スマホ版ウイポは本格的なのにカジュアル!
『Winning Post スタリオン』(以下、ウイスタ)は、『Winning Post』シリーズ初のスマホアプリ。
プレイヤーは競走馬のオーナーブリーダーとなり、最強馬の作成を目指していく。
従来のWinning Post本来のデータ量、本格的なレースなどはそのままに、スマホ向けに遊びやすく進化した内容となっている。
初心者が遊びやすい親切設計
競馬ゲームというと、小難しいデータが多く、とっつきにくいイメージがあるかもしれないが、本作はさまざまな面で非常にわかりやすい。
馬の能力や調子、体重管理などが目で見えるゲームは珍しく、競馬ゲーム初心者でも遊びやすい設計がなされている。
自分好みに調教できる!
『Winning Post』シリーズとして考えると、調教を自分で考えられるようになっている点は大きな変化だ。
所有馬をどういう方向に育てていくかを自分で考えられるので、調教師としても楽しめるようになっている。
レースの臨場感がとにかくすごい!
本作は3Dグラフィックの美しさはもちろん、ファンファーレや実況が本物そのもの。
特に実況は、スマホの競馬ゲームで初めて、レース進行のすべてに音声が入っているという。
競馬場やテレビでレースを見ているような圧倒的な臨場感を味わうことができるはずだ。
馬データは1万種類超え! 名馬がライバルとして多数登場
競走馬の育成時は、1980年~現在までのいずれかの年代が選択され、その世代の馬たちがライバルとして登場する。
1万を超える実在馬データを誇る本作なので、多くの名馬の登場が期待できる。
伝説の名馬と戦い、勝利を目指していこう。
ライバル馬一例
- 1981年 皇帝「シンボリルドルフ」
- 1985年 芦毛の怪物「オグリキャップ」
- 1988年 四冠の帝王「トウカイテイオー」
- 1991年 シャドーロールの五冠馬「ナリタブライアン」
- 1996年 世紀末覇者「テイエムオペラオー」
- 2002年 英雄「ディープインパクト」
- 2004年 七冠の女傑「ウオッカ」
- 2009年 七冠の貴婦人「ジェンティルドンナ」
- 2013年 2016年ダービー馬「マカヒキ」
伝説の馬でレースに出れる
ウイスタの特徴のひとつは、歴代名馬を自分の所有馬としてレースに出すことができるところ。
種牡馬としてではなく、現役馬として所有できるゲームは実はあまり多くない。
伝説の馬たちのオーナー気分を味わえることも大きな魅力だ。
全国一のオーナーを目指すリアルタイム対戦機能
「対戦」機能で全国のプレイヤーと自らの馬を競わせることも可能。
「オレの最強馬」たちがしのぎを削るこの舞台でトップを獲ったそのとき、真の最強馬になれるのかもしれない。
スマホ向けにコンバートされたWinning Post
パラメータや調子の可視化など、スマホユーザーを意識したわかりやすさが非常に印象的な本作。
所有馬が歳をとらなかったり、生まれた幼駒をすぐに入厩できたりと、リアルさに欠ける部分も多少あるが、ゲームと割り切るとかなり便利で遊びやすい。
また、育成好きの筆者としては、自分好みに調教できるようになっている点がうれしい変化だ。
従来の『Winning Post』シリーズは「調教は調教師に任せるもの」という印象が強かったが、本作は育成ゲームとしての側面がかなり濃くなっている。
せっかく競馬ゲーム初心者から、コアなファンまで幅広く楽しめる作品となっているので、通信エラーをなんとかしてもらいたい!
- 使用した端末機種:Galaxy S7 edge / iPhone 6S
- OSのバージョン:Android 6.0.1/ iOS 9.3.1
- プレイ時間:約3時間30分
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
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