200種以上のカードで自軍を編成し、1対1のバトルに打ち勝て!
本作の戦場となるのは、縦3マス横5マスの盤上だ。そこでカードとなった『World of Tanks』でおなじみの戦車たちを操り、敵のHQ(司令部)を破壊すれば勝利となる。ちなみに、『World of Tanks』ではチーム戦だったが、カードバトルの本作では1対1のガチンコPvPしかプレイできない(練習として報酬なしのCPU戦は可能)。さまざまなカードを使い、戦略を駆使して勝利をもぎとろう。
重要になってくるのが、毎ターン獲得できる「リソース」と呼ばれる数値。これは1ターン内に使用できる総コスト量を示す。場に戦車などのユニットをだしたり、回復や攻撃などのカードを使うには、すべてコストを支払う必要があるので、このリソース量を少しでも増やすことが勝利のカギとなる。ちなみに、リソースの獲得量は、場に出ているHQや戦車などのユニットの数で増減する。簡単に説明すると、場に自軍の戦車がたくさんいるほど、獲得リソース量が増える。そのため、敵の戦車を破壊しつつ、自軍をできるだけ生き残らせるのが戦闘のコツだ。
なお、本作はPCブラウザとiOS版(タブレット限定)の2つに対応しているが、スマホでは遊べないので注意しよう。クロスプラットフォームにも対応しているため、自宅でPCブラウザ版を楽しんだあと、その続きを外出先のタブレットでもプレイするなど、まさに戦車漬けの生活を送ることも可能だ。
さまざまな情報が詰まったカードを解説
プレイヤーの戦力となる、カードの見方を解説する。なお、戦闘に持っていけるカードは30枚。1つのカードにつき最大3枚(カードの能力で、3枚以上編成可能なカードもある)まで、同デッキ内に編成することができる。
戦車には、『World of Tanks』と同じように軽戦車、中戦車、重戦車、駆逐戦車、自走砲の5つのカテゴリに分かれている。それぞれ本作でも、以下のような長所と短所があるので、しっかり覚えて戦略に組み込もう。
軽戦車:各ターン2マス移動可能。斜め移動可能。投入直後に1マス移動可能
中戦車:斜め移動可能
重戦車:そのターン中に敵を攻撃済みの場合、反撃不能
駆逐戦車:攻撃を仕掛ける際も受ける際も、常に先制攻撃が可能。その際に、敵が生存したときのみダメージを受ける
自走砲:任意のスポット中の目標に対して、攻撃可能。反撃不能。自走砲による攻撃を受けたユニットは、反撃不能
新しいカードは、『World of Tanks』ではおなじみの技術ツリーを開発することで入手できる。今のところ、技術ツリーがある陣営は「アメリカ」「ソ連」「ドイツ」の3ヵ国。『World of Tanks』では「ソ連」は高火力で低照準などのおおまかな特徴があったが、本作では特に見られない。その代わり、特定陣営のHQでのみ発揮する能力を持っており、それが各カードの個性となっている。
好成績をおさめて勲章をゲット!
『World of Tanks』であった勲章は、本作でも顕在。HQの残りHPが1で勝利したり、1ターンで4機以上の敵戦車を破壊するなど、そこそこ条件は厳しいが、勲章コレクターの人はぜひ狙ってみよう。
拮抗した戦力を駆使して戦う頭脳バトル
最初は狭く感じた3×5の盤上。軽戦車なら、最速2ターンで敵HQに肉薄することができる。そのためガンガン攻めたいところだが、無理に侵入すると集中攻撃を受けて、虎の子の中・重戦車が撃破されることも。本作をプレイして、ひさびさに戦力が拮抗した、緊張感のあるバトルを満喫できたと感じた。PvPゲームでは、対戦相手との戦力差がたびたび問題視されるが、本作では編集デッキの総コスト量で対戦相手が決定されるので、その点は安心だろう。
あとは、戦車のイラストをもうちょっと大きく見てみたいのと、やはりチハたんがでてこないのは問題だと思うので、ぜひとも大日本帝国軍戦車を実装してほしい。
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