高濃度XM検出車両「NL-PRIME」が関東再上陸!
この7月から、WILLERと『Ingress』のコラボ企画であるエンターテイメントバス「NL-PRIME」が関東に戻ってきました。前回は、新宿近郊で開かれた「yuzu1966さん添乗企画&NL-PRIME交流会」の模様をご紹介しました。
新たに用意されたコースは、「東京駅周遊コース」と「日光街道 埼玉六宿コース」の2種類。
私が乗車したのは「日光街道 埼玉六宿コース」の3便目で、栗橋駅西口ロータリー(15:30発)→幸手宿(16:00着)→フリータイム(16:40発)→杉戸町流灯工房(17:10着) というものでした。
今回のコースでは、「2017司アキラメダルカード」入りのNL-PRIMEのキット以外に、いろんな特典が用意されているのが大きな特徴です。
六宿AGが監修したNL-PRIMEスペシャルミッションと、その6連ミッションを完成させて、バス予約確認書と一緒に見せると、青または緑色の杉戸町×NL-PRIMEオリジナル根付けがもらえるほか、搭乗者全員に杉戸町のXMスポット「宝性院不動堂」限定BIOカードももらえるという太っ腹ぶりなのです。
読みが甘かった!全身が汗でシャワーを浴びたような状態に
NL-PRIMEの出発は15:30。その前に、栗橋駅周辺に用意されたミッションを2つクリアしておかなくてはなりません(もちろん、今回用意された特別ミッションを、いつどの順でやるかは自由です)。
お昼ぐらいに栗橋駅に着いて、先にミッションを終えてからどこかでランチを食べようという計画を立てました。
ミッション自体は15分と30分程度らしいので、1時間もあれば十分でしょうというわけ。「余った時間は仕事でもしようかな?」なんて思っていたのですが、甘かった!
栗橋駅に向けて家を出た直後はまだよかったのですが、新宿に着いたあたりですでに汗だく。汗っかきなので、汗染み対策で黒いワンピースを着ていたのですが、これもアダに。
全身をつたう汗がものすごく、持っていたハンドタオルがあっと言う間にシケシケ……。しかも帽子も忘れており、これは大失敗だと思いました。完全に真夏仕様で来るべき天気だったのです。
唯一の救いは、日焼け止めを塗ってきたことと、凍らせたペットボトルの水を持っていたことくらいでした。
ミッションスタートするも、15分が1時間に感じられる暑さでぼやきまくり
電車の中でひと息つけたものの、12:00過ぎにミッションを始めたとたん、コンクリートからの反射と湿度で絶望的な気分に。日影が全然ありません(苦笑)。
15分のミッションをサクサク歩いて終えようと思っていたのに、足が全然前に進みません。
アラフィフの身にとことん堪える環境に「なんでかしら? ウィークエンドにあたし何してんのかしら? 何と戦ってるのかしら? 先日は1日にレゾ1,000本指すとかやったけど、今回は灼熱地獄の中でミッションとか、自分と戦いすぎでしょうIngress!」と、ぼやきまくり。
2つめのミッションでは、次のポータルまでの距離が835mと出たときに「え〜マジで〜」と、思わず声が出てしまいました(苦笑)。
その後、ロータリーで再会したミッション勢である知人AGさんは「お、でも1kmないね♪」と笑顔でいってましたが(笑)。
やっとランチ!アットホームな喫茶店でチキンステーキカレーをいただく
すでに廃人同然の心理状態で駅前まで戻って来た私。「ファ・・・・・・ファミレスは・・・・・・どこにあるかしら・・・・・・」検索するも、最寄りのガストまで徒歩15分(約1km)。
暑さの中、歩ける自信がなかったので、駅前で空いていた喫茶店に入りました。
ゼィゼィ言いながら、ランチメニューにあったチキンステーキカレーとアイスコーヒーをオーダー。しばしの休息です。
とても地元の方に愛されてる喫茶店のようで、来店するお客さんは皆さん、おかみさん風の方と親しげに会話していました。
祖母、母、娘の3人で訪れて「いつも娘がお世話になってます!」なんて、ごあいさつされていたり。そういうお店、私の周りにはなかなかないので新鮮な光景でした。
着ていたカーディガンが汗で洗濯直後のような状態になって、全然乾かないので閉口。でもカレーはとてもおいしくいただきました。汗だくになった体に、お味噌汁が染みました。
いよいよNL-PRIME乗車!ビデオが進化してました
ランチ休憩の後、コンビニで新しいタオルを入手。15:00過ぎに駅前のロータリーで待っていると、杉戸町流灯工房発のNL-PRIMEが出現しました。
前のツアーでバスの中から降りてきたのが、久しぶりに会った友だちで笑いました。メダルをきちんと並べようと、ミッションを頑張っていたようです。
久しぶりに乗車した車内はとても涼しく、天国のよう! NL-PRIMEのXMは、夏はひんやりしてるみたいですね。「こんなことなら、いくらでもXM浴びてよくてよ!」という気持ちになります。
栗橋から幸手までの間は、恒例の司アキラ少佐進行のビデオです。以前と同じと思いきや、新しい映像や質問もあってリニューアルされていました。
少佐の雰囲気が歌手の宇多田ヒカルさんを思い出させるのですが、それは私だけでしょうか(詳しくは乗車してお確かめください)。
