失踪した弟を探して壁の向こうの世界へ
本作の舞台は、天を突き刺すほどの高さを持つ「脅威の壁」により分断された世界。
ある日起きた大地震により、脅威の壁に亀裂が入り、壁の向こう側への道が開く。
壁の向こうの世界に興味を抱いたストームパペット王国は、王国内の優秀な騎士団で調査団を結成し、探索を開始する。
しかし、調査団が壁の亀裂に入った後、壁は激しく振動し、亀裂を閉ざしてしまう。
王国最高の剣士「エイデン」を中心とする第4調査団だったが、壁の向こうに行ったきり3年たっても誰も戻ってこない
エイデンの兄であるシュタインは、行方不明となったエイデンを探すため、第5調査団を結成。
再び開いた亀裂を抜け、壁の向こう側へと捜索に向かう。
シュタインが壁の向こうで見たものは、2体の巨神による戦いだった。
壁で分断されていた北側の世界では、2体の巨神が激しい戦いを繰り広げていた
第5調査団は戦いに巻き込まれて散り散りになり、シュタインも瀕死の重傷を負ってしまう。
だが、戦っていた片方の巨神がシュタインに力を貸し、一命を取りとめる。
シュタインは大切なものを失う代わりに、巨神「エラジュード」の力を得るのだった。
エイデンを救うため、どんな代償も支払うとしてエラジュードと契約するシュタイン
世界観やストーリー設定が非常に凝っているので、まずはしっかりプロローグを見ておくことをおすすめする。
プレイヤーはシュタインとなって、壁の向こう側にある「新世界」を探検していくことに――。
壁の向こうは精霊や獣人が住まう世界
一命を取りとめたシュタインが目を覚ましたのは、精霊や獣人が暮らしているブランドット村。
新世界は、人間以外の多数の種族が存在するファンタジーの世界だった。
冒険は、このブランドット村を拠点にして展開していく。
メインメニューの画面。中央にキャラクターがいて、周囲にメニューが設置されているという、中国や韓国製のRPGではよく見かけるレイアウトだ
村でのメニュー
- 英雄：チームの編成や、キャラクター（英雄）の強化を行う
- アイテム：装備アイテムの強化や、素材を組み合わせての製作ができる
- 巨神：バトル中に使う巨神の入手、変更ができる
- 召喚：いわゆるガチャ。英雄のほか、武器、防具、アクセサリーガチャがある
- 商店：課金アイテムの宝石の購入や、装備アイテムの製作図などが入手できる
- バトル：ほかのプレイヤーのチームとの戦いができる「ランブルバトル」、突破した関門の数に応じて報酬がもらえる「関門占領戦」などがプレイできる
- 探検：村の外に出て、新世界を探検していく。いわゆるストーリーモード
- クエスト：達成した実績に応じて、さまざまな報酬がもらえる
※「特別販売」はCBTでは準備中
基本的に「探検」で各ステージをクリアしていくことで、ゲームが進行していく。
新世界各地で起きる事件を解決しつつ、エイデンにつながる手がかりを探していこう。
ストーリーは「Act」で区切られており、CBTではAct8まで確認できた。曜日ダンジョンでは曜日に応じた強化・進化素材が手に入る
各Actには15ものステージが登場。さらに、難易度が「一般」「英雄」「伝説」と分かれているため、ボリューム満点だ
スピード感満点のオートバトル
本作のバトルは、各英雄が自動で行動するオートバトル。英雄3人でチームを編成し、敵に立ち向かっていく。
コマンド入力がないので、展開は非常にスピーディーだ。
プレイヤーは、「アクティブスキル」の発動と、巨神の召喚を任意で行うことができる。
バトルは3連戦になっていて、最後には強力なボスが待ち受けている。
バトルでは、味方は左、敵が右という配置。英雄は通常攻撃のほかに「アクションスキル」や「パッシブスキル」を所持しており、自動的に使ってくれる
アクティブスキルを発動すると、画面が暗転してド派手な攻撃を行う。威力が高いものが多いので、アクティブスキルの使用タイミングは非常に重要だ
