ドラゴン騎士団【ゲームレビュー】

  • ponta
  • 2018年05月14日
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『ドラゴン騎士団』は、かつてMobageで人気を博した『大進撃!!ドラゴン騎士団』の世界観を引き継ぐ新作RPG。遊びやすい戦闘システムやマルチプレイが特徴の本作を、『Wizardry』世代の筆者がプレイしてみたプレイフィールをお届けしよう。

RPG3年ぶりのおっさんが『ドラゴン騎士団』をやってみる

今回紹介する『ドラゴン騎士団』は、いわゆるリアルタイムRPG。かつて、Mobageでサービスされていた『大進撃!!ドラゴン騎士団』の続編である。

前作のキャラクターや世界観を引き継いで、キャラクターデザインやシステムを一新しての登場となる。

ゲームを進めながらカードを集め、合成してキャラクターを強くしていくのは前作と同様だが、アドベンチャーパートが追加され、他のプレイヤーたちと協力して戦うマルチバトルができるようになっている。

そんな今作の舞台は、人、魔、龍の3種族が暮らす「ジーエム大陸」。しかしそこに、動植物をマジュウへと変化させる「暗黒瘴気」を操る絶望の存在「彼」が現れた。

「彼」と同時に記憶喪失の姿で現れた謎の青年「ユウ」。ユウと「彼」の宿命の物語、それこそが『ドラゴン騎士団』なのだ。

タイトル画面は主人公「ユウ」が立ち向かう運命を象徴するかのように、遠くの城を眺める4人の姿が印象的。この冒険の前途の果てしなさと、仲間との絆を象徴しており否が応でも気分が盛り上がる

私事ながら、普段、好んでプレイするのは、シミュレーションゲームとストラテジーで、RPGに触れるのは3年ぶりくらい。

最近のRPGのトレンド、もちろん知るわけもなく、30年前の傑作RPG、PC98の『Wizardry』との比較記事を書いてしまいそうになる。

これを書くのは自分でいいのか。そんな弱気な言葉が脳裏によぎる。編集の方に恐る恐る聞いてみる。

ponta「えっと、無味乾燥なレビューと、攻めたレビュー、どちらがいいですか?」

編集部「攻めてください」

即答。即答である。これはもう、好き放題書かせていただくことにする。

楽々オートバトルで楽しむ物語

ゲームを起動すると、味方の4人の戦士がボスらしき敵と戦う場面から始まる。いきなりクライマックスなのである。

オープニング戦闘シーン。チュートリアルの役割も果たしており、基本的な戦闘のやり方はここで感覚的につかむことができるシステムになっている

早速、「たたかう」コマンドを押そうとするもそんなものはない。「たたかう」コマンドがない。

なんと、敵ユニットをタップするだけで、とりたてて命令をしなくてもオートメーションかつストレスフリーで戦闘が進む仕様。

はー、便利。すげー便利。日進月歩な世の中だ。

そして、ド派手なエフェクトのすえにボスを見事倒す。ボスは封印され、物語は次の場面へ。

それからどれくらいの時間がたったのか。記憶を失った主人公が目を覚ますシーンから始まった。

イケメン白髪の主人公「ユウ」。いかにもモテそうだが……誰だお前は。さっきの戦いにいなかったじゃねーか。前作には登場しなかった新キャラクターでもある

謎が謎を呼ぶ。しかし、この謎を解いていくことがこのゲームのだいご味の1つでもある。

覚醒した主人公の目の前にいたのは美少女。しかも、胸元が大きく開いている。

美少女「ナヴィア」。右手の位置、左手の角度。そのすべてが完璧にあざとい。だがそれが良い(歯を見せた笑顔)

読者諸氏は、記憶喪失後に美少女に介抱されたことはあるだろうか!?

私は残念ながらなく、いつか、いつの日か失うなら記憶しかないと思っていたところに、まさかこんな形で夢がかなうとは。感無量である。

彼女はナヴィアと名乗り、マジュウという名の狂暴化した動植物退治をその任務とする、ドラゴン騎士団の一員であることをユウに告げたのだ。

話の中、そのマジュウが突然、村に出現。

ユウはベッドから飛び出し、手近の武器を掴んでマジュウ退治にのぞむ。

心配するナヴィア。ええい止めてくれるなナヴィア。自分を助けてくれた美少女を守る。男が戦うのにこれ以上の理由はいらぬ。あわよくば立てたい。フラグ的なものを。

本作がそういうゲームでないのはじゅうじゅう承知の上なれど、ナヴィアが可愛いのが悪いよナヴィアが――。

そして始まる戦闘シーン。

覚醒後の戦闘シーン。1匹の蛇に大騒ぎ。ただこの蛇が意外にタフ。やられることはないが、アビリティを使わないと戦闘はやや長引く

オート戦闘ではあるが、画面下部、最大4つの「アビリティ」のアイコンが輝くので押してみる。さっそく発動。

必殺! ヘイトスラッシュ! 大ダメージを敵に与える。やったぜナヴィア今夜は赤飯だ!

