大集合!ワイワイパーティ【ゲームレビュー】

GameBankより2月15に配信が開始された『大集合!ワイワイパーティ』は、ミニゲームでためたポイントが実際の商品やクーポンと交換できる新しい形のパーティーゲーム。「ゲームで稼ぐ」(稼ゲー)という新たなスタイルに挑戦する本作を紹介していこう。

ゲーム内ポイントが商品に! 新ジャンルの稼ゲー

『大集合!ワイワイパーティ』はオンライン上のプレイヤーと多彩なミニゲームで対戦、協力していくパーティーゲーム。ミニゲームで獲得したポイントが実際の商品やクーポンなどと交換できるという画期的ともいえる仕組みを実現させた作品となっている。

タイトル画像のように多くのプレイヤーとの交流が楽しめる作品。ゲームというよりはコミュニティサイトのような印象

(c)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
数あるミニゲームをプレイしてゲーム内ポイント「ワイワイPts」をためていく。コラボ系のミニゲームも存在しており、リリース時点ではあの「パックマン」のゲームも遊ぶことができる

ゲームをプレイしてお得なクーポンを獲得しよう

本作の最大の特徴は、やはりミニゲームで獲得したポイントを実際の商品やクーポンなどと交換できるという点である。目玉ともいえる、交換や抽選でもらえる商品もさまざまなものが用意されており、コンビニのちょっとしたものから海産物、旅行券まで非常に多岐に渡っている。

食品やギフト券など、コンビニやネットショッピングで使えるようなものが多い。Amazonギフト券はかなり人気があるようなので交換するならお早めに

「ワイワイPtsを消費して抽選を受ける権利がもらえる」という商品もある点には注意。旅行券などの高額商品は抽選となるようだ

交換から商品受け取りまでの流れ

ポイント交換の流れも簡単に説明していこう。基本的にはソーシャルギフトサービスサイトを利用したものとなるようだ。

  1. ミニゲームをプレイしてワイワイPtsをためる
  2. 「商品交換所」でワイワイPtsと商品を交換する
  3. 「商品交換所」の「獲得商品」画面で「商品を使う」をタップする
  4. ソーシャルギフトサービスのサイトに遷移するので、そこで商品を受け取る(受取方法などは商品により異なる)

ゲーム開始30分程度のプレイでも、ちょっとした商品なら交換可能になる。思いのほか商品交換へのハードルが低いことには驚かされた

豊富なミニゲームはそれぞれが面白い

本作は多くのミニゲームを遊べることができ、それぞれがちゃんと面白いという点が好印象。いずれもスマホならではのシンプルな操作でプレイでき、幅広い層が楽しめるものとなっている。現時点でプレイできるものをいくつか紹介していこう。

ミニゲームにはスタミナ(時間で回復するポイント)を消費することで挑戦できる。難易度は「初級」「中級」「上級」と選択可能。基本的に初級は1人でプレイ可能なので、まずはここで練習してみよう

トロッコクエスト

トロッコに乗りながらクイズに答えていくミニゲーム。制限時間内に進んだ距離が最終的なスコアとなる。選択したジャンルのクイズに答え、連続で正解するとトロッコが加速するので、正解すればするほどスコアが伸びるという仕組みになっている。

中級以降は仲間と協力してスコアを伸ばすことを目指していく。クイズのジャンルは選択可能なので、自分の得意そうなものを選んでみよう

タクティクスビンゴ

ビンゴと城攻めがワンセットになったミニゲーム。4人でビンゴをし、先に数字がそろったプレイヤーが他のプレイヤーの城へ攻撃することができる。3ラウンド(ビンゴ1回が1ラウンド)終了時点で城の耐久値の高いプレイヤーの勝利となる。

各プレイヤーは自分のターンがくるたびに手持ちのビンゴカード内にある数字を選択できるので、それでビンゴしやすいものを選んでいく。ただし、複数同時にビンゴすると攻撃力が上がるというルールがあり、あえてビンゴさせないという選択肢もある。ゲーム名のとおり状況に応じた戦略が必要になるものとなっている。

