ヒーロースキル(HS)とは?
ヒーロースキル(以下、HS)とは、各ヒーローがそれぞれ持っている必殺技のようなものである。
ヒーローごとにHSゲージのたまりやすさが異なり、基本的には強力なHSを持つヒーローほどたまりにくくなっている。
HSを使うためにはHSゲージを最大までためる必要があり、獲得済みポータルキーエリア内にいる間少しずつたまっていく。
ポータルキー拡張時は通常時の2倍の速度でたまるため、HSゲージがたまりづらいヒーローは序盤から積極的にポータルキーを拡張してHSをためることを意識したい。
HSはどれも強力な効果ばかりだが、その中でも試合状況を一気に変えてしまうものや、対処を間違えると敗北に直結してしまうものが存在する。
そんな強力なHSも、あらかじめ対処方法を知っていれば焦らず落ち着いて対処することができるだろう。
この記事では、対処が難しいHSをピックアップしてどのように対処すべきかを解説していく。
強力なHSを持ったヒーローの対処法
『#コンパス』では、HSが試合に与える影響はかなり大きい。
3分間の試合のうち、2分間以上劣勢でも、強力なHSひとつで逆転することも多く、実際に身に覚えのあるプレイヤーも多いのではないだろうか。
以下、強力なHSをもつヒーローごとに分けて対処法を解説したので参考にしてほしい。
ディズィー
1.強力な点
敵チーム全体を強制スタンさせるという超強力な効果を持っており、敵をスタンさせることができればほぼ確実に倒すことができる。
原則、HSを使う以外では回避不能であり、HSがたまっていない相手にはめっぽう効果的。
ディズィーのHSに合わせて敵がHSを使用することも多く、その後の味方HSが機能しやすくなることも魅力的だ。
2.具体的な対処法
ディズィーはHSがたまるまでに時間がかかるため、序盤に敵陣まで攻め込んでディズィーのHSがたまらないようにする方法が一番効果的だ。
ステージやステータス差などで詰めることが難しい場合は、味方全員でHSをためて、ディズィーHSに備えよう。
ディズィーHSの際に味方全員がHSを使ってしまうと、その後に他の敵ヒーローによる返しのHSで一気にやられてしまうことが多いため、チャットなどで意思疎通をして誰がHSを使うかを共有するようにしたい。
特に、強力なHSを持ったヒーローで編成され、終盤のHSラッシュで逆転を狙う「まくり編成」と当たったときに、敵ヒーローによる返しHSで負けてしまう可能性が一気に高まるので注意しよう。
ルチアーノ
1.強力な点
100%ダメージカットかHS以外で防ぐことが不可能なため、相手のHS、カード状況次第では確実に1人以上倒すことができる。
一瞬で複数人を倒すことが可能なので、劣勢でも試合をひっくり返すほどの可能性を秘めている。
2.具体的な対処法
ルチアーノはHSがたまるまでに時間がかかるため、序盤に敵陣まで攻め込んでルチアーノのHSがたまらないようにする方法が一番効果的だ。
ステージやステータス差などで詰めることが難しい場合は、味方全員でHSをためて、ルチアーノHSに備えよう。
全員でためることが難しい場合は、100%ダメカを持っていない人が優先的にためるようにしたい。
3.注意点
HSがたまったルチアーノに対してカードを使うと、それに合わせてHSを使用され確実に倒されてしまう。
カードを使って倒したくなる気持ちを抑えて、HSを合わせる準備をしておこう。100%ダメカを使った状態でカードを使うのはアリだ!
めぐみん
1.強力な点
HS以外では防ぐことのできないダメカ貫通HSであり、HSがたまっていない相手は確実に倒すことができる点がとても強力。
HSの攻撃範囲内なら、敵にHSをほぼ確実に使わせることができるため、その後の味方HSが効果的に使いやすいことも魅力的だ。
2.具体的な対処法
めぐみんのHSはめぐみんの体力に依存して範囲が決まるため、試合後半の使われたくないタイミングのときは、なるべくめぐみんを攻撃して体力を減らすようにしよう。
HSの範囲が狭ければ、1人が守りたいポータル内でHSを使って回避するだけで防衛できる。
コクリコ
1.強力な点
数多くの強力なHSを持つヒーローと異なり、コクリコはHSがたまりやすい。
それゆえに、最初からHSをためて、たまり次第すぐに使うことで、対処しづらいタイミングで敵に大量のデバフ効果を付与できる点が強力だ。
移動速度強化カードと組み合わせると、ほぼ確実に複数人の敵をデバフ状態にすることができ、序盤からポータルキー制圧数で有利を作りやすく、コクリコHSだけで試合が終わってしまうこともあるほどだ。
2.具体的な対処法
コクリコHSに対してカウンターとして返せるHSを持ったヒーローがいる場合、そのヒーローはHSを必ずためるようにしたい。
リュウやイスタカなどは、コクリコのHSより基本的に先にHSがたまるため、タイミングさえ合わせれば、コクリコのHS発動直後を狙ったカウンターHSで倒すことができる。
限定的ではあるが、デルミンの通常攻撃4発目を合わせてもキルを狙うことが可能だ。
ステータス差で一撃で倒せないこともあるが、体力はかなり削ることができるので、デルミンを使うプレイヤーは敵にコクリコが来たら覚えておきたい。
十文字アタリ
1.強力な点
一度HSを使ってしまえば、最大体力の40%のダメージを受けるまで永遠に効果が持続し、攻撃カードを使わなくても継続的にかなりのダメージを与えることができる点が強力。
