思考の読み合いがとにかく熱い対戦ボードゲーム
オセロや将棋、囲碁などのボードゲームは、いつの時代も多くの人に親しまれ、それらをモチーフとしたゲームも数多く作られている。
そのほとんどに共通しているのが、プレイヤーが順番に行動するターン制のルールだ。
『ライバルアリーナVS』は、従来のボードゲームと同様、一手一手が戦局を左右するボードゲームなのだが、プレイヤー同士が同時に行動を決めるという、同時ターン制のバトルを導入しているのが特徴だ。
シングルプレイはもちろんのこと、レートを稼ぐ公式戦や大会、近くの人と戦えるフリーバトルなど、数々の対戦要素も搭載。マッチングもスムーズで、快適に対戦を楽しむことができる。
作戦がハマると気持ちいいバトル
バトルでは、デッキの中から3体のユニットが場に出され、互いに1手ずつ同時に動かしていく。
デッキのユニットは、最大8体のクリーチャーと1体のヒーローから構成されるのだが、先に相手のヒーローを倒したプレイヤーの勝利となる。
場に出るユニットの順番は、任意に決めることができるため、ヒーローを最後に設定することが基本の戦略だ。
1ターンに動かせるのは1体のみ。縦か横に移動させた後、各ユニットが前方にいる敵に対して攻撃を行う。
また、画面下部の突撃ゲージが100%までたまると「突撃」を発動することができる。
これは、移動と通常攻撃の代わりに、特定のマスを狙って味方ユニット全員で攻撃するコマンド。狙ったマスに敵ユニットが存在しない場合、1ターンまるまるむだにしてしまうという、ハイリスクハイリターンな行動だ。
さらに、ユニットが踏んだマスは色が付いていき、9マスすべてを埋めると「ガーディアン召喚」が発動。
ヒーローごとに決まったガーディアンが設定されており、召喚時にさまざまな効果を発動してくれるので、積極的に狙いたいところ。
ただし、ガーディアン召喚を狙ってマスを埋める動きをしていると、相手に察知され、突撃されるなどのリスクも抱えることになる。
相手に勘付かれないよう、ダミーの行動を混ぜたり、体力が少なくて倒れそうなユニットを生贄的に使うなどの工夫が重要だ。
逆に、相手の行動を読み切って突撃を決めたり、ガーディアン召喚で有利な場を作り出した瞬間は、何とも言えない快感が味わえる。
ヒーローごとにさまざまなデッキ編成が可能
本作のデッキ編成は、ヒーローによって異なるコスト内で、最大8体のクリーチャーを編成していくのだが、ヒーロー自身もバトルに参戦するため、最大9体のユニットでデッキが完成する。
ヒーローはユニットとしての性能やガーディアンの効果はもちろん、相性のいいクリーチャー種族があり、その種族に関しては編成コストが少なくなるというメリットが存在。
コストを減らすことで、高レアリティーのクリーチャーを多く編成できるため、ヒーローごとにデッキの特色がでてくるだろう。
クリーチャーは、課金アイテムのジェムでBOX(いわゆるガチャ)を購入するか、シングルプレイの「捕獲エリア」で捕獲することで入手できる。
ATK、HP、SPDの基本能力に加え、覚醒時の効果やアビリティが多岐にわたり、最大8体のクリーチャーといえども編成の幅は広い。
自分なりのデッキを試行錯誤するのが、TCGのような感覚で楽しめる。普段からTCGを遊んでいる人に遊んでもらいたいゲームだ。
対戦モードでは大会も開催予定!
本作は、いつでも全国のプレイヤーと戦える対戦モードを搭載しており、バトルで勝利してスターを集めることで、毎日支給されるアイテムが豪華になっていく。
勝敗によって公式戦レートが増減していくので、配信開始直後から多くのプレイヤーがしのぎを削っているようだ。
また、現在はアンロックされているが、今後ゲーム内で大会が開催されていくようで、ものによってはレートによる制限がされているのが確認できる。
最近は、モバイルゲームのe-Sportsが盛んになりつつあるため、本作でもリアルでの大会やイベントが開催されることを願うばかりだ。
同時ターン制のバトルのおかげで、従来のターン制バトルと比べて、より相手の思考を読むことが要求されるゲーム性に仕上がっている本作。
TCGやボードゲームの経験者でも、新感覚の高度な心理戦が楽しめるはず。1回のバトルは意外と短時間で済むので、まずは気軽に始めてもらいたい。
- 使用した端末機種:iPhone 6s Plus
- OSのバージョン:iOS 9.3.2
- プレイ時間:約6時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
- 課金総額:0円
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