Zgirls【ゲームプレビュー】

美少女たちを訓練しながら、ゾンビがうごめく世界で街づくりをしていくリアルタイムストラテジー『Zgirls』。プレイヤー同士の資源の奪い合いや、ギルドでの共闘はもちろんのこと、女の子と仲よくなってデートできる「恋愛ゲーム」のようなシステムが面白い!

学園都市を舞台にした美少女vsゾンビの本格RTS

『Zgirls』は、資源を集めてさまざまな施設を建設し、街を発展させていくオーソドックスなリアルタイムストラテジーゲームだ。

街の外にはゾンビが大量発生していて、ゾンビパニックの要素もあるタイトルになっている。

美少女vsゾンビ! ウイルスによってゾンビだらけになった世界で、Zガールズと呼ばれる美少女たちとともに戦おう

プレイヤーは学園都市の指揮官となり、街を大きくしながら美少女たちの訓練を行い、ゾンビに対抗するための戦力を整えていく。

海外で制作されたゲームだが、キャラクターはかなり日本向けにデザインされている。またボイスも日本の人気声優が担当しているなど、普段ストラテジーゲームをプレイしていない人でも親しみやすく作られている。

本作のヒロインポジションともいえる花原紗希。キャラクターボイスは人気声優の花澤香菜さんが担当!

ゾンビとのバトルでは、デフォルメされた美少女軍団が敵を包囲して集中砲火!

右を見ても左を見ても、とにかく美少女(とゾンビ)しかいない本作。

このハーレムを守るためにも、まずは学園都市の機能をどんどん強化して、ゾンビと戦える力をつけていこう。

タップすると女の子がフルボイスでしゃべりまくる!

都市の中を歩いている女の子たちは、タップをするとセリフが表示される……のだが、何とすべてのセリフにボイスがあるというのが驚きである。

キャラクターごとにセリフは何パターンもある。「ツンデレ」や「おっとり」など、キャラクターごとにバッチリと設定もあるようだ

燃料と食料を集めて学園都市の施設を強化!

RTSのジャンルに分類される本作では、「燃料」と「食料」の2種類の資源を集めていくことが重要だ。

これらの資源は、都市の内部にあるすべての施設の建設や強化、さらには美少女部隊を編成するときなど、さまざまな場面で必要になる。

燃料は「油田」、食料は「農地」を建設すると、自分の都市で大量に生産できるようになる

また本作では、都市の周りで元気に歩き回っているゾンビをタップしてやっつけると、燃料や食料などをドロップする。

そのため、RTSでよくある建設の待ち時間に、ちょっとした資源稼ぎができるようになっている。

生産施設の周りはゾンビだらけ。資源回収のついでにゾンビからも回収できるので楽ではあるが、どう考えても危険である……

資源を集めたら、学園都市に備わったさまざまな施設を強化していく。

メイドカフェや学生寮といった、かなり現代風にアレンジされた施設などもあり、海外のリアルを売りにしているストラテジーゲームとはまた違った面白さがある。

学生寮の近くには、どこかで見たことあるカレー屋さんやラーメン店も。よくあるストラテジーとは路線が違いすぎる点が目立っているが、これはこれでアリなのかもしれない

集めた資源を使って施設を強化していく。建設中になると、現場で一生懸命働いてくれている女の子たちの姿が見られる

序盤のチュートリアルはかなり短めなので、このジャンルに慣れていない人は、画面左下にある初心者ガイドに沿ってプレイを進めていくのがいいだろう。

次に何をすればいいのかを順番に教えてくれるので、基本的なゲームの流れがつかみやすくなるはずだ。

とりあえずこれをしっかり見ていれば、序盤に迷うことはなくなる。便利!

