スクリューハメでGO!
昨今では押切蓮介先生の『ハイスコアガール』が大人気であり、ヒロインの大野さんが使っているザンギエフさんに対して、世間からは注目が集まっていることでしょう。たぶん。
そこで、青春時代の多くをザンギエフさんと過ごしてきた僕が、唐突に解説を始めてみることにします。
ちょうど『アニバーサリーコレクション(以下、アニコレ)』も持っていますので、写真も撮れるぜ!
とりあえずストIIシリーズ5作から
ザンギエフさんはこれまで、さまざまなシリーズに登場してきました。
- ストリートファイターIIシリーズ
- ストリートファイターZEROシリーズ
- ストリートファイターIVシリーズ
- ストリートファイターVシリーズ
- ストリートファイターEXシリーズ
- MARVEL VS.シリーズ
- CAPCOM VS. SNKシリーズ
主なシリーズはこれくらい……というか多っ!
今回はひとまず、最初の出演作であるストIIシリーズのザンギエフさんから解説していきましょうかね。
ストリートファイターIIのザンギエフさん
1990年代における、空前の格ゲーブームを引き起こした初代ストII。記念すべきザンギエフさん初登場作品です。
ザンギエフさんのプロフィールは、
- 出身国:ソビエト連邦(ストII当時、現在はロシア)
- 生年月日:1956年6月1日
- 血液型:A型
- 身長:211cm
- 体重:115kg
となっています。身長2メートルです。もう63歳で還暦です。
ちなみに、ストII以外のシリーズだと214cmになっています。モヒカン込みの数字でしょうか。
ファイトスタイルとしてはレスリングで、接近しての投げ技・スクリューパイルドライバー(以下、スクリュー)が驚異的な強さを誇ります。
そして、初代ストIIではリバーサル(ダウンからの起き上がりや、ガード硬直が終わったときの復帰時)で必殺技が出せない仕様のため、小技をガードさせてのスクリューは、入力が完璧なら回避不可能でした。
初代ストIIでは、通常技が弱くダブルラリアット(以下、ダブラリ)で移動もできなかったため、「がんばって接近してスクリューでハメ殺す」というのが超重要、というかこれしかありませんでした。
遠距離戦が弱いので、ガイルやダルシム戦は超大変です。
相手が攻撃を出すタイミングを読んで相打ちに持ち込むとか、ダイエット(詳細はその3で)で対空をかわしてスクリューとか、鋭い読みが求められます。
ストIIでは、CPU戦がメインであまり対戦はされていなかった印象ですが、全体的な相性で見ると、ザンギエフさんは辛い相手が多く、強いとは言えませんでした。
スクリューを決めるまでがひと苦労だったので、ザンギエフさんを使いこなしていた人たちは「職人」として尊敬されていったのです。
立ちスクリューの出し方
順番がおかしい気もしますが、スクリューをジャンプせずに出す方法を解説しておきましょう。
コマンド表を見ると、スクリューは「レバー(もしくは方向キー)一回転+P」となっていて、普通に入力するとジャンプしちゃうだろう、という話になります。
内部的には、レバーが左、下、右、上の4要素を通過していればOKなので、「→↘↓↙←↖↑+P」で出すことができます(逆回転の←↙↓↘→↗↑でもOK)。
要は、3/4回転すればコマンドが成立します。
で、ストIIシリーズでは、レバーを上要素に入れると「離陸モーション→ジャンプ」という流れでジャンプに移行するので、この離陸モーション中にPボタンを押して、コマンドを完成させます。
これで離陸モーションがキャンセルされて、スクリューが出てくれるわけです。
しばらく歩いてから、くるっと3/4回転させて相手を吸い込む「歩きスクリュー」、レバーを弾いて一瞬でコマンドを完成させる「弾きスクリュー」などの応用編もあります。
とりあえず、今回はここまで。次は、ダッシュとターボについて触れていきたいと思います。
この記事、読み返したらほとんどスクリューについてしか書いてないですね。
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