銃が2丁で爽快感も2倍
シンプル×爽快感を可能としたゲームシステム
プレイヤーは主人公の女性「カーリー」を操作して、人間がゾンビ化する怪奇事件の解決を目指す。
ステージ内にはゾンビやギャングなどの敵ユニットが徘徊しており、銃と体術のアクションを駆使して敵を倒しながら進めていく。中でも2丁の拳銃を使い、両方の銃を交互に放つ高速射撃や、2体の敵を同時に攻撃すると言ったアクションは爽快の一言。
ガンシューティングにありがちな、武器を持ち替えるバトルスタイルではないものの、ハンドガンのみで戦いたいストイックな方にはお勧めしたいタイトルだ。
敵の群れは手りゅう弾で処理
敵ユニットに囲まれて退路もない、そんな状況に陥ることも多々ある。そんなときは、画面左上にある手りゅう弾を使おう。マークをタップし、投げ込みたい場所をスワイプで決めると、敵を巻き込む大爆発がおきるので、まとめて倒すことができる。
ジャイロ機能により、直感で視点変更が可能
本作はTPSとなっており、カーリーの周囲360°を俯瞰して見ることができる。またジャイロ機能を搭載しているので、スマホを傾けるだけで視点を変えられるのだ。
TPSのスマホ向けタイトルは数あるが、スマホ本来の機能をゲームのシステムとして引き出しているのは、本作独自の魅力だ。
自由度の高い育成要素
また、ただのガンアクションに留まらず、カーリーのさまざまな能力をパワーアップさせる育成要素も充実している。敵を倒した際に落としたり、ステージ内の宝箱の中から入手できる「デーモンソウル」を集めておくと、タイトル画面で攻撃力、防御力、命中率、移動速度のパラメータを強化できる。
どのパラメータを上げるかはプレイヤーの好きにできるので、1つの能力に特化させたり、バランスよく強化したりと自由度は高い。
簡単だが奥深い絶妙な難易度
STAGE 3まで終えて思ったのは、難易度調整が絶妙になされているということ。
類似のゾンビゲーに現れるゾンビは非常にタフになっていることがほとんどだが、本作のゾンビは、3~4発で倒せるほど打たれ弱い。しかし、序盤から10体以上のゾンビに囲まれてしまうほど、“数”で攻めてくるので、ゾンビの強さに関してはむしろ丁度よかった。
それ以上に、ステージを進めていくと、密かに敵に接近するスネークモードや、回転して敵の攻撃を避ける緊急回避などが必須となり、アクション要素が強くなっていくため、瞬間的な判断が苦手な人には難しく感じてしまうかもしれない。
スマホ向けでありながらその実は超本格派
これだけの要素が詰まっていながら、300円前後で購入できるのは非常に大きい。普通にゲームソフトを買ったと思えば破格の値段と言える。
また、ゲーム内にはガチャやアイテム購入などの課金システムは存在しないため、一度購入してしまえば、隅々まで遊び尽くすことが可能なタイトルとなっている。
- 使用した端末機種:iPhone 6
- OSのバージョン:iOS 8.3
- プレイ時間:約2時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.03
(c) 2015 Byulbram Studio