美少女部隊を作って街の外にいるゾンビを退治せよ

街にある施設を強化していくと、ゾンビと戦う攻撃部隊の訓練ができるようになる。

訓練では、いわゆる兵士たちを生産できるのだが、近距離のファイターも遠距離のガンナーもすべてが美少女ということで、訓練はとても楽しい。

画像の女の子は近距離タイプの美少女兵士。序盤では、ほかに銃を持った遠距離タイプの兵士も生産できる

生産した兵士たちは、教官といっしょに待機している。命令を出して、ゾンビたちとのバトルに送り出そう

都市の外には、広大なワールドマップが広がっていて、ほかのプレイヤーの都市やゾンビ軍団、資源がもらえる採集ポイントなどがある。

マップで好きな場所をタップすると、その場所に軍隊を派遣できる

手ごろなゾンビを選んだら、美少女部隊を送り込んでいく。

バトルはすべてオートで、こちらの戦力がゾンビよりも強ければ勝利となり、資源やアイテムなどを獲得できる。

ゾンビたちには、種類やレベルがある。まずはレベルが低いゾンビから順番に倒していこう

訓練した美少女部隊で、突撃ーッ!

ほかのプレイヤーの都市に攻め込むことも可能

ワールドマップにて周囲に点在するほかのプレイヤーの都市は、ゾンビ戦と同じように攻め込むこともできる。

勝利すると……おそらく保有している資源をごっそりと奪えるのだが、今回のプレイでは残念ながら返り討ちに合ってボコボコにされてしまった。

お隣さんの都市に試しに攻撃……結果は?

次々と犠牲になっていく美少女兵士たち

見事に失敗し、兵士たちは全滅してしまった……

序盤はなかなか難しい対人戦だが、「偵察」を使えば相手の戦力がわかるようになるので、やってみたい人はしっかりと偵察をしてから攻め込むようにしよう。

学園都市では女の子とのデートイベントも!?

ある意味で、本作のいちばんの見どころと言えるのが、仲間になった女の子とデートができる機能だ。

街にある「学生寮」という施設では、さまざまなデートイベントが発生するという、まさしくギャルゲーといったストラテジーゲームっぽくない楽しみがある。

都市の中にある学生寮に入ってみると……?

たくさんの女の子が待っていた!

それぞれの女の子の部屋に行くと、Live2Dで動きまくるキャラクターたちが待っている

ここでプレゼントを渡すと、女の子たちの好感度が上がり、少しずつ関係がよくなっていく。

今回のプレイでは、「ドライ」→「フレンドリー」→「リスペクト」まで上げられたが、最終的にはどこまで仲よくなれるのか気になるところである。

さらに特定の条件を満たすと、女の子とのデートイベントが発生。2人きりになって、さまざまな会話を楽しむことができる。

デートイベントのアンロック条件は少し厳しめで、まったりペースだと次のイベントまでが遠いのが残念。だが、やっていくうちに少しずつ見られるようになるだろう

イベント中も、キャラクターがLive2Dでさまざまな表情や仕草を見せてくれる

ここだけ切り取ると、ストラテジーゲームということを忘れてしまいそうなくらい、完全な恋愛シミュレーションゲームになっている。

肝心のデートイベントにボイスがないのが残念だが、ストーリーは長めなので見ごたえはバッチリだ。

ソロプレイでも楽しめる“萌え”を突き詰めた変わりダネのRTS

ストラテジーといえば、ギルドに入ってみんなで協力プレイというイメージが強いが、本作ではソロプレイでも楽しめる要素がたくさんある。

女の子のキャラ設定は日本の恋愛ゲームに近いものがあり、見た目もかわいいのでとっつきやすい。

筆者の推しは、「ボクっ娘」の剣持卯月。ボーイッシュでちょっと投げやりなところがかわいい!

「同盟」機能を使えば、ほかのプレイヤーとチームを組んで世界中のプレイヤーと勢力争いもできるので、みんなでワイワイ遊びたい人にもおすすめだ。

世界各国で配信されていることもあり、ゲームに参加しているプレイヤーの人数は申し分ない。

ざまざまな国のプレイヤーと交流するチャンスもあるので、ぜひゾンビ系ストラテジー『Zgirls』をみんなでプレイしてみよう!

ゾンビさんたちも学園都市の外でみんなの参加を待っている……かも?

  • 使用した端末機種:iPhone 5s
  • OSのバージョン:iOS 10.2
  • プレイ時間:2時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.53
  • 課金総額:0円

(C)xingjoys