モンスター娘を救うため戦いの旅へ
本作は、PS Vitaで発売された『限界凸騎 モンスターモンピース』の続編に当たるタイトル。世界設定も共通していて、前作の戦いの後の世界が舞台となる。
「モンスター娘」と呼ばれる異能の種族が暮らす世界「ヤファニール」では、人間とモンスター娘が平和に共存していた。
しかしある日を境に、人間とモンスター娘の小さな争いが世界各地で頻発するようになる。
主人公のクロエは、その原因を探るため、モンスター娘のジルとともに冒険の旅に出発する……。
世界各地で起こっているモンスター娘に関するトラブルを解決しながら、ストーリーを進めていこう。
美少女の姿をした多数の「モンスター娘」カードが登場
本作の魅力の1つは、多数の美少女カードが登場することだ。
「モンスター娘」ということで、ファンタジー作品によく登場するモンスターをベースにデザインされてはいるが、怪物的要素はほぼない。
そのため、美少女ゲームとしても楽しむことができるだろう。
また、図鑑で各カードを見ていくと、妙に設定が細かいことが分かる。スリーサイズの記載もあり、推しモンスター娘で戦うのもいいかもしれない。
4つのタイプのカード
ビジュアルばかりに目が行きがちだが、各カードにはタイプが設定されていて、それぞれ使い方が異なっている。
カードのタイプ
- アタッカー:HPとATKが高い。バトルの中心となるカード
- シューター:ステータスは平凡だが、射程距離が長い
- ヒーラー:ATKには期待できないが、目の前にいる味方のHPを回復できる
- ブースター:HPもATKも低いが、目の前の味方の攻撃力をアップできる
カードにはタイプのほか、オーラや種族、リーダースキルなども設定されている。
バトルの前には、手持ちカードのステータスもしっかり把握しておきたい。
カードのステータスの見方
- 必要マナ:カードを使うために必要なマナ数
- カード名:カードの名称。モンスター名であることがほとんど
- レア度:カードのレア度。最高で星5つとなる
- タイプ:上で触れているタイプ。シューターは射程距離も記載
- オーラ:いわゆる属性のようなもの。バトル中のダメージには影響していない模様
- 種族:ドラゴンやデミヒューマンなど全8種類。主に下のリーダースキルにかかわる
- レベル:カードの現在のレベル。ほかのカードを合成することで上がっていく
- HP:カードの耐久力。0になると捨て札になり、戦線から離脱
- ATK:攻撃力を示す。高いほど敵に大きなダメージを与えられる
- MP:精神力。ヒーラーはこの数字の分だけ、味方のHPを回復できる
- INT:カードの知力。ブースターの補助は、INT分が味方のATKに加算される
- リーダースキル:デッキのリーダーにしておくことで発動する特殊能力
- スキル:バトル中にマナを消費して発動。敵にダメージを与えたり攻撃力をアップしたりと、効果はさまざま
- 才能:常時発動する特殊能力で、カードのレベルアップや同じカードの合成で開放される
タワーディフェンスと陣地取りの要素を加えた奥深いバトル
本作のバトルは、自軍と敵軍の陣地、守るべき拠点という要素によって、戦略性が高い。
まず、バトル画面の見方から紹介していこう。
画面の見方
- 自軍拠点の耐久力:0になると敗北となる
- 敵軍拠点の耐久力:先にこの数字を0にできれば、バトルに勝利
- デッキの残りカード枚数:これがなくなると、ユニットが出せなくなる。0になったら、拠点の耐久力を削って「リロード」しよう
- マナ:カードやスキルを使うためのエネルギー。1ターンに3ずつ増加していく
- ターン数:バトルの経過時間。1ターンごとに、各カードは1マスずつ前進していく
- 自軍拠点:攻撃されると上にある耐久力が減っていく
- 敵軍拠点:ここを攻撃すると耐久力を減らせる。バトルのメイン目標
- 自軍陣地:この範囲内に自分のカードを配置できる
- 敵軍陣地:敵はこの範囲に自由にカードを配置する
カードは自軍の陣地に配置することで「ユニット」となり、1ターンごとに1マスずつ前進していく。
ユニットは敵や拠点が射程距離に入ると攻撃し、拠点を攻撃したあとは捨て札になる。
要は「自軍拠点に敵を攻めこませず、いかに敵軍拠点の耐久力を0にするか」という部分が重要だ。
味方のカードで敵の進行を防ぎつつ、強力なカードで敵陣に切り込んでいこう。
勝利のコツは、ATKが高いユニットを活用して、敵の数を減らしていくこと。
数で押して敵の対応が間に合わないようにして、そのまま拠点まで押し切ろう。
コロシアムの正式オープンにも期待
陣地取りの対戦ということで、本作は対人戦があればかなり熱そうなのだが、コロシアムはまだベータ版。NPCとの対戦のみが楽しめる。
今後、実装の予定があるかは不明だが、ぜひとも対人戦をプレイしてみたいところだ。
じっくりカードを育成したい良作
タイトルに「限界凸騎」とあるように、本作はカードのレベルを限界の100まで上げると、水着バージョンが開放される。
残念ながらレビューを作成するプレイ時間ではレベル100には到底たどり着けなかったが、公式サイトにて数枚のカードは水着バージョンが確認できるので、気になる方は見てみよう。
単なる美少女ゲームと思いきや、なかなかに奥が深いバトルが楽しめる本作。
1枚くらいはレベル100のカードを作って、水着姿を拝んでみたい。
- 使用した端末機種:iPhone 6
- OSのバージョン:iOS 8.4.1
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.5
- 課金総額:0円
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