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前回の続き。
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■総指揮の心得
とりあえず前回は「参加者の理解度を浸透させる」ことだった。
その続きから書きたい。
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■総指揮心得二つ
声の出し方を決める。
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声の出し方というのは非常に重要。
人数が多ければ多い程、誰がどの声かというのが混乱しがちだ。
さらに興奮したりすると必ず「敵いっぱい!ヘルプ欲しい!」と言う者も多々見てきたが、その後必ずと言っていいほど「どこに何人必要なんだ」と怒号が飛び交う。
声を出している本人以外はその場がどういう状況かというのがわからないということを自覚せねばならぬ。
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これはVVIPでも導入されているが、必ず声を出すと時は、
①場所はどこか
②敵の人数は何名か
③どうしたいのか(ヘルプが欲しいのか、カットで耐えれるのか、手持ちぶたさなのか)
この3つを端的に伝えるのが鉄則である。
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①は声出しの際に癖にするといい。
②は結構難しいのだが、大体の人数でいい。
各持ち場に何名くらい配置されているのかが理解できているのが前提、10名配置しているところに20名来たという報告があれば、遊撃隊を1チーム派遣すれば済むのか、それとも2チーム出さないといけないのかなどの判断が可能になる。
③が意外と忘れがちなところだ。
声出しメンバー、小隊がどうしたいのかが分かれば、総指揮としてもどうするかを判断しやすいわけだ。
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■総指揮心得三つ
マップをよく見る。
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これも地味に必要なことだ。
ドラブラについては自分周辺しか見れないのであまり意味がないかもしれない。
だが、サークル戦などは参加人数が多く、敵のグラフィックが表示されないことなど多々ある。
持ち場がクリアになったと思ったら、実はマップ上に赤点(敵)が表示されていてクリアになっていなかったということもざらにある。
まぁこれは総指揮というより全員に最初に共有しておくといいという話だが。
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■総指揮心得四つ
敵主力がどこに集中しているかを把握する。
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これが最も難しいところ。
大量の人数差などの場合は通用しないが、常に敵の主力がどこにいるかを把握する必要がある。
敵の主力がいる場所が分かれば、そこ以外は手薄という事になる。
これは我の持論だが、試合が拮抗している場合、基本的に敵の主力がいる場所を後追いするように動くと大抵負ける。
どうしても後手に回ると相手に先に手を打たれてしまうからだ。
敵主力がいる場所と逆サイドを常に狙うという考え方が望ましい。
これも難しいところだが、逆サイドを狙いつつ、味方主力ないし遊撃を敵主力の場所に当てにいくのか、それとも最低限ぶつけて逆サイドに集中させるのか。
とにかく逆サイドを上げるという考えを持つことが重要だ。
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■総指揮心得五つ
楽しむ。
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常にこれは我が言っていることだが、楽しまなければ意味がない。
ふざけているように聞こえるかもしれぬが、楽しんでこそ心に余裕ができ、正常な判断や指示が出せるというものだ。
もし負けたとしても最終的に楽しめたらそれはそれでいい、次にもっと楽しくなるように動けばいいのだから。
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■Castra戦
さて、総指揮について述べたが、実際やろうとするとなんやかんや緊張するものである。
そして実際のCastra戦、我が率いるBチーム。
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結論から言ってしまうと、
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相手は誰も来なかった。
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いや、こういう書き方をするとさも相手が逃げたかのように見えてしまうので訂正する。
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我のチームは戦いに勝つよりもチームとして勝つことを優先し、相手の手薄そうなところい入ったに過ぎない。
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これは事前準備でVVIPとして決まっていたことだ。
せっかくの総指揮なのにこれはこれで残念、もう少し征服の地については方法がないものかと思うところではあるが、敵がいないことを確信し、即座に全拠点の占領を行ってVCの場所を移動した。
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今回、VVIPのA・Bチームは勝利のために手薄な場所に入った。
それはCastraも同じだ。
必ず2勝できる戦場を互いに獲得した状態。
そうなると、3勝目は自然とエースが集うチームとのぶつかり合いになる。
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VVIPの主力を集めたCチームとCastraとの戦い。
本来であれば入ってでも見たいものだったがそうはいかない。
Cチームの緊迫したVCにミュート状態で息を殺して見守る面々。
戦闘力的にはあまり役に立てないと言っておきながら、参戦できないのはそれはそれで悶々とするものだ。
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祈りながら聴くVC。
Cチームの様子は中盤まで順調であったが、終盤より少し手前で拠点数を逆転されたらしい。
しかも本当に僅差。
互いに9000ポイント以上を獲得している状態で、あと1回ポイントの更新が入ればVVIP勝利!というところだったのだが。
最後の最後にCastraが乾坤一擲で中央ボスを撃破し、逆転負けを喫してしまったのだ。
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VCはミュートにしていたものの、その報告を受けた時思わず「まじか」とため息をついてしまったものだ。
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本来であれば戦いの様子などを書きたいところなのだが、如何せんその戦場には入れなかったため承諾してもらいたい。
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これでCastra戦は2勝2敗のイーブンとなった。
いやはや、これはこれで面白くなってきたところだ。
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Castraの面々にはこの場を借りて感謝と敬意を。
次こそは再び全力をもってして倒すのみ。
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■声出しのすすめ
征服の地は残念であったが、全力を出し切ったので文句はない。
VVIPのいいところは変にネガティブになったり責任の擦りつけ合いをしないところだ。
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今回はあまり戦場での場面を描けなかったので「総指揮」というものについて書いたが、総指揮並びに声出しというのは何が良いか。
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それは偏にモチベーションが上がることだ。
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声出しは怖い、責任が重いというイメージを持たれがちだが、我からすると声出しの本質はコミュニケーションだということ。
コミュニケーションをとることで自らもテンションが上がり、楽しくなるのではなかろうか。
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最近ではどこもかしこもメンバーの空きを補うために合併などが繰り返されている。
中にはモチベーションが下がってきた者もいるだろう。
声を出してみるというのもまた違ったコンテンツとして新鮮さを味わえるに違いない。
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ゲームのアップデートを待つだけではなく、自分の遊び方もアップデートしてみることを勧めたい。
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以上。