スキャナを見ているうちに質問が始まっていて、回答し損ねたり、選択肢を読んでいるうちに時間切れになったりすることも……。
突然質問が始まるところや、選択肢をのんびり読んでいると回答に間に合わない、ハイレベルセンシティブ仕様な点は変わらずです。
幸手付近までは道路沿いにポータルがほとんどないので、UPC狙いでスキャナを見ていると、質問に答える損ねることがありますから要注意
幸手でもミッション――40分があっと言う間に
途中、休憩で止まる幸手では、WILLERの広報さんと一緒に、2つのミッションを回ってみました。やっぱり一緒に回れる人がいると楽しいですね。
お昼ほどではありませんでしたが、相変わらず灼熱地獄であることは変わりなく。駅前のコンビニが、突然の猛暑を避ける人たちの避難所のようになっていて、笑いました。
ミッションをやっていると、40分の休憩時間はあっという間に過ぎてしまいますね。
その後、幸手から終着点の杉戸までは採点タイムに。一番遠い場所のキー比べで、私の10,372kmがわずかに及ばず! 合計得点では案の定、凡人ぶりを見せつけられました。
杉戸でゴール!なんとかミッションを終えて根付けをゲット
ゴールの杉戸に到着してから、NL-PRIMEのオリジナルタオルを購入。前に扇子を買っていたので、これで夏用セットができました。
NL-PRIMEに別れを告げた後は、最後のミッションを2つこなしました。ミッション終了後にはオリジナルの値付けをいただきました。これで本日の任務完了です。
初めての場所でミッションをやっていると、私のような方向音痴はどこにいるのかわからなくなってしまいます。
その点、特別ミッションは指示どおりに回ると、元いた場所付近に戻ってこれる仕様なので助かりました。
杉戸といえば、7月1日にミッションデーが開催された場所ですね。WILLERの清家さんによれば、杉戸は行政が『Ingress』の活用に積極的で、NL-PLIMEの運行地として自ら声を上げてくださったとのこと。今回のバス運行もそれで実現しているのだそうです。
また、その思いにこたえるように、7月1日のミッションデーにはこの杉戸に約2,000人のAGが集まったのだといいます。すごい。
いや、それにしても。日が傾いてきて随分暑さは弱まったとはいえ、美しい夕陽ですら暴力的に見える1日でした。
途中、電車の中で爆睡しながら帰宅すると、来ていた黒いワンピースに白い柄が出来ておりました。どれだけ汗をかいたのかと!
気づいたこといろいろ
栗橋、幸手、杉戸。ふだん宇都宮方面に行く機会がない自分は、恥ずかしながら『Ingress』を通じて知りました。イベントのたびに新しい街の名前を覚えられる。『Ingress』の醍醐味ですね。
今回のミッションでは、メダルの色が3色になります。中にはこの色を全部そろえて並べたくなる人も。私は2色ずつ、6つのメダルが並びましたが、こだわりたい方はいらっしゃるようで(笑)。
先にミッションを制覇しておくと、幸手でのんびりできるのでおすすめです。
とにかく暑くてヨレヨレでしたが、こういう環境を乗り越えていると、一緒にいる人との距離が縮まったりするのですよね。
同じ釜のメシは食べないかもしれませんが、同じバスに乗りながらミッションをクリアしていると友だちも増えそうです。
ビデオと設問がちょっと変わっていましたし、特典も豊富なので、NL-PRIMEが初めての方だけでなく、久しぶりに乗ってみようかなという方も、ぜひどうぞ。
ただし、今の季節は日影が少ないので、水分補給など熱中症対策はくれぐれも怠らないようにしてください。
私は乗車前に1人で歩き回りましたが、人通りの少ない場所もありますので、数人で歩いたほうが安心かつ暑さが紛れていいかもしれません。
また、NL-PRIMEは窓が完全に封鎖された空間の中で、ビデオを見て質問に答えたり、シートに記入したりという作業があります。乗り物に酔いやすい方は、あらかじめ酔い止めの服用もお忘れなく!
ちなみに、ミッションを始めてから気づいたんですが、あまりの日差しの強さにiPhone 7 Plusの画面がまったく見えなくなりました。しかも、青いCFでずっと覆われていたので、道もほとんど見えないという状況で、かなり不安を覚えました。
ダメもとでHUAWEIのMate 9で見たら、これが驚くほどよく見えて衝撃! 色もかなり自然で日影を作る必要ゼロでした!
仕事柄、これまでいくつかの端末を真夏に見ていますが、ここまで画面が綺麗に見えた端末は初めてかもしれません。
暑さで本体が熱を持つのは避けられないのですが、アッチッチにはなりませんし、写真が撮れなくなることもなく、無事に写真を撮りながらミッションを完遂することができました。
写真が綺麗に撮れることからずっと愛用してますが、ここまでとは思いませんでした。もしHUAWEI Mate 9をお持ちの方がいましたら、この夏のイン活に絶対役立ちますよ!
以上、参考情報でした。
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