巨大スクリーンを従えた「啓示の夜のパワーキューブ」がそこに
ワタクシ、30日に現地に行ってまいりました。CEOのハンケ氏の出演するニコ生番組や、川島氏による実況などもあり、久しぶりに朝からガッツリIngressな1日を過ごしました(31日には“たくましい”須賀氏によるIngress都市伝説の解説も。そちらは自宅でニコ生中継を見ました)。
会場ではすべてのブースからにぎやかな実況が響き渡っており、コスプレした方含め、大勢がブースに詰めかけておりました。そんな中、ワタクシが目指したのはもちろん「Ingress」のブース! ゲームの祭典に、Ingressはゲームアプリとして参加していたのです。
ずんずん歩いて行くと、目の前に現れたのは背後に巨大なスクリーンを備えた「啓示の夜のパワーキューブ」。聞き慣れたスキャナの音が響き渡り、周辺のブースとは明らかに異なった、なんとも不思議な雰囲気を醸しておりました。天井からはキューブを囲むように青や緑のレーザー光線が発射され、床に円を描いておりました。手をかざすと一瞬赤く色を変え、なんとも危険な雰囲気。背後のスクリーンでは、周辺の状況がポータルごとに映し出されており、状況が色とその濃さでわかるようになっていたほか、デプロイしたAGの名前が映し出されていました。ニコ生解説者の方のお話によれは、「ちなみに、ここはブースではないです。あるとき突然エキゾチックマターが湧いて……」とのこと。
「啓示の夜のパワーキューブ」を見たのは2度目
「啓示の夜のパワーキューブ」を見るのは、六本木の国立新美術館に次いで2度目。第18回文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門でIngressが大賞をとり、その展示が「啓示の夜のパワーキューブ」だったのです。AGとしてはリアルなパワーキューブがそこにある、というだけでけっこうコーフンするものです。しかも、それがポータルになっているとなれば黙っていられません。
国立新美術館のときも、集まったAGが両陣営入り乱れてのオーナー争奪戦になっていたのでした。あのときは、他にも用意された近隣のポータルと色がそろうと、その陣営あてのメッセージが表示されるという仕掛けも盛り込まれていました。しかし、まだレベル8になったばかりだったことや、来場記念にとにかく「啓示の夜のパワーキューブ」のオーナーになろうと攻撃しまくっていたため(その場のみんな!)、仕掛けそっちのけだったのを覚えています。
「啓示の夜のパワーキューブ」てなんだ?
ところで「啓示の夜のパワーキューブ」ってなに? って思いませんか。そんな方はYouTubeの公式動画を見ておきましょう。「啓示の夜」と呼ばれる2012年11月30日、オリバー・リントン・ウルフ博士によって、研究所がかつてないほど大量のXMで被爆したとのこと。そして、影響を受けた人がうんぬんかんぬん……。物語はそこからスタートしており、つまりこのゲームの背景を表すオブジェが「啓示の夜のパワーキューブ」ということみたいです。パワーキューブの中にはXMが詰まってますからね。
ワタクシは、その日朝から片道1時間半かけて、自ら進んでXMを浴びに行ったというわけです。そのせいか、その日開催されたアノマリーでは、1回戦目(12時40分から13時まで)こそ写真を撮ったりしていたものの、2回戦以降は完全にAGとして参戦してしまいました。たぶんXMのせいです。
初戦はレジスタンスが制す
ポータルの奪い合いは、12:40~13:00、13:40~14:00、14:40~15:00、16:40~17:00(30日の場合)の1日4回。各20分間のどこかで、どちらの色になっているかが計測されます。どのタイミングかは知られません。計測の結果、全18個のポータルのうち色が多い方が勝ちというルールです。ポータルの状況はスクリーンに反映されるため、非常に見応えがありました。
2戦目からエンライテンドが盛り返す!
2戦目からは「啓示の夜のパワーキューブ」前から参戦。久しぶりにサクサクとAXAシールドが欠けていく場面を目撃しました。GPSのブレに泣かされつつも、AXAとレゾのわんこに応戦、レベル6以下のレゾネーターを全部使い果たしつつ、陣営色の維持に成功。その日は2~4戦を全てエンライテンドが勝利しました。仙台のアノマリーでごいっしょさせていただいたAG夫婦とも合流することができ、かなり本格的な気分で楽しめました。
特に3戦目は、開始早々ワタクシの1レゾが火を噴いた!(笑) AXA4枚なんて状態ではオーナーになるの難しそうだなとあきらめていたので、これはうれしかったです!
それにしても20分間戦うのって、ものすごい消耗戦ですよね。通常のアノマリーの計測時間は10分なので、いつもの倍! これはアイテムが足りず辛い(苦笑)。 そのせいか、「啓示の夜のパワーキューブ」では頻繁にフラッカーが焚かれておりました。役に立ってたなぁ、フラッカー。
忘れられない日に
その日は現地で初めてごあいさつした方もいて、また知り合いが増えました。そして、もう1つ忘れられない出来事が。会場で偶然にもハンケ氏、川島氏、須賀氏のお三方がそろった場面に遭遇し、記念写真を撮っていただけたのです。3人いっしょなんて大感激! 特にハンケ氏はそれまで1度もお目にかかったことがなかったので、目の前にいらしたときは、緊張とうれしさであわあわしてしまいました。今回の密かな目的は「ハンケさんに会えたらいいな」だったので念願叶って幸せでした。
感激の勢い余って、帰宅後に浜松がサテライト会場になっている次のアノマリー「Obsidian」(2月27日開催)のVRキットをオーダーしてしまいました。い……行けるようにがんばらなくては!!
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