気分はクリエイター!? バーチャルな惑星を旅してモビルモをつくろう
本作は、3Dパーツをつなげた移動体「モビルモ」を発明し、バーチャルの惑星を自由に探索していくカジュアルなシミュレーションゲームだ。
自動車会社として世界的に有名なトヨタが、集団的創造をコンセプトに活動しているチームラボと協力して開発したタイトルとなっている。
内容は非常にシンプルで、好きなパーツに動きをつけながら組み合わせ、世界中のプレイヤーが手掛けたモビルモを参考に、新たなモビルモをつくりあげていくのみ。
つくっている最中には、各パーツの色や傾きなどの細かい部分を自由にいじることが可能だ
作成したモビルモは、あちこちにキャンディーが転がっている砂漠や、クリスタルが輝く洞窟エリアなど、全部で9つあるエリアにて好きなように動かすことができる。
各エリアにはそれぞれ特徴があるので、それに合わせたモビルモを用意すると、より楽しく遊べるはずだ。
初めて動かすモビルモの場合は、シンプルな草原が広がるドーナッツ草原がおすすめ!
新たなモビルモはクリエイトモードで作成
モビルモの作成は、クリエイトモードを活用して行っていく。
初心者から上級者までを幅広くカバーしてくれる「スタンダード」と「エクスパート」の2つのモードが用意されている。
何からつくればいいのか迷ってしまうという人も、まずは2つのモードで色々と試してみよう。
モビルモ作成モード
あらかじめ形創られたノーマルパーツと、それに動きを登録したアクションパーツを組み合わせて「モビルモ」を作成できるのが「モビルモ作成モード」だ。
作ったり動かしたりするのにこれといってルールはなく、動くものであれば各エリアのどこに持っていっても問題ない。
モビルモを作成する際、最初に必ず中心となるコアを決めるのだが、慣れないうちはできるだけ多くのパーツが取り付けられるものを選択しよう
モビルモの操作方法は、主な移動を画面左下のコントローラーで、ジャンプなどのアクションは画面右側にあるX、Y、A、Bのボタンに割り振ることで行うことができる。
もし手動での操作が面倒だという場合でも、そのエリア内に「足あと」を残すことで、コントローラーを使わずとも自動で動きをたどってくれる。動作確認もこれで捗るだろう。
足あとを残せる時間は、画面上に表示されたゲージがたまりきるまでの間となる
ちなみに、ほかのプレイヤーが同じ場所に足あとを残していると、そのエリア内にその人のモビルモが出現するうえに、それをタップすることで使われているアクションパーツをもらうことも可能だ。
新しいモビルモを作成したら、好きなエリアで動作確認をしつつ、必ず足あとを残すようにしよう。
序盤から多くのパーツを集めたい人は、9つすべてのエリアに足を運んでみるのもひとつの手である
アクションパーツ作成モード
ノーマルパーツに動きを登録して「アクションパーツ」自体を作成できる「アクションパーツ作成モード」だが、プレイヤーの想像力がそのまま影響してくるため、やや上級者向けといえる。
ただ、自分が作成したアクションパーツは自分自身が消去しない限り、新しいモビルモをつくるときに必ず表示される仕組みになっている。失敗を糧にしながら、新たなイメージをふくらませていこう。
新着や人気の高いモビルモは欠かさずチェックしよう!
ゲームに慣れてくると、ほかのプレイヤーがどんなモビルモを作ったかや、人気の高いモビルモがどんな構造になっているのかが気になってくるはずだ。
そんなときは、モビルモレーダーで最新情報をチェックしてみよう。
このモビルレーダーの画面上で気になるものをタップすることで、対象のモビルモに加えて、そのプレイヤーが作成しているモビルモやアクションパーツなども表示される。
新しくモビルモを作りたいけれど、なかなかいいイメージが思い浮かばない……というときは、ほかのプレイヤーの作品を参考にしてみることが大切
本作を最大限に楽しむポイントは、好きな形をつくり、自由に動きをつけつつ、お互いに「共創」することなので、ほかのプレイヤーの技術は積極的に吸収していこう。
作るだけではない遊び要素が盛り沢山!
ゲーム全体の流れとしては、Build(つくる)、Move(動かす)、Adventure(探検)、Meet and Clone Parts(出会い、そしてクローンする)なので、基本的にはモノを作成することがメインとなる。
物をつくるのに一定時間を待つという要素がないため、誰が遊んでも自分のペースで遊べるはずだ
しかし、作ったり動かしたりするだけだと、長くプレイするには物足りないと感じるプレイヤーも多いはず。
本作では、これまでに紹介してきた遊び方以外にも、自分で作成したモビルモでタイムアタックやバナナレースなどのミニゲームに挑戦するというコンテンツも用意されている。
レース専用のモビルモを用意したり、勝利したときの限定称号を集めるのも、本作を楽しむための重要な要素。空いた時間などには、これらのコンテンツにも触れてみよう。
パズルゲームとは違った頭の柔軟性が重要!
動くものさえつくれば遊べるという手軽なゲーム性のため、小さな子どもがプレイしても十分理解できるぐらいのカジュアルさ。これが非常に大きな魅力といえる本作。
実際に遊んでみるとわかるのだが、組み合わせたパーツが少しでも傾いていたりすると、つくったモビルモは動かない。そのため、同じ考えに固執しすぎない柔軟性が重要だと感じた。
また、モビルモをつくるだけでなく、ミニゲームなどの遊びの要素もあるおかげで、誰が遊んでもあきらめさせず、飽きさせない絶妙なゲーム性は特筆ものだ。
なお課金要素は一切ないので、これもうれしい!
- 使用した端末機種:iPhone 6s
- OSのバージョン:iOS 10.2
- プレイ時間:約3時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.00.12
- 課金総額:0円
(C) 2017 Toyota Motor Corporation. All Rights Reserved.