さくさくっと、ヘビースネークをやっつけたユウ。ナヴィアからこの蛇をマジュウ化させたのが、「彼」という敵の首魁のせいだと聞く。

かくして、ユウはドラゴン騎士団の一員となって、平和と記憶を取り戻す戦いに身を投じるのであった。

連携技のアークが強い!

その後、戦いを重ねるうちに、ユウのパーティにシグムントという男の戦士、そしてチュートリアル役だったナヴィアが仲間に加わることになる。

人数が増えたことで、ユウはアークという連携技が使えるようになった。これがまたかなり強力で、やたらヒットポイントの高いボス敵を倒すのにめちゃくちゃ有効なのだ。

連携技のアークはかなり強力。このゲームの敵は全体的に雑魚キャラでもタフ。HPをちまちま削っているところにアークで一気にやっつけるのは爽快感の極みである

自動戦闘の中で、任意のタイミングでアビリティを発動させ、要所でアークを解き放つ。

この一連の流れが気持ちよく、クエストの進行にスタミナが不要なこともあり、なかなかゲームのやめ時が見つからないのが困ったもんである。

そのままクエストを進めていくと、一行の前に突如現れたテレサという魔族の少女。

魔族のテレサ登場。でかい。前作の人気キャラでもあるらしいが、それも納得のでかさである。筆者のハートもナヴィアから一気にムービングなうだ

ユウは「見たこともない姿」という独白を入れている。

果たして見たこともないのは肌なのか。それとも違う場所なのか。はなはだ興味が尽きないところではある。

それがどこかを詳細に記すのは、メディアの品位に関わるのでコメントを差し控えさえていただくが、いやーなんというか。でかい。

いや、私も、いつの日か出会うなら魔族だと思っていたのでまさかこんな形で夢がかなうとは。感無量である。

強さがすべてのランキングシステム

本作のキャラクター育成は、戦闘で入手した強化用アイテムか不要な戦士を使って「強化」を行う必要がある。

強化用アイテムでキャラや武具を強化するシステム。戦っても経験値は入らないので注意。敵が強くてクエストが進まないときは周回してアイテムを集めよう

そこで私はさっそく手元の強化用アイテムをテレサに使うこととする。

一気ににレベルが上がる青い肌の少女。それをじっとりとした目で見つめるナヴィア(妄想)。お気に入りのキャラがたくさんいると育成は大変。でもそれがこのゲームのだいご味なのである。

育成はキャラと武具に対して行うことができ、徐々に難易度の高まるクエストのクリアに必須の作業となっている。

キャラクターのカードはジェムを消費してガチャで引くことができるが、ジェムは課金のほか、デイリーミッションをすべてクリアすることでも入手できる。

デイリーミッションをクリアすることでギルと呼ばれるお金を入手できる。ギルを使って武具を購入できる。デイリーミッションを全クリアでジェムをゲット!

また、キャラや武具を強化していくと、「戦力値」が上がり、ランキングに名を連ねることができる。

ランカーは果てしなく遠いが、上位に名前が載るのは憧れる。「いつかは俺も……。」とモチベが爆上がり

期間限定のイベントクエストでは、豪華報酬が無料でゲットできる。ストーリーを楽しみながら、キャラクターを強化しよう。

イベントクエストはシングルバトルだが、ゲストキャラが1人、パーティに参加してくれる

マルチバトルは役割分担が肝!

シナリオを進めるとマルチバトルをプレイできるようになる。マルチバトルでは、ほかのプレイヤーとパーティーを組んで、特定のクエストに挑むことができる。

シングルプレイでも「ディフェンダー(守備特化)」「アタッカー(攻撃特化)」「ヒーラー(回復特化)」の3種の役割に分かれて戦うのだが、マルチプレイではプレイヤーごとにこのどれかの役割を果たしつつ戦うことになる。

リアルタイムにチャットで掛け合いをしながら、回復や攻撃などのタイミングを合わせて戦うのが実に楽しい。

ルームで待機中に会話。「三流」という通り名を付けた自分もアレだが、「期待なし」という通り名をつけたこの人もアレで気が合いそう。美少女の中身は美少女だと夢を見たい今日この頃。フレンドでつながれば友人と一緒にプレイすることも可能だ。最大4人プレイが可能だが、3人でも2人でも1人でもプレイ可能

以上のように、『ドラゴン騎士団』はRPGプレイが3年ぶりのおっさんでも楽しめる仕様となっていた。

ゲーム性はもちろん、シナリオもしっかりしているので、良質なライトノベルを読むような心地よさでプレイすることができるだろう。

Wizardyのように、イラストやストーリーなしで脳内にそれらを描き出す自己完結型RPGも良いけれど、本作のように可愛いイラスト、弾む会話を見る楽しさもある。そんなことを知れたのは幸いであった。

  • 使用した端末機種:iPhone X
  • OSのバージョン:iOS 11.3.1
  • プレイ時間:約2時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.1
  • 課金総額:0円

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