剣の道を会得せよ! 独特な操作感が楽しいスマホならではのアクション
武侠アクション『説剣』では、プレイヤーは剣客となって、剣の道を究めるために人里離れた山奥にある道場に入門することに。次々と出題される剣の修行をこなしていくゲームとなっている。古代中国の雰囲気が漂うゆるやかな音楽と、水墨画を意識した独特なグラフィックが、孤独な修行に挑むストイックな気分を盛り上げてくれる。
山の裏手に許可なく入ることを禁じられた古い祠があった。剣の師につれられて禁断の祠に入ると、そこにはいくつもの剣が。そして、師は流派の極意を語り始める……
いったん決めた難易度はストーリークリア後でないと変更不可
ゲームを始めると、まずは難易度の設定画面が表示される。選べる難易度は、宋師(ハード)、古参(ノーマル)、新参(イージー)の3種類だ。この難易度はメニューで再選択可能だが、ストーリーモードをいったんクリアしないとそのメニューが出現しないので、最初は新参を選ぶことをおすすめする。
まずは操作の感覚を理解するためにも、最も簡単な新参を選択するのがベター。ストーリークリア後に出現するメニューから難易度アイコンをタップすることで、別の難易度でプレイできるようになる
修行その1:學劍
ものに本末あり、ことに終始あり。グランドマスターと名を馳せた宗師にすら、その原点がある。十年間、創始者の宗師は剣の道に精進した。横に切り込み、縦に振り下ろす。その技と型。
最初は長剣を使って、剣先を自由自在に操るための修行だ。画面に表示された手本に習い、スワイプで剣を動かす方向を決めてガイドに沿った剣裁きをマスターしよう。まるで子供のころに誰もが体験する、習字のような感覚だ。
画面のどの位置でも構わないので、手本に従った方向の通りにスワイプし、剣を振ろう。手本の動きが変わるタイミングで、再びスワイプして剣の動きの方向を変えればOK。なめらかな動きを意識して剣先を動かし、すべての課題をクリアしよう
修行その2:伐劍
宗師は社会の弱者を哀れみ、常に心を砕いていらした。そんな時に偶然の巡り合わせで、この名剣を手にされたそうだ。この剣は青銅製で、鉄をもざっくり切り落とすとんでもない剣だ。普通の武器ではけして、この剣の一撃に絶えることは無理な話だ。
次の修行は、青銅の剣を使い、敵の攻撃を弾く修行だ。画面に現れるいくつもの剣筋を見極めて、スワイプで敵の剣を跳ね除けていこう。
次々と現れる敵の剣筋に1つずつ対応していては間に合わない。複数の剣筋の動きを見極めて、1度のスワイプでまとめて弾いていく必要がある
修行その3:悟劍
武器の切れは人の眼光の鋭さにおよばぬ。攻めるからには、必ず打破するべし。相手の隙を攻め、敵の先手を阻むのだ。剣法の精進を求め、宗師は名剣を捨て、軟剣に剣の道を追求したのだ
3つめは、柔らかくてしなりのある軟剣を使った修行だ。始点から順に指示されたポイントを突破して、敵の弱点を一気に討つべし。表示された順番に指示の色が変化していくので、これを見逃さず、スワイプでなぞるように敵の弱点となる丸いアイコンを目指して斬りつけよう。
指示の印を縫うように、なめらかにスワイプするのがコツだ。手が止まってしまうと敵に斬りつけられ、失敗になってしまう
修行その4:覇劍
外的の侵略から国を守るため、師祖は正義軍を率い敵に果敢に挑み、この剣を振り回し戦場で無敵を誇った。
4つめは、黒く巨大な大剣を使った修行だ。画面に現れる剣筋を、すばやい大剣のひと振りで斬りつける。無数に現れる剣筋をまとめて斬れるタイミングを狙って一刀両断!
大剣を振り下ろして、敵の剣筋をすべて斬りつけよう。表示されたすべての剣筋が、こちらの攻撃範囲内に入るタイミングと、振り下ろす方向を考えてスワイプするのだ
さらなる高みを目指して修行は続く……
修行はこの先、「撲劍」から「無劍」へと続き全ステージクリアとなる。イージーモードの新参でチャレンジして2時間ほどかかったが、感のいい人なら30分くらいでクリアできるだろう。音楽も壮大で、シンプルに描かれたグラフィックながら、思いのほかハマリ要素が強い感じだ。
敵のグラフィックなどが表示されるわけではないので、アクションゲームながらプレイ感覚はパズルゲームに近い。瞬時に判断を求められる点も、慣れてくるとかなり面白い。有料タイトルとしては若干の不足も感じるが、ほかのプラットフォームではあまり存在しないスマートフォンならではのアクションゲームなので、ぜひ1度体験してみてほしい。腕に自信のある方は難易度の高い宋師のモードにチャレンジして、真の達人を目指してみよう。
- 使用した端末機種:iPhone 6 / iPhone 5c
- OSのバージョン:iOS 9.1
- プレイ時間:2時間
- 記事作成時のゲームのバージョン:1.01
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