恋愛シム要素もあるドリフトレースゲーム
実際の車の運転には、ハンドリング以外にもアクセルやブレーキ、ギアチェンジなど複雑な要素が絡み合っている。レースゲームとしてそれらを再現する場合、リアルに寄りすぎると操作が複雑になってしまうが、『ドリフトガール』はそのあたりをかなり割り切って作られており、シンプルな操作でレースの爽快感が味わえるゲームデザインに仕上げられている。
ドリフト時にボタンを押し始めるタイミングと、カーブの終わりで指を離すタイミングのコツさえ覚えてしまえば、アクセルやブレーキなど操作することなく、簡単にレースが楽しめるようになっている。スマートフォンならではのインターフェイスともいえるが、単純ながら白熱したレースが体験できるのはうれしい。
ヒロインとのデートも楽しめる
『ドリフトガールズ』とタイトルにもあるように、レース以外の要素として30人以上のヒロインがゲーム中に登場するのも本作の特徴だ。彼女たちの声を担当している声優陣も、下記のように豪華な面々だ。
参加声優
潘めぐみ/渕上舞/木村遥/明坂聡美/本多真梨子/楠田亜衣奈/内田彩/田中美海/田所あずさ/鶴ひろみ/沢城みゆき/大坪由佳/青山吉能/諏訪彩花/上田麗奈/照井春佳/松嵜麗/松井恵理子/小松未可子/小見川千明/種﨑敦美/山村響/山崎はるか/佐々木智代/五十嵐裕美/久保ユリカ/喜多村英梨/加隈亜衣/奥野香耶/遠藤ゆりか/M.A.O/Lynn
エピソードを進めていくことで、新たなヒロインが続々と登場する。条件を満たして彼女たちと連絡先の交換をすると、デートができるようになる。また、ヒロインたちはマスコット的に好きな女の子を選ぶというだけの役割ではなく、車に同乗させることでステータスを上げるといった要素がある。
ちなみにヒロインを同乗させるには、デートを繰り返して好感度を2以上に上げておく必要がある。ヒロインがすねいているときなどは、同乗してくれないこともあるので注意しよう。
デートではヒロインとごとに好みの車や場所があり、それらを選ぶことで好感度を上げていくことができる。デートの途中で出現する選択肢を間違えたり、好みの場所ではないところに誘うと怒って途中で帰ってしまうなんてこともある。上手にデートを続けて好感度を上げていくことで、お泊まりデートも可能に……!? このように、ちょっとした恋愛シミュレーション的な要素も盛り込まれているのが、本作のユニークな点だ。
テクニック+カスタマイズでレースを有利に
レースで勝利をつかむには、テクニックを磨くだけではなく、車のカスタマイズも必要になる。ゲーム中、さまざまな種類の車を入手する機会があるが、それらを材料に合成して、自分の車を最大10レベルまで強化していくことが可能だ。
また、レースをしていくことで、熟練度が蓄積されて車の性能も上がっていく。この熟練度が最大値かつ10レベル同士の車を合成させることで、さらに1つ上のランクに上げることもできる。ただし、熟練度やレベルは最初からとなる。
そのほか、パーツを装着させて性能を向上させたりデカールやカラーを変更することもできる。ヒロインごとに好みの車があるので、レースとは別にデート用の車を作っていくというのもありかもしれない。
多彩な6種類のレースモード
メインとなるのはエピソードレースだが、それ以外にも複数のレースモードが用意されている。
- パーツレース:報酬でパーツが入手できる
- タイムアタック:エピソードレースをプレイ中、まれに出現する。勝利すると3倍のコインを手に入れることができる
- ウィークリーレース:毎週開催されるタイムアタックレース
- ワールドツアー:プレイヤー同士での対戦
- イベントレース:出場するレースを選んで賞金を稼いでいく
エピソードレースで行き詰まったときは、これらのモードで気分転換してみるのもいいだろう。
今回のレビューではiOS版をメインにプレイしたが、Android版でもプレイフィーリングやゲーム性にほとんど違いを感じることはなかった。いずれも操作性がよく、ストレスなくプレイすることが可能だ。
初回のみ大量のデータをダウンロードする必要があるが、その間表示される女の子に投票して順位が決められるようになっており、これもなかなか面白い。どんなキャラクターが登場するのか、このときにチェックしておくのもいいだろう。
- 使用した端末機種:iPhone 6s / Xperia Z2
- OSのバージョン:iOS 9.2 / Android 4.4.2
- プレイ時間:約6時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.50
- 課金総額:0円
(c) NHN Entertainment