SDガンダム ジージェネレーション アールイー【ゲームレビュー】

大人気のガンダムゲーム『ジージェネレーション』シリーズの最新作がスマホで登場! 今回はバトルがRTS風になっており、リアルタイムでの激しいモビルスーツ(以下、MS)戦闘が展開する。短時間でも楽しいシンプルな作りで、超おすすめの一作だ。

今度の『ジージェネ』はRTS風! おなじみの要素もバッチリ

『ジージェネ』シリーズといえば、マス目を移動してMSを動かしていくシミュレーションゲームの印象が強い。

しかし今回の『SDガンダム ジージェネレーション アールイー』(以下、アールイー)は、スマホに合わせてさまざまな要素を簡略化。さらにバトルはRTS風になっている。

簡略化されているとはいえ、「開発」や「設計」などのシリーズでおなじみの要素はしっかりと踏襲されており、シリーズのファンなら安心してプレイできるだろう。

プレイヤーは新しく作られたMS部隊の司令官となり、最強の部隊を作るべく奔走することに

チュートリアルガチャでは、ガンダムタイプのMSが必ず手に入る。筆者は「ガンダムエクシア」をゲット。『機動戦士ガンダムOO』好きなので、これはうれしい

MS小隊を率いて敵を撃破!

クエストでは、MS部隊に指示を出しながら戦う。

3機のMSで1つの部隊となっており、チームリーダーに指示を出すことで僚機はそれに追従していく。

チームリーダーをタップして、移動したい先、または攻撃したい相手までスワイプすれば、各MSは移動を開始する。そして敵に接近すると、装備している武器で自動的に攻撃してくれる。

バトル開始時の画面。いろいろ表示があるが、MSは自動できちんと戦ってくれるので、あまり気にせず「準備OK」を押してもOK

コンテナがあるときは、回収するよう最初に指示を出しておこう。戦闘に入ると忘れがちである

「制限時間内に敵を全滅させる」「ボスを倒す」「拠点を占拠する」などの勝利条件をクリアすれば、クエストクリアとなる。

クエストの制限時間は180秒なので、短い時間でもさっとプレイできるのがうれしい。倍速モードを使えば、1分くらいで片がつくだろう。

敵を倒していくと増援が出てくることもあり、クエストによっては大多数の敵を相手にしなくてはいけないことも。

各MSは、敵が射程内に入ると自動で攻撃する。格闘タイプの武器は射程が短いが威力が高く、射撃タイプの武器は遠くから攻撃できる

クエストによっては、「WAVE〇〇」と表示され敵の増援が出てくることも。あわてずに対処していこう

チームリーダーに指定したMSは、ゲージがたまると強力な「スペシャルアクション」を使うことができる。威力が高い、広範囲に攻撃できるなど、その効果はさまざまだ

もちろん、クエストの各所では『機動戦士ガンダム』シリーズの名シーンが登場!

「機動戦士ガンダム」のクエストでは、アニメの第1話「ガンダム大地に立つ!!」のシーンが忠実に再現されている。

シリーズの名シーンを追体験しつつ、プレイヤーがその場面に介入できるのが「ジージェネ」シリーズの醍醐味である。

ガンダムが動き出したのを見て、驚くジオンのパイロット・ジーン(その前に、思いっきりプレイヤーのMSが暴れているのだが……)。アムロが一生懸命ガンダムを操縦しているのを尻目に、ガンダムエクシアにザクザクやられてしまった

『アールイー』ではオンラインでのマルチプレイが可能!

本作で遊べるモードは、以下の3つ。

  • ガンダムの世界を追体験できる「ジェネレーションツアー」
  • 他のプレイヤーといっしょにプレイできる「マルチイベント」
  • 期間限定クエストなどが遊べる「スペシャルイベント」

目玉となるのは、シリーズ初のオンライン協力プレイができる「マルチイベント」だろう。

ほかのプレイヤーのルームに参加する場合は「ルームを検索」、自分でルームを作成するなら「ルーム作成」をしよう。ルーム作成時に「ルームコード」が発行されるので、これを使えば友だちといっしょにプレイできる