ビンゴすると相手の城へ攻撃することができる。城の耐久値にはマイキャラのHPが加算されるので、装備などで強化しておくと有利になる

当然、リーチ数が多いほうがビンゴしやすいが、あえて複数のビンゴを狙って真ん中を後にするという選択もある。相手のリーチの状況によって見極めていこう

パックマンハイスコアバトル

「パックマン」とのコラボゲーム。GameBankは株式会社バンダイナムコエンターテインメントが実施している「カタログIPオープン化プロジェクト」へ参加しており、今回のコラボはその一環として行われている。

カタログIPオープン化プロジェクトとは

「カタログIPオープン化プロジェクト」とは、バンダイ・ナムコ統合10周年記念企画として、株式会社バンダイナムコエンターテインメントが実施している、ネットワークエンターテインメントのさらなる事業領域の拡大を目的とした取り組みのこと。クリエイター登録することで、カタログIP(同社保有のオリジナルIP)17タイトルを使った二次創作が、デジタルコンテンツの領域において可能となる。参加には、クリエイター登録が必要。また、作品の公開は日本国内のみとなる。

公式サイトURL:https://open.channel.or.jp/

ゲーム内容はあの「パックマン」そのもの。「パックマン」を操り、画面内のクッキーを食べながら敵から逃げ続ける。クッキーやフルーツなどのアイテムを取るたびにスコアが上昇するので、制限時間である3分をいかに逃げ、いかにアイテムを取るかが重要となる。

ポイントは「P」マークのクッキー(往年の名前どおりならパワーエサ)で、これを食べると敵が一定時間弱体化し、「パックマン」が触れると倒せるようになる。敵に追い詰められたときなどに使えると効果的。

(c)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
ゲーム画面はまさに「パックマン」。フリックで曲がる方向を選択できる。角の手前などで事前に曲がる方向へフリックしておくとスムーズに逃げられる。敵が近づいてきたら「P」周辺にとどまり、引きつけてから獲得して倒してみよう

(c)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
フルーツは中央の敵が多いところに出現する。リスクは大きいが、スコア表下段の「ディグダグ」「マッピー」「ワギャン」などバンダイナムコエンターテインメント往年のキャラクターたちはかなりの高得点。捨て身で取りに行ってもいいかもしれない

それぞれの楽しみ方ができる豊富なソーシャル要素

ソーシャル性が高い点も本作の魅力であるといえる。ミニゲームで協力、対戦するのはもちろんのこと、チャットや、フレンドに加え、アバター、箱庭、サークルなど、SNSとしての機能も多く存在している。ポイント交換以外にも、ゲーム内の仲間とコミュニケーションをとる楽しさもあるといえるだろう。

プロフィールなどを設定できる他、「トーク」機能もあるためプレイヤー間で自由に会話可能。SNSとしてじゅうぶんな機能が備わっているといえるだろう

ガチャなどで入手できる装備で、アバターである「マイキャラ」の見た目を変えられる。装備は衣装として楽しめるほか、ミニゲームで有利な効果も発揮してくれる

自分の部屋である「マイルーム」はゲーム内のさまざまな場面で獲得できるオブジェクトを自由に設置できる。他のプレイヤーの部屋も見れるので評価し合うという面白さもある

本作は「ゲーム内ポイントでクーポンがもらえる」というところがクローズアップされがちになってしまっているが、ミニゲームやSNS要素などもきちんと作られている。ポイントうんぬんを抜きにして、パーティーゲームとして非常に楽しめる内容となっている。

ミニゲーム自体は1プレイ3分程度で終わるものが多く、ちょっとした時間で遊べるものがほとんど。すき間時間にミニゲームを遊びながら、こつこつポイントを稼ぐといったプレイスタイルは多くのユーザーに受け入れられるのではないだろうか。

特にSNS機能が充実していることもあり、社会人や学生もそうだが、意外に主婦層にも響くかもしれない。さまざまな層を取り込んでどういった発展をしていくか、今後が楽しみな作品となっている。

  • 使用した端末機種:Galaxy S6 edge
  • OSのバージョン:Android 5.0.2
  • プレイ時間:約2時間
  • 記事作成時のゲームのバージョン:1.0.1
  • 課金総額:0円

(c)GameBank Corp.