バトルもイベントも育成もプレイヤー次第! 選択するローグライクRPG
自由なダンジョン探索とターン制のコマンドバトルという、RPG好きにはたまらない2つの要素を融合させたのが、本作『クラウンテイカーズ』だ。
主人公は、農夫として日々を過ごしていたへっぽこ勇者。自らの知恵と傭兵の仲間の力で、父である王様を助けるべく冒険に出る。
クーデターによって幽閉されてしまった王様は、息子である主人公に「思念」で助けを求める。処刑執行まで、あまり時間は残されていないが……
ローグライクRPGというと、ダンジョンに延々と潜っていくようなイメージがあるが、本作の舞台は国全体。
すごろくのようなマップを進み、王様が処刑される前に目的地である城を目指す。
矢印で進む方向を選択し、8つあるエリアを1つずつクリアしていく。道中にはさまざまな施設が設置されており、それぞれでイベントが発生する
施設や敵の前のマスに到達すると、そこで何をするかの選択肢が表示される。どれを選択するかはプレイヤーの自由だ
敵とのバトルは、ターン制のオーソドックスなコマンド方式。1ターンの中で、各ユニットが2回の行動ポイント分だけ移動や攻撃などを行うことができる。
そして、すべての敵のHPを0にできれば勝利だ。
最初は勇者1人だが、傭兵を雇えば複数ユニットで敵と対峙することができる。行動順は自分で決められるので、最適な組み合わせを選択していこう
ただし、バトルなどで勇者のHPが0になってしまうとゲームオーバー。どれだけ先に進んでいても、最初のエリアからやり直すことになってしまう。
きついと感じた場合は、ゲーム冒頭の難易度選択でイージーモードにするのもありだ。
イージーは前回挑戦時の経験値が引継がれるため、最初から高いレベルで挑戦することが可能になる。ゲームに慣れるまでは、こちらを選ぶのがいいかもしれない
3つ目のエリアからは課金が必要!
本作は無料でダウンロードしてプレイできるが、エリア3以降を遊ぶのには「フルゲームプレイ権」が必要となる。
エリア2まではお試し感覚でプレイできるので、自分に合うゲームかどうかを実際に遊んで判断してみよう。
エリア2のボスを倒せるか次第だが、順調なら30分程度でここに到達。フルゲームプレイ権の価格はワンコインほどだ
マップ内は選択の連続!ときには運も必要となる
マップ内の各施設では、多彩なイベントが発生する。
すべてがプレイヤーにいい影響を与えるものばかりではないことに加え、同じ選択肢を選んでも毎回同じに結果になるとは限らない。
運までも考慮した、プレイヤーの判断が重要となる。
レベルが上がる施設もあれば、ダメージを受ける施設もある。時には運を味方につけることも必要だ
敵の討伐を依頼されることも。これを達成することで新たな傭兵がアンロックされる
ランダム性の強い施設、そしてイベントもあるが、できることがある程度決まっているものもある。いくつか紹介していこう。
宿屋
各エリアのスタート地点には、宿屋が1つ設置されている。ここでは傭兵を雇うことができるほか、アイテムの購入などが可能。
1つの宿で雇える傭兵は1体のみなので、確実に仲間にしておこう。
傭兵は、近接型や遠隔型など、それぞれで特徴が異なる。筆者は近接攻撃の勇者をダメージソースにしているので、後衛でサポート
「女給仕」では、パーティーのHPを回復できるアイテムを購入できる。HPの回復手段はそれほどないので、できれば購入しておこう
鍛冶屋
鍛冶屋では、強化素材を消費してレベルを上げることで、手持ちの装備を強化することができる。
また、これによってルーンを装着する枠も増える。どちらもステータスアップには欠かせない要素だ。
ステータスアップの効果を付与するルーンの装着も、鍛冶屋で行う。対象のルーンを装備の枠のところまでドラッグしよう
城
敵が待ち受ける施設。危険だが、貴重な戦利品が入手できることもある。
城でのバトルは敵が多い。傭兵が少ない場合は注意
限られた時間を有効に使おう
エリア内では、移動するとその都度時間が経過する。
1日(24時間)が経過するたびに敵が強くなるため、各所の探索に時間を掛けすぎるとリスクどんどん増えていく。
探索やパーティーの育成にどの程度費やすか、その配分が重要。プレイヤーの腕が問われるポイントの1つだ。
画面左下の表示で、時間が確認できる。移動距離が長いと、その分だけ掛かる時間も長くなる
イベントの中にも、時間が掛かるものが存在。それに見合うものが入手できることもあるが……
エリアの最後には必ずボスが待ち受けているが、討伐後に探索を続行することも可能。
手強いボスなら、先に倒してしまうという手も検討してみよう。
ありそうでなかった1本
ローグライクの探索とターン制のコマンドバトルという、RPGの定番要素を同時に楽しめる本作。
どちらもありふれた要素なのだが、両方を取り入れた作品はそれほど多くないように思う。
マップでもバトルでもとにかくプレイヤーの判断が問われるところが、難しくもあり面白いところであるといえるだろう。
特にノーマルモードはかなり骨太な難易度なので、繰り返し挑戦して、何度も一喜一憂してみるのが楽しい。
マルチエンディングをうたう本作。エンディングすらもプレイヤー次第だ。どうやら「!」マークの施設でのイベントがカギになっているようだ
- 使用した端末機種:Galaxy S7 edge
- OSのバージョン:Android 6.0.2
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
- 課金総額:0円
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