スプリンターという移動速度が高いロールの性質上、持ち前の移動速度の高さで攻撃を避けるとで、ガンナー以外からのダメージを受けることが少なく、ガンナー相手にもダメカを複数枚デッキに入れることで強気に出ることができる。
2.具体的な対処法
一度発動されてしまうととても強力なHSではあるが、弱点もそのぶん多い。
攻撃カードやスタンを1回でも当てると、攻撃カードによるダメージやスタン後の通常攻撃で、アタリのHSを対処することも可能だ。
また、「深淵より湧き上がるシャドウ」や「独災者 アングリフ・ギフト」のような、敵を体力の40%以上のダメージを与える毒状態にするカードを当てれば、毒によるダメージだけでHSを消すことができる。
グスタフが味方にいる場合も、アタリの残り体力にもよるが、グスタフのHSによる割合ダメージでHS効果を消せることも多い。
しかし、毒状態にするカードやグスタフのHSは、ダメージカットカード(ダメカ)は貫通できるものの、カウンターカードによって防がれてしまうため、アタリがカウンターを使った直後に使うのがおすすめだ。
3.注意点
基本的にアタリはHSを1試合に2回使うことが多い。
1回目のHSを消した後にアタリを倒してしまうと、復帰した直後にスタート地点でHSを使われて、再びHSに苦労することになるだろう。
できるだけ1回目のHSを消した後は、倒さずにギリギリまで体力を削った状態で放置しておこう。
体力が少ない状態で2回目のHSは使いづらいため、行動をかなり制限することが可能だ。
マリア
1.強力な点
マリアのHSはかなり広範囲を引き寄せるため、キルする目的だけでなく、ポータルキーを奪う際に役立つことが多い。
「グレートウォール」のような段差のあるステージで、段差下でHSを使用した場合、Cポータルキーががら空きになって取れてしまうことも。
2.具体的な対処法
マリアのHSダメージ自体はダメカで防ぐことができるため、HSを使われた際には焦らずダメカを使うようにしよう。
引き寄せ効果でポータルキーを奪われることがあるため、HSのたまっている味方が率先して奪われそうなポータルキーのエリアを踏んでHSを使うようにしたい。
リュウ
1.強力な点
一番魅力的な点は、なんといっても回転率の良さだろう。
100%カットのダメカやカウンターを貫通してダメージを与えられないものの、発生の早い確殺HSを1試合に複数回使うことができるのは唯一無二の強さである。
敵ヒーローがポータルキーを触ったタイミング、攻撃カードを使ったタイミングに合わせて打つことで倒せるうえに、敵がHSを使った直後を狙ってHSで倒すカウンターHSとして使うこともできるため非の打ち所がない。
2.具体的な対処法
HSのたまっているリュウが近くにいる状態でポータルキーを触ってしまうとHSで倒されてしまうため、ポータルキーを触る際には長時間100%ダメージカットができるカード「全天首都防壁 Hum-Sphere LLIK」を持ったヒーローが、全天を使ってから触るようにしよう。
リュウのHSの距離には限界があるため、HSを使う際にはなるべく遠くに離れて、リュウのHSで倒されない位置まで逃げて、カウンターHSをされないように心がけたい。
3.注意点
HSのたまったリュウに安易にカードを使ってしまうと、HSを合わせられて倒されてしまうことも少なくない。
特に試合終盤は、倒されてしまうことが試合の勝敗に影響をおよぼすことが多いため、状況を見極めてカードを使うようにしたい。
アダム、(春麗、ノクティス)
1.強力な点
敵がHSを使った直後を狙ってHSで倒す、カウンターHSとしてとても優秀な点があげられるだろう。
敵のHSに対しての返しや、敵の攻撃カードや妨害カードに合わせて使うことで、返り討ちにすることが可能だ。
他にもカウンターHSができるヒーローはいるが、アダムや春麗、ノクティスは、特にカウンターHSを決めやすいヒーローだろう。
2.具体的な対処法
基本的に自分から敵に当てにいくHSではなく、敵の行動に合わせて使う受けのHSであるため、自分からカードを当てにいかない意識がとても重要だ。
スタンにかかってしまった場合には、スタン中に確実にHSを当てて倒す攻めのHSとして使われてしまうため、スタンには絶対当たらないように気をつけよう。
また、敵チームにディズィーがいる場合は、ディズィーHSと合わせて使われることが多い。
複数人近い場所に固まると、ディズィーHSのスタン中にまとめてアダムたちのHSが当たってしまうため、ディズィーのHSを受けるときは複数人の味方がまきこまれないような位置取りを意識しよう。
ルルカ、ポロロッチョ
1.強力な点
C地点のポータルキーを覆うように使うことが可能で、敵にHSのたまったヒーローがいなかったり、防御アップカードを持っているヒーローがいなかったりした場合、かなり効果的だ。
ポロロッチョのHSがガード破壊するのに対し、ルルカのHSはガード破壊効果はついていないが、代わりに継続時間が長く、HSもたまりやすくなっている。
2.具体的な対処法
HSを使われたら、落ち着いて早めにHSを使って耐久したり、ダメージ自体はそこまで大きくないため「楽団長 ドルケストル」などの防御アップカードを使ったりして耐久しよう。
ルルカのHS効果内にダメカを使って入ることは、ルルカのHAでガードブレイクされる危険性が高いため、なるべく避けるようにしたい。
あらかじめ誰がポータルキーのエリアを踏んでHSを使うか相談しておいたほうがスムーズだろう。
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