ひとりぼっち惑星【攻略】: 受信者にウケる声を送るヒント

ひとりぼっちのいきものになって、宇宙からの声を集める『ひとりぼっち惑星』。プレイヤー間でランダムで送受信される声がTwitterなどのSNSで話題になっている。声を送る際に、読みやすくするコツや見栄えをよくするヒントを紹介する。

読みやすさの秘訣はスペースの活用

『ひとりぼっち惑星』では、他プレイヤーに向けて自分の作った声(メッセージ)を送ることができる。

TwitterなどのSNSでは、声を受け取ったプレイヤーが次々と投稿しており、思わず笑ってしまうようなものから、考えさせられる内容のものまでバラエティー豊かな声が披露されている。

「せっかくだから、何か声を送信してみたいけど、どんなものを送ったらいいのかわからない」というプレイヤーも多いだろう。

声の作成に使用できる文字は、平仮名と「スペース」「ー」「!」「?」。1ページに入る文字数は19文字✕8行だ。左側の「<<」「>>」はページの切り替え、右側のボタンは上から「Backspace」と「改行」だ。ボタンが小さいので、端末によってはタッチペンがあると便利

スペースを使った「分かち書き」が基本

平仮名で声を作る場合、念頭に置いておいてほしいのは、文章に細かくスペースを入れることだ。

声には平仮名以外の文字はもちろん、句読点も使えないので、ただ文章を入れただけでは単語の切れ目がわかりにくく読みにくい文章になってしまう。

下記を意識してスペースを適宜入れて文章を読みやすくしてほしい。

  • 文節(「わたしはネ/いまネ/あなたのネ」と「ネ」を入れても自然に聞こえる部分)
  • 固有名詞や5文字以上の単語の直後
  • 本来ならカタカナにする単語の直後
  • 文章の切れ方で意味が変わってしまう部分(例:「ぱん つくった(パン作った)」と「ぱんつ くった(パンツ食った)」)

スペースや改行を使った声の一例。左よりも、右の方が読みやすい声になっている。なお、このように文章をスペースで区切る書き方を「分かち書き」と言い、児童書などではまだ使われている表現だ

文字でインパクトを演出する方法

ひらがなの文章だけでは表せないインパクトを与える方法として、文字で違うものを表現するというのも1つの手。

ただ、アスキーアートのようなものを作ろうとすると労力がかかる上、普段から作り慣れている人でないとかなり時間がかかる。

手軽にできる見せ方は、文字を使って大きな文字を見せる方法と、「へ」と「く」で吹き出しを作ってしまう方法。

特に後者の方法は気軽に使いやすく、話のオチのインパクトを強めてくれるのでおすすめだ。

「へ」「ろ」「ぅ」の文字で、大きく「ヘロゥ」と書いてみた。「ゥ」はあえての1文字。インパクトは出るが、文字が複雑な形になるほど難易度が上がり、手間がかかる

ギザギザの吹き出しで文章を強調。たとえ滑ってしまいそうな話でも、勢いさえあれば面白そうに見える

共感してもらいやすい話題のテーマを選ぼう

自分が送った声は誰が受け取ってくれるかわからない。そのため、内輪ネタの話や、受け取った人が元ネタがわからないと理解できない話はあまりウケにくい。

Twitterなどでシェアされやすい声のテーマは下記の3つ。

  • ギャグ
  • 料理のおすすめレシピや生活の豆知識などの情報
  • 日常では口にできない心の叫び

興味深いのは、さまざまな人が普段口にできない心の叫びをつづった声だ。

これは、多くの人の共感を誘っており、コンビニ店員やイラストレーターの心の叫びをつづった声のツイートは、ゲームをプレイしていない人にも広まっている。

匿名性の高い声だからこそ、日ごろ抱えている思いを吐き出してみるのもいいだろう。

就職活動中の学生への応援メッセージなど、心に響く声もシェアされやすい

おいしいレシピや生活の知恵は、受け取った側も試してみたくなる

詩やポエムなど、どんな話題で送るのもプレイヤーの自由。どのようなテーマでも、きっと世界のどこかに共感してくれる人はいるはず

筆者が受け取った珠玉の「声」集

ここからは筆者が受信した声の中から心に刺さったものをピックアップして紹介するので、声を送る際に参考にしてみてほしい。

ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」と見せかけてのオチ。20年の間に彼女に何があったのか!?

バドミントンってスゴイ! 動機が不純なほど燃えるし続くというのは納得

「つめたい べんき」と「しょぎょうむじょう」の組み合わせが趣深い。この声を送った人のお尻が心配である

(C)Shogo Senouchi