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5,000円で買える激安タブでゲームざんまい!?
Amazonプライム会員であれば4,980円でゲット可能な破格プライスのタブレット『Fire』が登場しました。類を見ないこの低価格タブレットがどの程度“使える”端末なのか、ベンチマークやゲームプレイを通じて検証してみました。
Fireの人気の秘密
AndroidにAmazonがカスタマイズを施した「Fire OS 5」を搭載したFireタブレット。執筆時点の9月30日現在、在庫状況は“通常2~3ヵ月以内に発送”となっているほどの人気ぶりです。人気の理由はその価格。8,980円という通常価格でもじゅうぶん安いのですが、Amazonのプライム会員であれば破格の“4,980円”で購入可能なのです。
Amazonプライム会員の年会費は3,980円。こう聞くと高く感じる方もいるかもしれませんが、お急ぎ便やお届け日時指定便が無料などの特典に加え、9月24日から『Amazonプライム・ビデオ』という映画やテレビ番組を定額で見放題になるVOD(ビデオオンデマンド)サービスも開始されました。ウォーキング・デッドの前日譚であるスピンオフドラマ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』など日本独占公開コンテンツなども楽しめるので、お得感は高いのではないでしょうか?
ハードウェアスペック
4,980円で購入可能なタブレットというと、パフォーマンスやクオリティーを不安視する方もいるでしょうし、正直ワタシも不安視していましたが、その心配は杞憂でした。
Fireの主なスペック
プロセッサー:MediaTek製MT8127(クアッドコア、最大1.3GHz)
ディスプレイ:7インチ(1,024×600ドット、171dpi)
オーディオ:モノラルスピーカー、マイク
ストレージ:8GB
マイクロSDカードスロット:あり(128GBまで対応)
カメラ:フロントカメラ、200万画素リアカメラ
WiFi:シングルバンド
連続動作時間:7時間
サイズ・重量:191×115×10.6mm・313g
4K解像度(3,840×2,160ドット)ディスプレイを搭載した最新スマートフォン「Xperia Z5 Premium」などと比べれば、画素数ではその8%にも届きません。しかし、画素数が少ないということは、それだけプロセッサーやメモリー(RAM)の負担が軽くなることにつながります。というわけでFireは、率直に言って“貧弱な”プロセッサーやメモリーを搭載しているにもかかわらず、それなりに快適に動作するのです。
ベンチマーク結果で見るFire
実際のパフォーマンスを見るために、『Quadrant Standard Edition』と『3DMark Ice Storm Extreme』でFireをテストしてみました。また、比較用にNexus 7(2013)でも同じテストをしました。
結果は、Quadrant Standard EditionではFireが5,209、Nexus 7が7,002。3DMark Ice Storm ExtremeではFireが3,326、Nexus 7は7,752というスコアとなりました。
FireはプロセッサーにMediaTek製MT8127(クアッドコア、最大1.3GHz)、Nexus7(2013)はQualcomm製Snapdragon S4 Pro APQ8064(クアッドコア、1.5GHz)を搭載しています。プロセッサーのリリース時期としてはMT8127が2014年、APQ8064が2012年と前者のほうが新しいのですが、ベンチマーク結果で比べると搭載されているCPUのクロック周波数、GPUがリッチなNexus 7に軍配が上がる結果となったわけです。
ゲームプレイフィールで見るFire
実際に2Dグラフィックのパズルゲーム『パズル&ドラゴンズ』と3Dグラフィックのカーレースゲーム『Real Racing 3』をプレイしてみましたが、多少のコマ落ちは感じられるもののゲームプレイ自体には支障はありません。これはディスプレイが1024×600ドットと低解像度なため、プロセッサーに対する負荷が低いおかげでしょう。
ただ一方、グラフィックのクオリティーに不満を感じる方は多いかもしれません。個人的にはキャラクターや背景グラフィックはほとんど気になりませんでしたが、文字のジャギーは少々チープな印象を受けました。ワタシはゲーム性には影響がないと割り切れますが、グラフィックにこだわりの強い方は、上に掲載した画像をよく見てご判断ください。
両ゲームをプレイしていてもう1つ気になったのがロード時間です。グラフィックデータを読み込み、展開する時間が少し長いのです。アプリアイコンをタップしてからロゴ画面を経てゲーム画面が表示されるまで、『パズル&ドラゴンズ』では約10秒、『Real Racing 3』では約25秒かかりました。のんびり待てなくもない時間ではありますが、スキマ時間にサクッと遊びたいときにはじれったいかもしれませんね。
独自のストアでゲームの網羅性は劣る
カスタマイズされたAndroidのため、FireはGoogleが運営する「Playストア」には対応していません。アプリやゲームはAmazon独自の「Androidアプリストア」から入手することになります。『Game of War』『パズル&ドラゴンズ』『チェインクロニクル』『消滅都市』『Minecraft』などメジャーゲームが多く提供されていますが、Playストアのゲームのすべてが網羅されているわけではありません。また『Ingress』のように、Googleアカウントと紐付いたアプリは利用できません。この制限についてはよく留意すべきでしょう。
とはいえ、Fire用のゲームは9月30日時点で131,702本がAmazonアプリストアで提供されています。ラインナップ数としてはじゅうぶんでしょう。
スマートフォンのサブ機としておすすめ
FireはそもそもAmazonのコンテンツサービスに特化したタブレットです。Kindleアプリで電子書籍を読んだり、Amazonプライム・ビデオで映画・テレビ番組を観るのは実に快適です。しかし、アプリやゲームなどのコンテンツも独自ストアで提供しているがゆえに、たとえば『モンスターストライク』などは遊ぶことができないわけです。
ただし、Amazonのプライム会員向けの4,980円という価格は、Amazonのコンテンツサービスの利用促進のために作られたFireだからこそ実現できたものということは忘れてはなりません。
ゲームは主にスマホでプレイし、その一部のゲームを7インチという大きなディスプレイを搭載したFireで遊ぶ。Fire用に提供されていないタイトルは潔くあきらめる……というライトなスタンスであれば、電子書籍や映画・テレビ番組を快適に楽しめるFireは非常にコストパフォーマンスの高いサブ機となるのではないでしょうか?
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