームの要素も併せ持っている。
競馬に詳しくない人が初めてプレイする競馬ゲームにピッタリであり、昔、『ダービースタリオン』にハマったことがある人も夢中になれること間違いなしだ。
ただし、プレイ中の電池の消耗が激しかったり、Android版では端末の性能が低いと動作が重くなり、かなり熱をもつなど問題が残っている。
iPhoneでも5以前の機種ではプレイできないなど、それなりに端末の性能が求められるので、ダウンロードする前に確認してほしい。
- 使用した端末機種:iPhone 6
- OSのバージョン:iOS 9.3.2
- プレイ時間:約4時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.2
- 課金総額:0円
(C)Net Dreamers Co., Ltd.