ヒーロー学園の生徒ともにご当地怪人を倒せ!
『キミヒロ』は、突如地球に落下してきた「ヒロイック隕石」により、少年少女たちに超人能力が発現するようになった日本が舞台。
街を守る正義の味方の「ヒーロー」と、超人能力を利用して悪さをする「怪人」による戦いを描いたRPGとなっている。
ヒーローの多くは、超人能力を持った若者を優秀な人材へと育てる特殊な学園「ヒーロー学園」の生徒たちである。
主人公の少年・皆野祐樹は、超人能力を使って怪人に1人で立ち向かう姿が学園長の目に止まり、ヒーロー学園へスカウトされる。
テンポよく進むリアルタイム制のバトル!
本作のバトルは、行動順が来たヒーローから攻撃を行うリアルタイム制のシステムとなっている。
行動順は、画面上部にある「タイムライン」によって把握できる。
各ヒーローの行動順になると、タイムラインは一時停止。その行動を選択できるようになる。
キャラクターの行動は「攻撃」「アクティブスキル」「友情合体」の3つから選ぶ必要がある。
攻撃は、画面の右下に表示される「アタックボタン」をタップするだけで行える。
また攻撃後には、収縮する光のリングが敵に重ねて表示される。
光のリングが小さくなっていき、中央の点と重なるタイミングでもう一度アタックボタンをタップすると「ラッシュ」を繰り出せる。
ラッシュは、敵に追加ダメージを与え、タイムライン上で少し後退させることができるというもの。ラッシュを発動し続ければ、敵に行動のチャンスを与えず一方的に攻撃することも可能だ。
さらに、攻撃を行うと画面下部のヒーローアイコンのゲージがたまっていく。ゲージが満タンになると「必殺技」を繰り出せるようになる。
その状態でラッシュを発動すると、形状の違う光のリングが登場。ラッシュ時と同様にタイミングよくタップすることで、専用のカットインが入って必殺技が発動するのだ。
また、ヒーローごとに用意されたアクティブスキルも存在する。味方全体の能力を向上させるバフ効果や全体攻撃など、種類は豊富である。
そして、友情合体! これは、敵に攻撃することで徐々にたまる「友情ゲージ」が満タンになったときに使える大技だ。
敵単体に全員で攻撃した後、相手全体にも追加で大ダメージを与える強力な攻撃となっている!
ヒーローも怪人も個性的!
本作には、さまざまな超人能力を持ったヒーローたちが登場する。
現段階で約40人ものヒーローがいて、戦闘には向いてなさそうな能力などがあるのも面白い。
ヒーロー一覧でそれぞれのプロフィールを閲覧することができ、本名や超人能力の説明などが確認できる。
それぞれがヒーローを目指したきっかけも記載されており、細かな設定など非常に凝っている。
ヒーローは主に、ログインボーナスや課金にて入手できる「ダイヤ」を使用して行うガチャで入手できる。
また、クエストやショップで手に入る「英雄結晶」を集めることでも獲得可能だ。
なお敵として登場する怪人たちは、ゲームタイトルにもなっているように「ご当地怪人」である。
最初に登場するご当地怪人「キューバーン」は、まさにタコそのもの。関西弁でしゃべり、手下のたこ焼き怪人たちと一緒に悪さをしている。
ただ単に話し方などが地域に合わせられているだけでなく、攻撃モーションなどにも反映されているところに、開発スタッフの強いこだわりが感じられる。
ご当地怪人はほかにも多数登場するが、訪れる場所に応じて、その地方にちなんだ敵が用意されている。どんな特色が反映された怪人なのかを考えてみるのも、楽しみ方のひとつだ。
難しいクエストも協力プレイで乗り越えよう
本作では、最大4人でのマルチプレイも楽しめる。自分のリーダーに編成したヒーローで、ほかのプレイヤーと共闘することができるのだ。
マルチプレイは、マルチ専用のクエストの中から選択する形式。
また、ほかのプレイヤーのクエストにもマルチプレイで参加可能。この場合、スタミナの消費量が0なので、何度でもイベントクエストに行くことができる。
ご当地が敵になる新しい世界観のRPGだ!
学園モノというテーマではあるが、本作はヒーローの要素がメイン。この組み合わせに、ご当地をイメージした敵というユニークな発想が非常にマッチしていると感じた。
もちろんRPGとしての完成度も高く、遊びごたえあるゲームになっている。
変わり種のヒーローRPGで新しい感覚を楽しんでみたいという人は、ぜひプレイしてみてほしい。
- 使用した端末機種:iPhone 6
- OSのバージョン:iOS 10.3.3
- プレイ時間:約2時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.0
- 課金総額:0円
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