ひと味違う育成要素が魅力のコマンドバトルRPG!
一般的なスマホRPGのキャラクター育成といえば、強化素材を集めるためにクエストをひたすら周回し、強化合成をポチッと押して再度クエストへ……という作業になりやすい。
これを面倒に感じてしまうことは、スマホゲーマーなら「あるある」ではないだろうか?
本作『神式一閃 カムライトライブ』における育成システムでは、それらの作業ゲーと揶揄されるものとはまったく異なるシミュレーション風シナリオモード「修行」を搭載!
この修行によって、キャラクターを強化していくことこそが、本作の最大の魅力ともいえるだろう。
プレイヤーは、ガチャなどで手に入れたキャラクター「カムライ」を、ストーリーを楽しみながらトレーニングさせ、自分好みの性能へと育てていくことができるのだ。
育てたカムライは、クエストやPvPモードの「闘技場」で大活躍させられるので、修行の成果がゲーム全体の進行に直結する仕組みとなっている。
修行の合間には盛りだくさんのイベントが!
修行モードでは、1人のカムライを主人公として選択し、特訓を積んでいくことに。さらに主人公とは別に、最大6人の仲間カムライも選ぶことになる。
特訓・散歩・休憩の3つのコマンドを選択して進行していき、8回行動すると1クールが終了。8回目の行動後にバトルイベントが発生し、次のクールへ。
これを最大4クールこなすことで、1回の修行が終了となる。
特訓のメニューは、腕力や技術力などの全6種類。
メニューに応じて、力・技・体・心、4つのポイントを獲得でき、これを消費してカムライのステータスを強化していく。
ポイントをどのように割り振るかは自由なので、バランスよく育てたり、攻撃に特化させたりといった性能の傾向を自分でコントロールできるのが、本作のキャラクター育成の特徴だ。
特訓や休息などのコマンドの前後には、さまざまな会話イベントが発生する。
カムライたちの日常が垣間見えるだけでなく、各種ポイントを獲得したり、バトルで使用できるスキルを習得できたりするなどのメリットがあり、最終的なステータスに大きな影響を与えるのだ。
発生するイベントの多くは、仲間として設定したカムライによって種類が決まっており、育成するカムライの育成方針次第で、仲間にすべきカムライが決まってくる。
この修行モードだけでも、1つのゲームとして成立しそうなほどのやりごたえがある。そのため、従来のスマホRPGの育成要素とは違う、独特の育てる楽しさが生まれているような印象だ。
また、カムライはガチャなどで手に入れて修行させるのが大まかな流れなのだが、同じカムライを何度でも修行させることが可能。
最初からやり直す必要はあるのだが、思うように育てられなかったとしても、チャンスは1回きりというわけではないので安心しよう。
さらに修行を開始する際、ホーム画面には「イツクシマ編」という気になる表記を発見!
おそらく、現在プレイできるシナリオのほかにも、新たなシナリオが追加されるのではないだろうか?
多彩なスキルが生み出す上質なバトル
修行で戦力を整えたら、クエストや闘技場に挑戦する準備が完了。
クエストでは、オリジナルのストーリーが楽しめ、闘技場ではほかのプレイヤーとのPvPバトルに挑むことができる。
バトルシステムはシンプルで、敵・味方問わず素早さ順にスキルを発動していくというもの。修行で習得したスキルから選ぶ、コマンド選択方式だ。
スキルの効果には、防御力上昇のような各種バフ・デバフから、スタンなどの状態異常まで、RPGファンになじみ深いものが多い。
単純に攻撃し合うだけでなく、味方同士のバフの掛け合いなどが重要になり、戦略性はかなり高いバトルシステムとなっている。
カムライ育成は子育てに通ずるものがある
上記のとおり、バトルは単調なわけではなく、クエストの難しさも難しすぎず簡単すぎず、いい塩梅だ。
それでも、本作は何が面白いかと聞かれたら、迷わず「修行」と答えたい。
修行全体の流れや特徴は上で述べたとおりだが、それによってつくられたキャラクターたちが、クエストと闘技場というほかの分野で活躍させられるのがとにかく楽しいところ。
手塩にかけて育てたカムライたちがクエストで戦う姿は、例えるなら運動会で徒競走を走る児童のよう。
プレイヤーはその児童を応援する親であるという構図が、本作の中に構築されているのだ。
子どもであるカムライが負けてしまう姿は見たくない! いち早く、修行モードでの育成理論を確立し、強いカムライを育てたいものである。
- 使用した端末機種:HTC U11
- OSのバージョン:Android 7.1.1
- プレイ時間:約5時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
- 課金総額:0円
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