ルームを検索したところ。ほかのプレイヤーの通信状態や、使っているブーストアイテムなどが表示される

マルチイベントでは3人まで一緒にプレイできるので、ソロでプレイするよりもだいぶ楽になる。

難しいクエストがあったら、マルチイベントでほかのプレイヤーに助けてもらうのも1つの手だ。

全員の準備が完了したら出発可能に。バトルには、各プレイヤーが「チーム1」に設定している部隊が参加する

なおマルチイベント中は、倍速モードや「SA AUTO」が使えない。ほかのプレイヤーと足並みをそろえて、まとまって行動していこう。

また画面左側のフキダシからは、「よろしく」などの簡易チャットができる。強敵を撃破したときなどに活用していこう。

ソロプレイ時とは違い、出撃時に制限時間があるので注意。さっと準備を済ませてスタンバイOKにしておこう

敵がわらわらと出てくるので、協力して撃破していく。味方の作戦指示もリアルタイムで確認できるので、よく見ておき足並みをそろえよう

ガンダムの世界を追体験!「ジェネレーションツアー」

現在、ジェネレーションツアーでは『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムOO』のクエストがプレイできる。

ゲームの公式サイトでは『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の「フルアーマーガンダム」などの姿も確認できたので、順次追加されていくだろう。

クエストはチャプターで分かれていて、各チャプターは主人公視点の3本+相手側視点の1本という構成になっている

筆者は当然のごとく『ガンダムOO』からプレイ。私設武装組織「ソレスタルビーイング」が、世界各国の紛争に武力介入していく

主人公サイド視点の3本のクエストは難易度が低めなのだが、各チャプターの最後に登場する相手側視点の1本は、敵がたいていガンダムなので、かなり手ごわい。

3本目までクリアすれば次のチャプターに進めるので、4本目がクリアできない場合は後回しにして、部隊が強くなってから再挑戦するといいだろう。

グラハムといっしょに敵のガンダムエクシアに挑むのだが、ガンダムの性能たるやすさまじく、こちらのガンダムエクシアが撃破されてしまった……!

貴重なアイテムが手に入る「スペシャルイベント」

スペシャルイベントでは、「日替わりBOSSクエスト」や「曜日クエスト」などで貴重なアイテムが入手できる。

また、現在は「シャア専用ザクII」の素材が入手できる「シャア専用ザクII開発計画」も開催中だ(2017年7月25日の14:00まで)。

ジェネレーションツアーのクエストと比べると全体的に難易度が高いので、マルチでプレイするのもいいだろう。

日替わりBOSSクエストの「ビグ・ザム強襲(2)」に挑戦してみたところ、あっけなく大型メガ粒子砲でこちらのMSが全滅!

シリーズでおなじみの「開発」と「設計」も搭載!

ジージェネといえば、MSの開発と設計も大きな楽しみだ。本作でも、しっかり搭載されている。

これらの要素はランク3から開放されるので、少しプレイしてランクを上げておこう。

開発

一定のレベルに達したMSをベースに、「開発」してより強力なMSを作り出す。

ベースになるMSと、「開発プラン」のアイテムが必要だ。

「61式戦車」をベースに「ガンタンク」を開発。ベースになる61式戦車は失われてしまうが、最初からレベルが5のガンタンクが入手できる

開発完了には、リアル時間の経過が必要だ。Gゴールドを使えば、すぐに終わらせることもできる

設計

複数のMSを組み合わせて、新しいMSを「設計」する。

一定のレベルに達したMSが複数と、「設計プラン」などのアイテムが必要で、かなり手間が掛かる。

とはいえ、完成するMSは開発で入手するよりさらにレベルが高く、非常に高性能である。

設計のチュートリアルでは、「ジム」を作れる。しかし、ジムを作るにも育成した「ボール」「コアファイター」が必要なため、なかなか大変だ

シリーズの追加が待ち遠しい!

まだリリースしたばかりということで、登場するMSは種類があまり多くない。

個人的には『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の機体を早く実装してほしいところだ。

さまざまなシリーズが実装されれば、膨大なボリュームになるはずなので、アップデートが楽しみなタイトルである。

クエストが数分で終わるので、ちょっとした時間でプレイできるのもありがたい。

  • 使用した端末機種:iPhone 6s
  • OSのバージョン:iOS 10.3.1
  • プレイ時間:約5時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
  • 課金総額:0円

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