Discordコミュ運用術:リアクションロールを使ってみよう【機能編4】

「Discordコミュニティ運用術」の第4回は、「Discord」で役職(ロール)を自動付与できる「リアクションロール」について紹介していきます。

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Discordコミュ運用術:リアクションロールを使ってみよう【機能編4】

監修:ささもん(Appliv Games)

ゲームライター歴10年。ゲーム公認Discordコミュニティの管理人として、数万人規模のサーバー運用経験あり。

ゲームはジャンル問わずプレイするが、その中でもゴルフゲームが得意。解説役としてテレビにも出演。

書籍「Discord活用ガイド」(2023年7月6日発売)では、IP公認コミュニティを成功に導いたDiscord運用者としてインタビューも受けている。

■目次

・リアクションロールってなに?
 └Carl-Botを導入しよう
 └リアクションロールの設定方法
 └送信したメッセージを確認しよう!役職(ロール)と権限でできることはこちらDiscordコミュニティの運用をご検討中の企業様へ

リアクションロールってなに?

リアクションロールというのは、チャットに絵文字でリアクションをすると、自動でロールを振り分けてくれる機能のこと。

例えば、「MMORPGの攻略担当を決める」という目的で、各メンバーにゲーム内の職業「剣士」「魔法使い」「狩人」の3つのロールを振り分けようとします。

これをリアクションロールでやろうした場合、作成するチャットはこんな感じになります。

MMORPG攻略ギルドにようこそ!

まずは、自分の攻略したい職業を決めてね!職業を選択すると、自動でロールが振り分けられるよ!

①剣士
②魔法使い
③狩人

⇩番号の絵文字を押すとロールが決まるよ!
  

対応するロールをリアクション(絵文字)に設定して、ギルドメンバーがそれをポチッと押すだけで、Discord内でそのロールをもらうことができるといった流れです。

これを使うと、ギルドに新しく入ったメンバーに自分でロール設定をしてもらうことができるため、特に大人数のコミュニティを作ったときのメンバー管理が楽になります。

必須とまではいかないですが、使えるようになると結構便利なので、気になる人は使い方を覚えておきましょう!

Carl-Botを導入しよう

リアクションロールを使うには、Carl-BotなどのBOTが必要になります。

Carl-Bot公式サイトにアクセスすると、トップページにダッシュボードへのリンクがあるので、そこからDiscordアカウントでログインしてください。

ログインが完了すると、サーバー選択画面になるので、Carl-Botを導入したいサーバーを選択。BOTの招待画面になるので、そのまま認証しましょう。

アイコンがカラーになったら導入完了。再度サーバーを選ぶとCarl-Botのダッシュボードが起動します

リアクションロールの設定は、このダッシュボードで行うので、すぐに使えるようにBookmarkなどに登録しておきましょう。

リアクションロールの設定方法

実際にCarl-Botを使いながら、リアクションロール設定の手順を紹介します。

先ほど例に挙げた「剣士」「魔法使い」「狩人」の3つのロールを振り分けるリアクションロールを作っていきます。

1. UTILITYの「Reaction roles」から「+Create reaction role」を開く

ダッシュボードを開いたら、左の「UTILITY」カテゴリから「Reaction roles」を選択。ここにある「+Create reaction role」というメニューから、リアクションロールの設定ができます。

2. 「Mode」で送信先のチャンネルを設定する

設定画面が開いたら、Modeの「Please select a channel」からリアクションロールのチャットを送信するチャンネルを選択します。「Post embed」はそのままでOKです。

3. 「Content」にチャットのメッセージを入力

Contentの「Enter some content」に、リアクションロールのチャットで送信するメッセージを入力します。メッセージに絵文字を使う場合は、「:」を使った絵文字のコード(エイリアス)で入力してください。

4. 「Add emoji」で絵文字に対応するロールを選択

「Add emoji」からリアクションに使う絵文字を選択後、「Select option」で絵文字に対応するロールを選択します。「Add emoji」を押した分だけリアクションが追加されるので、設定したいロールの個数分を追加しましょう。

5. 「Message type」でリアクション複数選択時の動作を決める

Message typeでは、チャットのリアクションを複数選択したときの動作を設定できます。使うことが多いのは「normal」と「unique」の2つで、それぞれ以下の動作になります。

  • normal:複数選択可。選んだ数だけロールが付与される
  • unique:複数選択不可。新しく選ぶと、前のロールが消滅します

下の2つの項目では、リアクションロール機能を利用制限を付けられます。今回は使わないので、そのままでOKです

6. 「Create」でメッセージを送信

すべての入力が完了したら「Create」をクリック。設定したチャンネルにリアクションロールのメッセージが送信されます。これでリアクションロールの設定は完了です。

送信したメッセージを確認しよう!

メッセージを送信すると、DiscordにCarl-Botからメッセージが送られているはずなので、確認してみましょう。

こんな感じでチャットが表示されてたらOKです

あとは、チャットの下にあるリアクションを押すと、それに対応したロールが自動で振り分けられます。

チャットにあるリアクションをポチッと押すだけで、自動でロールが付与されます

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