序盤は適当にスキルを発動しているだけでも勝てるが、Act1の後半辺りから段々と敵が強くなってくる。
英雄の強化は必須だ。
英雄のスキルと強化について
オートバトルということで、敵とは正面からぶつかりあう形になるため、英雄を強化しておかないと強い敵にはまったく対応できなくなる。
英雄それぞれのスキルを把握して、効率的にバトルしていこう。
英雄はさまざまなスキルを持っているのに加え、武器と防具、アクセサリーを装備できる。また、ほかの英雄を合成することで大きくレベルアップする
ステータス画面の見方
- 職業：英雄の職業。タンカー、アタッカー、サポーターの3種類
- 属性：火、水、木の3種類。火は木に強いが水に弱い、水は火に強いが木に弱い、木は水に強いが火に弱いと3すくみになっている
- レア度：英雄のレア度。最高で星6まであり、進化させることで全英雄が星6まで成長する
- レベル：ステージのクリアや英雄の合成などで経験値がたまり、一定以上たまるとレベルアップする
- アクティブスキル：任意のタイミングで発動できるスキル。発動には時間経過でたまる「ソウル」が必要になる
- アクションスキル：英雄が自動で発動するスキル。使用可能になるとすぐに使ってくれる
- パッシブスキル：バトル中は常時発動する。英雄が星5、星6に進化すると獲得
- チェインパッシブスキル（1、2）：特定の英雄を「伝承」させると常時発動する
- 装備品：武器、防具、アクセサリーが装備可能。武器と防具は職業ごとに装備できるものが異なる
- 追加装備品：同じ英雄を合成することで、装備品の枠が追加できる
特に重要なのが、英雄のレベル。探検のステージクリアでも経験値がもらえるが、量が少ないのでこれだけだとなかなか上がらない。
いらない英雄を合成して、一気にレベルアップするのが得策だ。
同属性の英雄を合成すれば、10レベル程度はすぐに上がる。ステージクリアで英雄がドロップすることもあるので、不要な英雄はどんどん合成に使おう
圧倒的パワー！巨神召喚
バトルでもう1つ重要なのが、巨神召喚だ。1-15クリア以降に使用可能となる。
普段、巨神は味方キャラクターの上をふわふわと浮遊しながらサポートしているが、一定時間が経過するとマナがチャージされ召喚準備が整う。
この状態で巨神をタップすると、マナが召喚ゲージに転移されるので、さらに一定時間が経過すれば巨神を召喚できるようになるという仕組みだ。
ローディング画面のTIPSより。チュートリアルでは紹介されないので、地味に重要な情報だ
召喚ゲージが光っていれば、巨神を召喚できる。この状態で召喚ゲージをタップすると、巨神召喚！
巨神を召喚すると、専用のカットインが入り、圧倒的なパワーで敵を攻撃していく。
巨神は約10秒経過するか、スキルを発動すると帰還していく。
ロボットアニメよろしく、シュタインが巨神を召喚！ 迫力のカットイン演出が挿入される
巨神は画面に収まりきらないほどの大きさ。すさまじい攻撃力で敵をせん滅してくれる
エラジュートのスキルは、味方の英雄が無敵になるというもの。ピンチでもこれを使えば逆転できるかもしれない
爽快感に満ちた良作RPG
Act3までプレイを進めてみたが、謎に満ちたストーリーに惹き込まれ、どんどん先に進めたくなった。
ストーリーや世界観が作り込まれているので、テキストは読み飛ばさずにじっくりプレイするべきだろう。
ボリュームがあり、英雄の育成もやりこみ要素が満載。特に、巨神を召喚したときの爽快感はかなりのもの。
最近プレイするRPGがないという人には、ぜひプレイしていただきたいタイトルだ。
正式リリースを楽しみに待っていてほしい。
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