すべては自分の行動次第。クラフト要素を駆使して生き残れ!
タイトルにもなっている「Don’t Starve」とは「餓死するな」という意味だ。『Don’t Starve:Pocket Edition』は、その名のとおり食料確保すら難しい世界をいかにして生き抜くかが目的となっている。
基本的にマップ上を素材を求めてさまよい、集めた素材から道具を作り出すことになる。そうして新たな道具を作り出すことで、迫り来る状況に対応していき、次なる活路を見出していくのがこのゲームの面白さであるといえるだろう。
ファンタジーな世界ではあるが「自然界の厳しさ」のようなものが非常にリアルに描かれており、極限の環境を堪能できるのも魅力の1つ。「サバンナで突然、一人ぼっちになった」感覚が味わえるゲームといえばわかりやすいかもしれない。
各アイコンの説明
本作はチュートリアルはおろか、アイコンが何を示しているかの説明もないなかなかハードな仕様。ここでは各アイコンが何を示しているかを簡単に説明していこう。
特にプレイヤーのステータスを示すアイコンは、かなり環境に左右されやすい。アイコンの意味を知ることで、このゲームがより奥深いものになるはずである。
- 現在の時間:昼間、夕方、夜に分かれている
- 満腹度:時間経過とともに減っていく。0になると死んでしまう
- 体力:外敵からの攻撃を受けると減っていく。0になると死んでしまう
- 正気度:精神状態を表す数値。プレイヤーの行動で増減する。恐怖を感じたりすると減り、しだいに幻覚が見え始めたりする
- 攻撃アイコン:タップすると敵を攻撃できる
- 採取アイコン:タップすると周囲の植物から素材を採取する
- 地図:タップすると地図が表示される
- 一時停止:ゲームを中断できる。セーブや設定変更などはここから行う
- 手持ちのアイテム:プレイヤーが今持っているアイテム。右端は衣服など
- クラフトアイコン:素材を使ってさまざまな道具を作り出せる
素材を集めて道具をクラフト
最初の段階では、敵と戦う武器もなければ、飢えをしのぐ食べ物もない状態。周りにある草木や石などの素材を集め、道具をクラフトしていきながらさまざまな事態に備えていくことになる。
集めた素材で道具を作ることができる。素材を採取するためのものや火を灯すもの、動物を捕獲する罠など種類はいろいろ
さまざまな道具をクラフトしてそれを使っていくのがこのゲームのキモ。作れる道具には下記のようなものがある。これらを駆使して過酷な環境を生き抜こう。
- オノ、ピッケルアイコン:木を切るオノや岩を砕くピッケルなど、資源の収集ができる道具を作成できる
- 炎アイコン:火を灯すための道具を作成できる
- 縄アイコン:動物や魚、虫などを捕らえる罠を作成できる
- 科学アイコン:さまざまな機械を作成できる
- 武器アイコン:敵を攻撃するための武器を作成できる
恐怖の夜がくる前に……
自然界同様、夜は非常に危険なもの。画面が真っ暗になり、黙っていると何者かから襲われてしまう。なんの対策もしていないと1日目すら生き残れないほどだ。
そこで、炎マークのアイコンから、明かりを灯すための道具を作れる。これを使って長い夜を超えてみよう。
不具合なのか昼間と表示されているが、画面は夜。真っ暗の中黙っていると何者かに襲われて死んでしまう。これの対策として火を灯す必要がある
全体的にダークな世界観や、ちょっとしたことで死んでしまう難易度であるため、あまり万人受けはしない内容。しかし、難易度が高いだけに、絶望的な状況を道具を駆使して乗り越えられたときの達成感は非常に爽快。昨今の親切設計なゲームに物足りなさを感じているユーザーや、コアなローグライク好き、サバイバルアクション好きにはかなり楽しめる内容となっているといえるだろう。
- 使用した端末機種:iPhone 5
- OSのバージョン:iOS 9.1
- プレイ時間:約2時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.5
(C)Klei Entertainment