目指せ甲子園! 女子野球部が描く青春群像劇
『八月のシンデレラナイン』(以下、ハチナイ)は、オートで試合が展開していく育成スポーツゲームだ。
プレイヤーは女子野球部を率いる監督となり、彼女たちを甲子園まで出場させることを目的に奮闘していくことになる。
主人公は、大きな怪我をして野球生命を絶たれてしまった過去を持つ。本作の舞台となる高校で有原翼と出会い、再び野球の世界に戻ることに
オートで試合内容が進んでいくといっても、選手の調子や能力が低いままだと安心して見届けられなくなってしまう。
そのため、各選手たちのパラメーターを確認しつつ、強力な能力が備わった選手へと成長させられるかが大きなポイントになってくるのだ。
デレ戦でエールをためて新たなストーリを開放!
本作のメインストーリーは、特定の条件を満たさないと開放されない仕組み。
条件を達成するには、「シンデレラマッチ」(通称、デレ戦)でほかのプレイヤーが組んだチームに勝利し、必要なぶんの「エール」を集めなければならない。
対戦相手と試合するには、画面右上に表示されている「元気」(いわゆるスタミナ)を消費することになる。
この元気は、デレ戦で一定値のエールをためることで発生する「昇格戦」に勝利し、「青春ランク」を上げることによって上限値が増えていく。
強いチームの基準はチームの評価
昇格戦を進めていくと、自分と同じレベルの相手も表示されるようになるはず。
そうなった場合、勝敗を分けるのは「どれほど選手を育成しているか」という点である。
選手を強化させる手段は大きく分けて2種類あり、その1つが強化キャラを使ったレベル上げだ。
強化キャラとなる「べアマックス」は、試合の報酬として入手でき、ベースとなる選手と同属性のものを素材にすることで獲得EXPも多くなる
レアリティーごとにレベル上限が決まっているので、その点も覚えておきたい。
- N:レベル20
- R:レベル60
- SR:レベル80
- SSR:レベル100
また、強化する選手より、強化相手の方が高いポテンシャルを持っていた場合だと、ベースとなった選手のポテンシャルが1段階アップする。
例えば、強化したい選手の粘り強さがFで、強化素材となる選手の粘り強さのポテンシャルがCだった場合、強化後はEになるという仕組みだ。
基本的には、以上の2点を踏まえたうえで各選手を強化していくことで、自然とチームの評価も伸びていくはずだ。
デレストで試合に役立つ強力なスキルを習得
昇格戦に勝利していき青春ランクが3になると、「シンデレラストーリー」(デレスト)が開放される。
このデレストは、日々の野球部の活動を通じて、選手たちに強力なスキルを習得させるモードだ。
監督役のプレイヤーは、限られたターンの中で後半にある試合に向けて、選手たちに練習の指示を行っていく。
カードに表示されている数値が練習ポイントになっており、レアリティーの高い選手ほどいい練習メニューを持っている。
より多くの練習ポイントを稼ぐことで、強力なスキルを複数習得することができるため、オーダー編成には普段スタメンとして扱っている選手を選んでおきたい。
さらには、練習に使うカードの色に応じて、画面左側に表示された選手アイコンの下にある「やる気ゲージ」がたまっていく。
このやる気ゲージがMAXになると、その選手との「特訓」が始まる。
特訓のルールは、練習と同じように同じ色のカードを選ぶのみ。クリアするとその特訓相手との絆が深まる「絆エピソード」が発生!
これらを限られた期間でこなしていくと、最後にNPCとの試合に臨むことになる。
デレストの試合では、入手した絆の証の獲得数に応じて選手たちの調子が決まってくるので、勝利するためにも多く獲得しておきたい。
スキルを習得させたい選手、練習メニュー強化のための選手、試合に勝つための選手を、どうバランスよく編成できるかが監督の腕の見せどころとなる
かわいい選手たちで最強チームを作ろう!
どの選手も最終的には最高レアリティーであるSSRまで育成できるのだが、新しい選手が欲しい場合はスカウトに挑戦してみよう。
スカウトには「ナインスター」が必要となっており、ストーリーのクリア報酬や購買部で購入することが可能だ。
スポーツゲームでありながら最終的な試合の勝敗はチームの育成具合によって決まるため、コツコツとした育成が好きな方にはピッタリの作品といえるだろう。
- 使用した端末機種:iPhone 6s
- OSのバージョン:iOS 10.2
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.1
- 課金総額:0円
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