奇抜なコースでアクシデントが続出!?
自らが設計したコースでド派手なスタントを決めろ
ドイツに拠点を置くHeadup Gamesが新たに世に送り出したカースタントパズルゲーム『Bridge Constructor Stunts』。全世界で大ヒットを記録している『Bridge Constructor』シリーズの最新作だ。従来の、橋を作って車を走らせるパズル要素に加えて、今作では新たにカースタントのスリルが追加されている。ジャンプ台やループを自在に組み上げて、華麗なスタントを成功させよう。
橋を作るエンジニアと、ピックアップトラックを操るドライバー。2つの要素でスコアを競うスリル満点の物理パズルゲーム。自らが操作したドライブモードのリプレイを記録して、ほかのプレイヤーと共有して楽しむこともできる
コース作成とドライビングのデリケートな関係
本作にはゲームモードとして、決められた場所にコースを作るエンジニアのモードと、ピックアップトラックを走らせてスタントを行うドライブモードの2つがある。ゴールまでの道のりをつなぐ橋を架け、そして自らが操作してピックアップトラックで走破することが目的だ。まずは、チュートリアルの指示どおりにジャンプ台を作り、ゴールまでのスタントに挑戦しよう。
ジャンプ台のちょっとした角度や、ピックアップトラックの出すスピードによって、ジャンプの距離や飛び方が変化する。ジャンプ台のセッティングとピックアップトラックの操作、両方がかみ合わないとゴールできないのだ
重量感あふれるトラックが通過可能なコースを完成させろ
コース作成のポイントは2つ。まず、決められた支点から支柱を伸ばし、橋全体が崩れないように力のバランスを考えること。もう1つは、ステージごとに掛けられる費用が決められているので、その範囲内で買える部品で橋を設計し、組み立てなければならないことだ。また、ジャンプ台やループ台などの仕掛けは、トラックが通過するときだけ壊れなければOKで、通過した部分が後で崩れてしまっても問題はない。
ピンチインで支点が設定された場所を拡大して、各パーツの位置を決めてジャンプ台などを建設しよう。コースの一部を設置してから画面左下にある重りのアイコンをタップすると、各所の強度チェックが行える。支えが弱かったり力の分散ができていなかったりすると簡単に崩れてしまうので、小まめにチェックしながら建設を進めよう
いざ、ピックアップトラックでスタント！
試行錯誤を繰り返してコースが完成したら、画面左上の車アイコンをタップしてドライブモードに切り替えよう。アクセルをタップし続けると車が動き出し、徐々にスピードを上げていく。また、画面左の矢印アイコンはブレーキで、タップするとトラックを止められるぞ。また、これらの組み合わせで空中におけるトラックの姿勢を制御することもできる。スピードを調整してジャンプの高さや飛距離を変化させ、先にあるゴールを目指そう。
高得点の決め手になるフリップ、星、破壊、滞空時間
本作の最大の目的はゴールにたどり着くことではなく、ゴールしたときのスタントのスコアを競うことだ。スコアをアップさせるためには、4つの項目を意識してボーナスポイントを受け取ることが重要。ボーナスポイントの獲得にはトラックの操作だけではなく、ジャンプ台などの設計も大きく影響してくるので、いろいろな形を試してみるといいだろう。
空中で1回転を決めると見た目も派手でカッコイイ。ただし、やりすぎると着地で失敗するので、アクセルとブレーキを駆使してスムーズな着地を決めることが大事
ボーナス条件
- フリップ
ジャンプ時の空中回転。回転数が多い方が、得点が高くなる。アクセルで前方回転、ブレーキで後方回転を行うことができる。
- 星
コース中にあらかじめ設置されている星アイテムを獲得すると、ボーナスポイントが獲得できる。星アイテムのある場所へ到達するために、橋の形やトラックのスピードを調整しよう。
- 破壊
木箱や建造物などをトラックで破壊すると、ボーナスポイントをゲット。爆発のド派手な演出はスタントの華なのでぜひ狙いたいところだが、トラックが爆発するとチャレンジは失敗となる。
- 滞空時間
ジャンプした時の滞空時間が長ければ長いほど、ボーナスポイントがアップする。弓なりに大きく飛べば滞空時間が長くなって得点は増えるが、その後のスピードが極端に落ちてしまったり、飛びすぎて着地点が遠くなってしまったりするデメリットもある。
ステージに隠されたボルトを獲得
各ステージには、謎のボルト（ネジ）が隠されていることがある。相当な工夫をこらさないと獲得が難しい場所にあったりするが、じっくりと考えれば必ず獲得できる方法が見つかるはずだ。橋の形を熟考し、トラックを華麗にドライブして、すべてのボルトを集めよう。集めておくと、後で何かいいことが……？
かなり高い場所に置かれたボルト。スピードが足りなくてジャンプの飛距離が稼げない場合、いったん橋の途中まで進んでから、上り坂の角度を利用してバックしてみるという手もある。スタート地点より後ろにトラックを移動させることができれば、助走距離がさらに増やせて、よりスピードアップを狙えるはずだ
2つのパズル要素が融合した、難解かつ激しいゲーム
コースを設置するパートは物理演算パズルになっていて、少しでもバランスが悪いと簡単に崩れてしまう。しかし、コースが形状を保っていても、そもそもの設計がまずければトラックのスピードが乗らずにジャンプがうまくいかなくなってしまう。また、自分自身がトラックを操作して、派手なスタントを決めるほどに高得点が狙えるのも面白い。
難解なステージが多いが、ゴールしたときの爽快感は格別！ ハマリ度の高い作品だと感じた。ツクール系のゲームが好みの方におすすめしたい。なお、Android版も2015年10月8日にリリース予定だ。
- 使用した端末機種：iPhone 6 / iPhone 5c
- OSのバージョン：iOS 8.4.1
- プレイ時間：3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン：1.0.1
(C) 2015 Headup Games GmbH & Co. KG, ClockStone Software GmbH
