イカれた博士の脳みそに忍び込んでアイデアを破壊せよ
『Tentacles – Enter the Mind』(以下、Tentacles)は、狂気に満ちた研究を繰り返す博士の脳みそに忍び込んで、そのイカれたアイデアを破壊するという、なんともユニークなアクションゲームだ。
タイトルになっている『Tentacles』という言葉には、「触手」という意味がある。
プレイヤーは、この触手のようなキャラクターを操作して、各ステージに散りばめられたブロックを移動しながら、モンスターと化した博士のアイデアを破壊していく。
博士の頭に潜むモンスターの目玉を食べまくれ
プレイヤーが操作する触手は、博士の頭の中にある「負」と「悪」が生み出した存在だ。この触手には、博士の脳内を自由に動き回れるという特殊な能力がある。
博士の頭の中には、狂気ともいえるさまざまなアイデアが「モンスター」に形を変えて潜んでいるので、長く伸びる触手をうまく使いながら退治していこう。
立ちはだかるモンスターを倒しながら、奥にあるゴールまでたどり着ければステージクリアとなる。
攻撃でダメージを受け、左上のライフが0になるとゲームオーバー。そのステージの最初からやり直しになってしまう。
敵のライフは体についている目玉の数と同じ
触手の攻撃をよく見てみると、相手の体についている「目玉」を奪い取って食べている。
この目玉の数が敵のライフになっていて、体に付いている目玉を食べつくせば、そのモンスターを倒すことできる。
目玉を集めると新しいステージがアンロック!
バトルの舞台となる博士の脳内は、「エゴ」や「リビドー」、「パラノイア」など、何段階にもおよぶ精神の層によってステージが作られている。
これらのステージは、出現するモンスターの目玉をためることで開放されていくので、とにかく大量のモンスターを倒して目玉を集めていこう。
アバター機能で触手をスタイリッシュにカスタマイズ
最初はただの黒い物体にしか見えない触手だが、ステージの合間に立ち寄れるショップでパーツを購入すると、その見た目を変更できるようになる。
パーツは、「ボディ」「目玉」「テンタクル(触手)」「トレイル(移動時のエフェクト)」の4種類があり、組み合わせ次第では、かなりド派手な触手キャラクターが完成することも。
また、これらのパーツにはすべてスキルがついていて、購入するごとに触手がパワーアップしていく。
購入さえすればスキルはすべてのパーツに反映されるので、最強の性能のまま、好きな見た目に変更することが可能だ。
不気味な見た目の裏に良作が隠れていた!
イルカの頭になってしまった博士の見た目のインパクトや、触手で目玉を食べるという謎のゲームシステムなど、全体的にかなり濃い味がにじみだ出ている『Tentacles』。
初見ではちょっと遠慮したいと思ってしまった本作だが、意外とすんなりと奇妙な世界観に入り込むことができた。
敵の攻撃を避けながら触手で反撃していくバトルは、少々難易度が高めで、特に中盤以降は死なずにゴールまでたどり着くのはなかなかに難しい。
不気味な見た目をした触手も、やっているうちに愛着がわいてきてしまう、不思議な魅力を感じるゲームである。
- 使用した端末機種:iPhone 5s
- OSのバージョン:iOS 9.3.2
- プレイ時間:約2時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.1.2
- 課金総額:0円
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